2018/06/06
ニコンP340とオリンパスXZ-10の撮り比べ(2)
カメラが届いた昨日はもう暗くなってしまっていたため、一夜明けて改めて明るい中で撮り比べ。
新しいカメラは色味の設定(微調整)などを煮詰めるのに時間がかかる。
操作の面では、P340はXZ-10に比べると連写速度は速いのだが、書き込みに時間がかかり、次のショットに取りかかるまでに間が空くのがイラつく。動画の質は音声も含めてコンパクト機としては非常に優秀だと思うが、撮り始めまでに間が空く(しかもその間、モニターがまっ暗になる)ので、チャンスを逃しやすい。
XZ-10に比べるとスッキリときれいな画像になることもあるが、緑が多い草むらや林を写すと途端に色味が浅くなり、薄っぺらな印象の写真になる。
大まかに言えば、P340はオーソドックス、XZ-10は個性的で面白い。
XZ-10でなければ撮れない写真というのはあるが、P340じゃないと撮れない写真というのはほとんどない。
ただし、XZ-10にはマニュアルフォーカスがないので、近くのものをピンポイントで撮りたいとき、AFがどうしても合わなければ諦めるしかないが、P340はマニュアルフォーカスが一応できるので、相手が動かないものであれば、じっくりピントを手動で合わせて撮ることができる。

↑P340 ↓XZ-10


↑P340 ↓XZ-10


↑P340 ↓XZ-10

↑P340 ↓XZ-10

↑P340 ↓XZ-10

↑P340 ↓XZ-10

↑P340 ↓XZ-10


↑P340 ↓XZ-10


↑P340 ↓XZ-10


↑P340 ↓XZ-10


↑P340 ↓XZ-10


↑P340 ↓XZ-10


↑P340 ↓XZ-10


↑P340 ↓XZ-10

この段階では、P340の色味調整がなかなか決まらず、ホワイトバランス補整で少し赤を強調した設定にしてあるのだが、それだとやはり赤味がきつすぎて不自然な感じになることが多いということが分かった。
色味設定で「標準」「ヴィヴィッド」「スムース」などという切り替えもあるが、これもなかなかどれがどうということがいえない。画素ピッチが小さいとどうしても無理があるので、映像エンジンで「絵作り」してしまうのがコンパクト機の宿命なのだが、その味付けが難しい。設計する技術者の好みもあるだろうし。
しかしまあ、P340は十分に使えるカメラであることは証明できた。スマホカメラ以上の写真を撮りたいからわざわざ高い金を出してカメラを買うわけで、最低でもこのレベル以上の性能を持っていなければカメラを買う意味がない。


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