2024/04/27
『用務員・杜用治さんのノート』英訳版、紙の本も発売開始
『用務員・杜用治さんのノート』の紙の本バージョンも無事、販売開始された。
26日の夕方に入稿したら、ちょっと昼寝して起きたらもうアメリカのamazon.comで販売開始されていたのだが、なぜか価格が9.5ドルに設定したのに18.5ドルになっていた。
どうやらAmazon側のミスだったようだ。
念のため、9.4ドルに価格変更して再提出したら、すぐに設定価格に訂正されていた。
↑26日の16.10に提出
↑26日の20.30にはもうアメリカのAmazonで販売されていたが、なぜか価格が18.5ドルになっていた
念のため、9.4ドルに変更して再提出したら、翌日、9.5ドルに訂正されていた
↑イギリスのAmazonでも販売開始
↑フランスのAmazonでも販売開始
↑ドイツのAmazonでも販売開始
↑イタリアのAmazonでも販売開始
↑スウェーデンのAmazonでも販売開始。なぜかスウェーデンはユーロではなくスウェーデンクローネだった
今まで気づかなかったのだが、Kindle版と紙の本では、販売国が微妙に違うのだった。
Kindle版は、日、米、英、独、仏、西、伊、ニュージーランド、カナダ、豪、ブラジル、メキシコ、印の13か国。
紙の本は、日、米、英、独、仏、西、伊、ニュージーランド、カナダ、豪、ポーランド、スウェーデンの12か国
Kindleしか売っていないのがブラジル、メキシコ、インド。紙の本しか売っていないのがポーランド、スウェーデン。
紙の本はオンデマンドの印刷・製本所の設備が必要だから対応していない国があるのは分かるのだが、Kindleは電子データなのだからKindleを売っていない国があるというのが不思議。
ちょっと不思議に思ったので調べてみたら、Kindleの販売国は正確には、
- US Kindle ストア: アメリカ合衆国
- UK Kindle ストア: 英国 (ガーンジー島、マン島、アイルランド、ジブラルタル、およびジャージー島を含む)
- DE Kindle ストア: オーストリア、ドイツ、リヒテンシュタイン、ルクセンブルク、およびスイス
- FR Kindle ストア: フランス、モナコ、ベルギー、スイス、およびルクセンブルク
- ES Kindle ストア: アンドラ、スペイン
- IT Kindle ストア: イタリア、サンマリノ、バチカン市国、およびスイス
- JP Kindle ストア: 日本
- NL Kindle ストア: オランダ
- BR Kindle ストア: ブラジル
- MX Kindle ストア: メキシコ
- CA Kindle ストア: カナダ
- IN Kindle ストア: インド
- AU Kindle ストア: オーストラリア、ニュージーランド
で、これ以外の地域からは米国のamazon.comで購入できるらしい。つまり、Kindle版は事実上全世界で購入できるようだ。
『用務員・杜用治さんのノート』のKindle版は5ドルに設定したのだが、これはアメリカではビッグマック1個(5.58ドル、2023年12月時点)より少し安い。
日本は貧しい国になってしまったので、ビッグマックは480円(3.04ドル)だ。
日本語版の『用務員・杜用治さんのノート』はKindle版が500円(目下キャンペーン中)、紙の本が1738円。
アメリカと日本では本の価格もかなり差が開いてしまった。今のアメリカ人にとって5ドルなんて、ビッグマック1個さえ買えないはした金なんだろうが、日本人にとっての5ドルは791円。
毎日の昼飯に約800円使える人はどんどん少なくなっていると思う。800円でラーメンやカツ丼を食べるのも贅沢になっている人は、ますます本など買わなくなるのだろうなあ。(高価なゲームは無理しても買うけど?)
それにしてもこの円安はなんとかならんのか。いつまでもアメリカの言うなりだと、本当に国が滅びる↓。