2022/11/27
動かなくなった外付けHDDを捨てる前に
Amazonのブラックフライデーセールをチェックしていて、こんなものを見つけた↓
SSD/HDDスタンド 2.5型&3.5型対応 SSDやHDDをまるごとコピー! エラースキップ/クローン機能つき
なんのこっちゃ、と思う人もいるかもしれないので説明すると……
パソコンのOSやソフトを入れておく内部記憶装置はSSDかHDDだが、接続規格としてはSATAというのが一般的だ。大きさの規格としては2.5型と3.5型がある。ノートPCなどはほとんどが2.5型。
今はSSDにM.2という規格があって、これはメモリと同じような大きさなので、私のPCはそれになっている。
外付けのHDDやSSDはUSB接続が一般的だが、市販されている外付けSSDやHDDは内蔵用のSATA規格のものにケースをつけて、そのケースにSATA⇒USBの信号変換基板が組み込んである。つまり、
USB接続の外付けHDD、SSDの中身は内蔵用のSATA規格のものなのだ。
で、外付けHDDは結構簡単に壊れる。認識しなくなったり動作しなくなったり。
そうなるとどうしようもないので、諦めて廃棄……となりがちだが、このSSD/HDDスタンドという製品を見ていてふと思った。
壊れた外付けHDDのケースをバラして中身のHDD本体だけを取り出して、このスタンドに挿してPCにつなげば、もしかして動作するのでは? と。
つまり、中身のHDDそのものは正常だが、ケースに組み込まれたSATA⇒USBの変換基板の部分に問題があるのであれば、HDDそのものはまだ使えるはずである。
購入して試してみた。
手元に認識しなくなった2.5型外付けHDDが2台あったのだが、どちらも見事に正常に認識され、問題なく動作した。
なんと!
今まで何台か動かなくなった3.5型HDDを廃棄したが、もしかしてそれらも中身のHDDは壊れていなかったのかもしれない。
右に写っているのが壊れた外付け2.5型HDD。このケースをバラして中身だけ取りだし、購入したHDD/SSDスタンドに挿入し、USBでPCに外部接続する
1台目のケースにはこんな基板が組み込まれていた。これがSATA⇒USBの変換をしている
2代目のケースはかなり大がかり?な基板が組み込まれていた。これが壊れていただけだった
このHDD/SSDスタンドの優れている点は、
PCにつながなくても単体でクローンコピーができること。大きな容量のHDDを丸ごとコピーするのはかなりの時間がかかる(場合によっては1日では終わらないこともある)が、PCにつながなくてもコピーできるなら、コピー作業の間に仕事が中断されることもない。
ちょっと不格好ではあるが、普段は2連装の外付けUSB記憶装置としてつないでおける。
割引期間だったので3000円ちょっとで買えたが、通常価格も4000円はしない。いざというときのために持っておいて損はない。
で現在は3838円⇒こちら
また、最近、メインのPCがちょっと不安定になることがあったので、念のためCドライブのSSDを500GBから1TBの速いやつに交換した。
これはM.2規格なので、上記のクローンコピースタンドではコピーできないので、ソフトを使ってCドライブをクローンコピーしたが、前にも何度かやっているので作業はごく短時間で済んだ。
結果、動作が速くなった感じで、今のところ問題なく動作している。
Western Digital ウエスタンデジタル 内蔵SSD 1TB WD Black SN770 ゲーム向け PCIe Gen4 M.2-2280 NVMe WDS100T3X0E-EC
フォームファクター : M.2 2280、インターフェース : PCIe Gen4 x4
読み取り : 連続 最大5,150MB/s, ランダム 最大740K IOPS
書き込み : 連続 最大4,900MB/s, ランダム 最大800K IOPS
で13,818円のところ、セールで10998円だった⇒こちらから
石油FFファンヒーターが壊れる
で、PC関連はすべてうまくいったのだが、今度はサンヨー製の石油FF暖房機が壊れた。
いろいろ回復を図ってみたがダメ。
これはこの家を購入したときにすでにあった、つまり前住人が買って取り付けたものなので、十数年は経っている。
確認したら「2003年製」というラベルが貼ってあった。
2003年……中越地震より前ではないか。
この家が建ったのが1999年。最初の建て主が夜逃げして差し押さえになり、競売になったのを次の家主が買ったのが2008年だから、設置したのは最初の建て主だろう。19年経っているのだから、修理は諦めるしかない。サンヨー製品はすべて修理受付が終わっているし。
FF暖房機というのは、今は小型の家庭用製品はほどんど作られていない。サンヨーを吸収したパナソニックは重大事故を起こしてからは暖房機から完全撤退している。今でも家庭用のものを作っているのはダイニチくらい。それも5万円以上するし、設置を素人がやると危ない。
となると、FF暖房機という選択はなくなる。排気管や給油管の穴は塞ぎ、ごく一般的な灯油ファンヒーターに代えるしかない。
今までの経験から、コロナの製品に信頼を置いているので、当然コロナ製品から選ぶことになる。
いろいろ比べた結果、コロナのGシリーズ、FH-G5722BYという製品にした。
暖房出力5.65~0.90kW(およそ15畳用)という、そこそこパワーのあるモデル。
コロナのファンヒーターの型番は、FH-(ファンヒーターの略)の後のアルファベットがシリーズを表し、その後の数字が暖房能力を表している。最小が36で、46、57、67、73……と増えていく。つぎの2桁数字は製造年のようだ。
大は小を兼ねるで、グレードよりも基本機能のベーシックモデルで暖房能力がでかいやつを選んだ。
最安のお店で購入したところ、25400円(税込)で送料無料だった。
STシリーズというのと販売価格がほぼ同じだったのでどちらにしようか悩んだのだが、STシリーズはデザインがちょっとダサいのでGシリーズのほうにした。
なんと高知県のホームセンターから送られてきた。
聞いたことのない店名だったので調べたら、高知を拠点にしている大型店グループだった。全国通販に力を入れ、商品点数を絞って安く仕入れているのだろう。賢い戦略だと思う。
FF暖房機を外して壁の穴を塞ぐのに一苦労したが、今後のことを考えればこれでよかったはず。
新しいファンヒーターは問題なく動いている。ただ、川内村時代に購入して今も居間で使っているもう1台のコロナ製品は灯油タンクの上下に取っ手が付いていて給油のときに楽なのだが(「キャリングとって」というらしい)、今度のはついてない。当然ついていると思ったのでちょっとショック。
これも調べてみたら、上級グレードにしかついていないらしい。ま、いっか。
今年は洗濯機とオーブントースターが壊れて買い換えた。
家電製品は今のところ普通に流通しているし、価格も急騰しているわけではない。ただ、これも来年あたりからはどうなるのか分からないから、いいタイミングだったのだと前向きに考えよう。