電動草刈り機をつい先日買ったと思ったが、
確認したら4か月も前だった。
で、4か月使ってみて、これはなかなかよいのだが、付属のチップソー(丸刃)がなんとも小さくて効率が悪い。
直径160mmの刃なのだが、普通のエンジン式草刈り機に使う230mmや250mmの刃は、取り付け穴の径が違っていてつけられない。
エンジン式の丸刃は穴が25.4mmだが、160mm丸刃用のものは20mmなのだ。
穴が20mmでもっと大きな径の刃は売っていないのかと探し回ったが、なかった。
そもそも20mm径の草刈り機は、本来はプラスチックブレード(プロペラみたいなやつ)用で、小径(160mm)の金属丸刃もつけられますよ、という規格になっているらしい。
そこで、発想を逆転させて、25.4mm径の穴が空いている丸刃の穴を20mmに変換するアダプターのようなものはないのだろうかと探してみたら、電動鋸用のものがあった。


98円で大きな刃がつけられるようになれば……と、駄目元で取り寄せてみたところ、問題なく取り付けはできた。
最初、毎年自治会が配給してくる250mmの刃をつけてみた。
つけられるし、ちゃんと動くのだが、でかくて重い分、回転の遠心力が強くて、ちょっと怖い。刃が吹き飛ぶことはないだろうが、モーターにかかる負荷がすごくて、モーターを傷めてしまうかも……と心配になる。
モーターのパワーは十分で、ガンガン回るのだが、むしろ止めるとき、回転と逆方向に働く力が大きくて、それが不安だ。
そこで、一回り小さな230mmで、なるべく軽量設計の刃を注文して取り付けたところ、これが大正解。

250mmのときのような怖さはなく、バランスよく回転してくれる。威力も160mm刃とは比べものにならない。軽量というだけあって、両手を広げて持つエンジン式スタイルではなくても苦にはならない。
次に、助手さんが前から欲しがっていた、刈払機用の安定板をつけたいと思って、これはコメリで買ってきた。


でも売っている。

……で、これをさっそく取り付けようとしたら……無理だった。
エンジン式の丸刃は、外からボルトを差し込んで留める方式なのだが、グラストリマーと呼ばれる軽量タイプはボルトは本体側から出ていて、外側からはナットで留めるようになっている。ちょうど、タイヤホイールの取り付けが日本車(ナット式)と欧州車(ボルト式)で逆なのと同じだ。
そのため、安定板をつけるとボルトの突きだし部分が足りずにナットがつかない。エンジン式だとボルトの長さがあるので取り付けられる、というわけ。
メーカーの高儀が専用の安定板も出していたが、レビューを読むと「つかない」「ナットの取り付け部分が浅くなって怖い」という評が並んでいる。やはり……ね。
というわけで、これは諦めて、エンジン式のやつに取り付けたのだが、試しに動かそうとしたら、長い間使っていなかったからか、エンジンがかからない。プラグが湿ってしまったのかなあ。
こういうところも、エンジン式は面倒。もうエンジン式には戻れないわ。

↑付属でついてきた160mm径の丸刃と、取り寄せた230mm径の丸刃。これだけ違う。

230mmに替えても問題なく使える。でも、これは推奨するわけじゃない。万が一にでも事故が起きたら責任取れないからね。
ちなみに、最初から25.8mm径の丸刃が使える刈払機もある。


高枝切りレシプロソー
で、同じ高儀で、高枝切り用のチェンソーというのが出ていて、これ、いいなあ……と思って見ていたのだが、2万円もしてしまう。


2万は痛いなあ……と見送っていたのだが、コメリで同じタイプのものが1万4800円で出ていて、思わず買ってしまおうかな、と迷った。
でも、もう一度Amazonでいろいろ確認してみよう……と、その場では思いとどまった。
で、いろいろ捜していくと、チェンソータイプは高いのだが、レシプロソー(直線往復運動の電動ノコギリ)タイプのものはやや安い。
しかも、よくよく考えると、このほうが本体だけでハンドソーにもなるから使い勝手がよさそうだ。
電動チェンソーそのものは同じものを2台も持っている。二地域居住していたときに、百合丘の家と越後・川内村用に2つ買ったのだ。レシプロソーで刃が立たないような太さのものは、そもそもパイプつないで作業したら危ないしね。
すでにある高儀の草刈り機と同じ18Vバッテリーが共用できないのがちょっと残念だが、高枝切りの作業なんて長時間やるわけないしな。10分も動いてくれれば十分だろうから……というわけで、選んだのが、山善のやつ。

タイムセールで14980円。さらに300円値引きクーポンがついてて14680円。これならコメリで見たチェンソータイプと同じ値段だ。
ポチしてみた。

到着!
これは正解だった。
届いた日に試しに高枝切り作業をちょっとだけしてみたが、問題なく使える。

↑このくらいの太さなら瞬時に伐れる。

↑ほんとは18Vくらいはほしいが、まあ、いいでしょう。
ただ、付属のブレード(210mm、厚み1mm)がちょっとヤワな印象がある。
そこで、ゼットソーの300mmブレード(厚み1.2mm)を追加注文してみた。おそらく規格は同じだろう、ということで。



↑取り付け部分は同じ形状に見える。

↑実際、同じだった。

↑これだけ違う。

↑↓問題なくついた。


↑ハンドソーとしてはこんな感じ。
300mmのゼットソーの刃に付け替えて、少し作業してみたが、いい感じである。
……というわけで、草刈り機と枝伐り鋸が電動になってよかった。
エンジン式刈払機はもう一生使わないかも……。電動式に慣れてしまうと、エンジン式の重さにギョッとするくらい。なかなかかからないエンジンをかけるのもストレスだし。まあ、越後時代から使っているから、30年は使ったかな。十分元をとったでしょ。
■買ってよかったもの まとめ






