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のぼみ~日記 2021

2021/06/17

大田原方面へ(13)西郷神社

次は西郷神社。
ここには平たい顔の狛犬と、寅吉父子が彫った石の社殿がある。3.11後は訪れていなかったので、被害状況などを確認。

そうそう。こんな感じで緩やかに上っていくのだった。


狛犬

2021

平たい顔の狛犬は健在だった。


2004

【2004】これが2004年の写真。まったくと言っていいほど変わっていない。


2021

好き嫌いはあるだろうが、とにかく顔が特徴的。







大正11(1922年)年の作。














石の社殿
さて、問題は寅吉の社殿だ。

2021

相変わらず異様な雰囲気が……。





2004

【2004】2004年当時と同じように見える。



















2021

細部の彫刻をピックアップしてみる。































このつなぎ目は2004年にあったかどうか……ちょっと不明。



これは2004年からこうだった。

おそらくこれは後付けというか、最初からあったものではなさそうだ。














木に彫れるものは石にも彫れる……と言わんばかりの寅吉の意地がよく現れた作品だ。
ただ、明治36(1903)年の銘はあるのだが、以前に確認している「小松布孝 布行 敬作」の銘がどこを探しても見つからなかった。そんなに変な場所に彫ってあったはずはないのだが、なぜ見つからないのだろう?
もしかして、この社殿も倒壊して、実にうまく修復したものの、その際に銘が失われたのだろうか?

それが非常に気になった。

あの銘は、寅吉がこの時期、息子の亀之助に目をかけて跡取りにしようと焦っていた(?)ことを示す重要なものなのだが……。

ここでもまた、モヤモヤした気持ちを抱えてしまった。

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