大田原方面へ（14）烏森稲荷神社

夏至が近いとはいえ、すでに6時を回り、さすがに暗くなり始めたが、欲張ってもう少し……。
那須塩原市三区町の烏森神社。
ここは行ったことがあるのかどうか……記憶にないなあ。

駐車場に車を入れたら、なんか登り坂で、山が丸ごと公園になっているところの上のほうらしい。すでに脚はパンパン。でも、上るしかないな。

あれ？　この標識柱には「烏林」と書いてあるけれど……？

長い登り坂を上っていくと、ようやく現れた神社。

やっぱり「烏森」だよな。

まず出迎えてくれる、立派な台座に乗った大きな狐さん。

なかなかよいお顔。

吽像のほうに子ギツネいた。

阿像は宝珠を踏みつけている。

石工は白河の緑川長吉さん。ところが建立年が見あたらない。
後で調べたら、この石工さんは西郷村熊野神社の狛犬も彫っている。それが昭和８（1933）年なので、おそらくこの狐もその頃の作だろう。

奥の末社にもう一対、面白い顔の狐がいる。

新しそうではあるが……

ちょっと変わった顔。

まあ、いろいろ雑なのだけれど……それも味というか、愛嬌か。

台石に刻まれた奉納者と、

台座にある奉納者が違うのはなぜ？

平成12（2000）年。

……とまあ、2対のキツネさんを愛でたところで下山。そろそろ帰らないと、日没だわ。