のぼみ~日記 2020
2020/10/29
熊さんの村(矢板市下伊佐野)
本日のメインは山縣有朋記念館庭にいる一体の中国獅子。でも、その前に腹ごしらえ。有朋記念館のすぐそばにラーメン屋があるというのをネットで事前に調べてあったので、そこに向かう。
ところが、思っていたルートより遠回り?のルートをナビが示したので、先に有朋記念館を横目で見て通り過ぎる結果になった。
ネット情報の通り、「ほんとにこの先にラーメン屋なんてあるのか?」と心細くなるような狭い山道をゆっくり進むと……あった。

すれ違えないような細い道を下っていくと、ネットで見ていた写真通りの建物があった。

奥のほうが進入路。

中はこんな感じでけっこう広いのだが、ちょうどお昼時で、地元の常連さんらしき客が数人入っていたので、「外の席もいいよ」という言葉に従って、外の席にした。珍しく天気もよくて寒くないし。風がちょっと強かったけどね。

席に着くや否や、お茶とカボチャのつきだし?が運ばれてきた。

こんな席でラーメンとラーメンセットを頼んだ。

庭の真ん中というか、下のほうに沢が流れていて……


池なんかもあって……


写真撮っているうちに、ラーメンが出てきた。

ラーメンセットはカレーがついてくる。ミニカレーというのだが、これだけでも十分腹一杯になる量。ラーメンだって通常より1.5倍くらいある。
「矢板でこの大きさの丼使っているのはうちだけだよ。大盛りだともっとでかい丼だ」とご主人の「熊さん」が自慢げに言う。
話し好きで、ラーメン運んできた後も、5分くらい横に立って雑談していた。
「年末には餅つきするんだけどよ、いい歳のおばさんがお客さんで来て、『お餅ってこうやってつくんですか~』とか言うわけよ」
最初に振ってきた話題がそんな感じで、次から次へと話を繰り出す。
ラーメンは700円。ラーメンセットは1100円。税込。
どちらも極めてオーソドックスな味。ラーメンは醤油味のあっさり系で、麺も美味しく、飽きが来ない。
「俺は毎日食ってるけど飽きない」と熊さん。
このへん一帯は、かつては山縣有朋が持っていて、入植者を募って村を形成した。子孫が入植者たちに土地を分配して、山縣家には広大な山林が残った。
一部が開発されて別荘地みたいになっていたけれど、それも徐々に売られたりして、この建物も、もとはその別荘地の一部だったらしい。
そこに熊さん夫婦が矢板の町の中から移ってきて、こんなことを始めた……ということらしい。
有朋記念館とここの間に、住友ミュージアムというのがあったので訊いたら、「あれはもう締めちゃった。地震で陶器なんかがメチャメチャに割れたりして大変だったみたい」とのこと。
閉館してだいぶ経つようだが、ネットにはまだやっているかのような情報が出ている。
さて、必死の思いで重量級のラーメンとカレーを二人がかりでなんとか胃に押し込んで、有朋記念館へ……。
「目的は庭の獅子像なので、700円払って建物内にまで入るかどうか悩んでるんですよね」と言ったら、奥様が「庭だけでもいいんじゃないの?」だって。

帰り際、「カボチャ持ってくかい? と、畑からカボチャを5本(カボチャを「本」で数えたのは初めてだ)出してきてくれた。
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