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のぼみ~日記 2020

2020/10/19

夜空の星をサクッと撮れるXZ-10の素晴らしさ


夜中に外に出たら、オリオン座が鮮明に見えていた。ああ、冬なのね。
腰にぶら下げたHX-90Vで、フルオートやらマニュアルやらでいろいろ試みたが、まったく無理だった。
ここまでダメだときっぱり諦めがつく。暗いレンズと画素ピッチの小さなセンサーでは、いくら電子的に頑張っても無理なものは無理。

しかし、こういう状況でも、XZ-10はサクッと撮れたよなあ……と思って、XZ-10で同じことをしてみたら、やっぱり撮れた。
試しに1型センサーのG9Xでもやってみたが、うまくいかなかった。
XZ-10の凄さが再確認できた。


↑HX-90Vではどう頑張っても無理だった。



↑XZ-10だと撮れるのにねえ……。



↑G9Xはピントを合わせるのがまず難しかった。暗いところでパネル操作でどうのこうのは無理だし、諦めた。


2020/10/25

夕方の明るい空の月ならどうか?

夕方、まだ明るい空にいい感じの月が出ていたので、このくらいの明暗差ならいけるんじゃないかと思い、腰にぶら下げたHX-90Vで再挑戦。
すると、この明るさがあれば、超望遠の威力を発揮することが分かった。
しかし、撮っている間に、目では分かりづらいけれど、どんどん暗くなっているのだね。1分、2分と時間が経過するにつれ、ダメになる。ほんとに、絶妙な明暗差のときだからこそ撮れたのだな。

こんな感じで出ていた月。実際には空はもっとずっと明るい。昼間とあまり変わらないくらいの明るさだった。

232mm相当。F6.3、1/250秒、ISO-250



↑望遠端720mm相当。 ↓それをさらにトリミングで拡大。





手前に木の枝と葉っぱのシルエットを入れたくて、動き回った。



これがベストショットかな?



↑IrfanViewでシャープフィルタをかけたり、いろいろ補整した結果がこれ。

↑PhotoshopElementsでもやってみたが、IrfanViewのほうがいいくらいかな?




↑西の空の雲のグラデーションもついでに……と思って撮った写真だが、やはり色がきれいに出ない。
ちなみに、同じ時間に取っているので、上の月の写真も、実際には空はこのくらいの感じで明るいのだ。でも、この明るさで撮れば、月は白飛びしてしまうから、全体に露出を絞って暗くしないといい感じの写真にならない、というわけ。
で、画面の真ん中より少し右のほうに汚れのようなものがあって、レンズかセンサーにゴミでもついているのかと思ってそこだけ切り取って拡大して見たら……↓

クモと蜘蛛の巣が写り込んでいたのだった。
……というわけで、HX-90Vは夜の星空やら月はまったく無理だが、夕方の月は驚くほどよく撮れるということがわかった。
さすがにこれはXZ-10やG9Xでは真似ができない。
ほんとに、ごくごく特殊な状況でのみ威力を発揮する、極端なカメラなのだなあ。
普通に屋外の風景写真(遠景)や人の写真を撮ることが多い人には薦めない。そういう「普通の」?用途にはG9Xのほうがずっといい。


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