狛犬が5対いる藤岡神社に向かう県道9号線沿いに磐裂神社がある。そこにも古そうな狛犬がいるはずなので寄ってみたが、交通量の多い道の脇に入る細い道に面していて、ちょっと苦労した。
狛犬はかなり傷みが進んでいて、残念だった。

阿像は顔が壊れて、元の表情が分からなくなっている。

かなり出来がよい狛犬なので、どんな顔だったのか……見るかげもなくなっていて残念無念。

吽像は阿像よりは壊れかたが少ないが、顔は摩耗していてよく分からない。

阿吽共に頭には明らかに人工的に空けられた穴がある。角と宝珠のほぞ穴なのか、蝋燭を立てるために掘られたのか……。

尾が立派。これだけしっかり彫っていたのだから、元の姿はさぞ美しかっただろう。初期の江戸タイプ。もしかすると、江戸市中の石屋から運ばれてきたのかもしれない。

助手さんはここでも脚担当?

必死に年号を読み取ろうとしているところ。

安永5(1776)年ですね。ここまででいちばん古い?

車に戻る前、助手さんはこんなのを撮っていた。