2019/08/11
ツクツクボウシ
キッチンの窓の外にとまっているセミを撮る。ツクツクボウシみたいだ。
小柄で翅が長い。こないだはニイニイゼミがとまっていたし、夕方になるとヒグラシも鳴く。ミンミンゼミやアブラゼミも鳴いているし、今年は本当に一斉に土から出てきた感じ。
ついでにミニ池のトウダルを……。オタマはみんなカエルになってどこかへ行ったらしい。寂しいねえ。トウダルはもうしばらくいるだろう。トウダルの姿も消えると、一気に冬だ。
ついでにこんなのも。Canon G9X MarkⅡで
セミの抜け殻を同定する
昨日見かけたセミの抜け殻が気になって、取ってきた。抜け殻でもじっくり見ればセミの種類が同定できるはず。
ネットで探したら、ちょうど
⇒こんなのがあった。まさに今日、子どもの国であたしと同じことをやっている子供たちがいるのか。偶然だね。
昨日見た抜け殻。一晩過ぎてもきれいなままくっついていたので、慎重に外す。
まずは大きさ。
- 26mmより大きければアブラゼミ・ミンミンゼミ・クマゼミ。
- 小ちいさいものはニイニイゼミ・ヒグラシ・ツクツクボウシ。
……だそうだ。
軽く30mm以上ある。アブラゼミ、ミンミンゼミ、クマゼミのうちどれかだな。
「クマゼミのぬけがらは、アブラゼミ・ミンミンゼミと比べて一回ひとまわり大きく背中が盛り上がっている」そうだ。
……う~ん。比べるものがないので、よく分からんな。
次にひっくり返して、脚の生えている真ん中にクマゼミは通称「デベソ」という出っ張りがあるらしい。……これは、なさそうだな。
ひっくり返すために軽くつまむと、爪でガシッと指に絡みついてくる。まるで生きているかのようだ。こういう感触を学習するのが子供のときには大切なのかもしれない。教科書のイラストで暗記しても虚しいよね。東大王なんかに出てくる成績優秀な子たちは、生の体験が伴わない知識だけで脳みそがいっぱいになりそうで、ちょっと可哀想だ。
クマゼミではないと分かったので、残るはアブラゼミかミンミンゼミ。しかしこの2種を抜け殻で見分けるのは難しいんだそうだ。基本的には触覚で見分けるんだとか。触覚、触覚……細くてよく見えない。老眼だし、虫眼鏡もないから、写真を撮って拡大して見るしかない。
触覚にピントを合わせるのが一苦労。いじっているうちに一本折れちゃうし……。
これでいいかしら……。
え~と、
アブラゼミの触角は太く、根元から3番目の節が2番目の節の1.5倍の長さがあります。ミンミンゼミは触角が細く、根元から2番目の節と3番目の節の長さがほぼ同じ……
……か。う~む。難しいな。そもそもこの触覚が太いのか細いのか、よく分からん。
↑最初はこうかと思ったが、よ~く見ると、根本から1つ目の節を見落として数えているかな。
↑全部で7つの節がないといけないみたいだから……
↑こうですかね。そうすると、3番目が2番目よりちょっとだけ長くて太い感じはする。
……ということで、結論。これはアブラゼミの抜け殻ですね。
こどもの国さん、ありがとう。お勉強になりました。来月にはもう忘れているだろうけど……年寄りの哀しさよ。
夕方のお散歩。ヒグラシが鳴く道を行く……
このギャップよ