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のぼみ~日記2018


白沢宿の彫刻屋台2台を見にいく



芋掘りを眺めた後、駒場さんのお誘いで宇都宮・白沢宿の彫刻屋台2台を見にいく。
ここは江戸時代の宿場町で、白沢甲部、白沢南の2台の屋台がある。
甲部屋台は去年見た。もう一台あるということはそのときも聞かされていたが、5年に1度しか出てこないという。今年はその5年に1度の年なので、今回見逃すと5年後まで見られない。
というわけで、白沢南屋台の屋台倉へGo。

着いたらちょうどお昼だったので、倉庫は開いたまま誰もいない。町内の人が通りかかったので断ってからじっくり撮影。ただ、倉庫の中に入ったままで暗いし、離れた場所から撮れないので限界はある。
あとは提灯だなあ。つけたまま仕舞われているので、どうしようもない。

文化文政時代の黒漆塗り・彩色彫刻様式。内輪型(鹿沼型)の大きな屋台で、それだけでも価値がある。この脇障子は初期の彫刻屋台特有の渋さがあって特に評価が高い。



竹を組んだ形の透かし彫り障子↑ 彩色も(何度か修復しているとは思うが)あまり傷んでいない獅子↓



このへんの彩色彫刻は文化文政時代の古いもの



これが意匠としてはとても面白い。「犬」だというのだが、化け犬というか、霊力を持つ犬?



屋台を引き出すのにまだまだ時間があるので、近くの公園に出ている甲部屋台も見にいく。ちょうど出陣式で記念撮影をしていた



前回はよく晴れたお祭り会場に展示されているのを見たのだが、見る場所が違うと印象も少し変わる




高覧後ろの十二支彫刻が面白いのだが、障子が開かれていて半分の動物が隠れてしまっていた。残念




南屋台倉庫に戻り、出てくるのを待つ。まだまだ出てきそうもないので付近を散歩。いい公園だ



出てきたと思ったら、さっきまでの曇り空が晴れてしまい、直射日光がさしてしまった。写真を撮るにはまずい条件。残念だ。



明治時代に白木彫刻を足して、もともとの黒漆塗り、錺金具の障子や柱を覆い隠してしまっているのが残念。オリジナルの形式をそのまま見せたほうが価値が上がると思うのだが、いっぱいつけたかったのだろうなあ。過ぎたるはなんとやら。


一喜でようやく飯


何も食べないまま2時過ぎてしまった。前にも何度か入っている中華屋の「一喜」でようやく本日一食目。塩タンメン

ここのは麺もご飯類も量が多いのをすっかり忘れていた。食っても食っても減らない。腹減っていたし、ここの炒飯はうまかった記憶があったので、ミニ炒飯も頼んだのだが、これだけでいつものご飯茶碗2杯分はある。とても食い切れない。苦しい~。



おかげで夜中になってもまだ腹がもたれていて、駒場さんにいただいた椎茸を焼いて食べただけですます。やれやれ、胃袋も歳を取ったもんだ。

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