2014/09/30の2

のぼるくんの寝返り






以上、のぼるくんの寝返り


今夜はいただきものの餃子。宮崎県の人なら知らない人はいないという丸岡の餃子


皮が薄いのが特徴で、ほとんど主食代わりに食える

2014/10/01

浪江焼きそば


翌日の朝食というか昼飯。これもいただきもの。焼きそばというよりは完全に焼きうどん
「フクシマ」の「復興」関連ニュースでよく出てきた。なぜ「そば」というのか、不思議


夕方、この前見つけられなかった「地図にはあるのに……」の造成地に行ってみた。山の上だった。
地図だと同じ平面にあるから分からなかったのだった。
うちの住宅造成地の数倍ある。空き地率は似たような感じ。あるいはもっと多いか。
↑これはその造成地に上っていく道から板荷方向を見たところ。

これで、うちから自転車で行ける距離(半径10kmくらい)にある造成地住宅街はほぼすべて見た。
駅に近いところはそこそこ家が建っているが、それでも空き地が目立つ。
僕としては隣家が見えないような山の中の一軒家に住むのが理想で、実際、阿武隈時代はそれが実現できていたのだが、過疎地には過疎地の「見えない問題」が存在していることを、あの7年間で嫌というほど学んだので、今は少し違う考え方をするようになった。
山奥に隠居してしまうと、ネットでしか人とつながれなくなる。
周囲に人がいないことは平気だし、むしろ気が楽なのだが、文化というのはやはり人間と人間の関係性から発展するわけで、お天気と村の噂話だけしか会話の素材がない日々が続くとさすがに飽きる。
「土と共に生きる」みたいな哲学を持って暮らしていく人間であればいいのだが、僕はそういうタイプではない。
かといって、もう都会、というか、住宅が密集し、コンクリートとアスファルトで固められた首都圏に住む気はまったくない。

タヌパック百合丘があった川崎市の人口密度は1万人強/km²
タヌパック越後があった旧・北魚沼郡川口町の人口密度は36人/km²(面積約50km²に約4800人)
タヌパック阿武隈がある福島県川内村の人口密度は13人/km²(約197km²に約2500人)
タヌパック日光がある日光市の人口密度は約59人/km²(1450km²に約85000人)
(⇒旧・今市市で計算すると約255人/km²

二丁拳銃のギャグではないが、日光市の人口密度は「ちょうどええ」のだろう。
人口密度が数百人規模の市町村に暮らすと「ちょうどええ」のかもしれない。
千人を超えると息苦しい。万人を超えたら窒息しそうだ。
地方自治体は人口を増やすことに必死だが、これから先は人口が減っていく時代なのだから、改めて自分の土地の適正人口を考えた上で、いかに暮らしやすい、快適な場所にしていくか、発想を変えて政策を練るべきだ。もちろん、国が地方都市、自治体に札束ちらつかせて言いなりにさせるような政策を改めることが先だが。

ともあれ、僕は人間(人間性?)が中途半端なので、このくらいの環境が合っているのかもしれない。

単純に「暮らしやすさ」という面で言っても、今がいちばん暮らしやすい。百合丘にいたときの10倍暮らしやすい。

百合丘では、家の前に雨に濡れずに自転車を置いておくことができなかった。駅まで自転車で行っても、停めるところがなかなかないし、停められたとしても盗難が頻発。
クルマも、近所のスーパーやショッピングセンターに行くにしても駐車場は有料で、土日は駐車場に入れない車が延々と列を作って何十分も待つ。
駅まで歩くと、急な坂が連続する道を30分。かなりきつい。バスもかなり時間がかかるし、バス停までも数分あったから、天気が悪い日や急いでいるときはほんとに困った。
よかったのはすぐそばにテニスコートがあって、歩いて3分でテニスができたこと。

今は、自転車を入れておける倉庫がある。家の前にクルマを4、5台停められるスペースがある。どんな大型店、ショッピングモールに行っても、駐車場は無料だし、満車なんてこともありえない。駅前にクルマを停めておいても大丈夫。
新鹿沼駅前の駐車場は1日停めても600円。そこから特急に乗れば簡単に東京にも出られる。料金も新幹線を使うよりずっと安い。東武線えらい!
あらゆるジャンルのおいしくて安いお店がいっぱいあって、気楽に食道楽できる。もちろん東京にはもっとおいしいお店があるが、値段が全然違う。だから、首都圏に住んでいるときは、いくらおいしいお店があってもお金がないから入れず、外食はチェーン店のファミレスみたいなことが多かった。ちっとも楽しくない。
食費だけでなく、あらゆる生活費は首都圏に住むより何割か安くて済む。
日光山系から流れてくる水が豊かで、水道水でも十分にうまい(井戸水ほどではないとしても)。

しかし、今まで栃木県に住む、あるいは「日光に住む」という発想はまったくなかった。
「フクシマ」が起きる前、大型風力発電施設建設問題が持ち上がったとき、真剣に移住を考えて、福島周辺の物件を探した。しかし、川内村の家よりよい場所はなかった。あったとしても高くて手が出ない。
原発が爆発した後、一度は逆に「ここに住み続けるぞ」という決意を固めたが、周囲の変化(人の変化)を見て呆然とし、再び移住を検討した。
そのときは、福島(の汚染が薄いエリア=石川町など)がいちばんの候補だったが、いい物件がなくて、矢板市、秩父、大月市(なんだか「笑点」の小遊三とたい平のアレみたいだが)……果ては北杜市まで見に行った。
そのときも、日光市というのは頭になかった。
汚染地図を見て、日光は那須同様にかなりひどくやられてしまったという印象を持っていたからだ。
しかし、日光市は広くて、宇都宮に近い南側はそれほど汚染がひどくなかったと確認してからは、日光市の物件も視野に入れた。なぜなら、飛び抜けて安かったからだ。
土地付き一戸建てが400万円台なんていう物件がある。ほとんど新築に近いきれいな物件でも600万円台なんてのがある。 なぜこんなに安いのだろうか?
今でも不思議でしょうがない。福島の田舎物件よりはるかに安いのだ。(ちなみに今いる「タヌパック日光」も「タヌパック阿武隈」より安い)

都会生活が長い人たちは、都会を離れると不便になると思い込んでいるけれど、実際には逆だと思う。
運転ができて、軽自動車が1台あれば、人口密度数百人規模の田舎町に住むのがいちばん快適な老後生活なんじゃないだろうか。
クルマがなければ生活するのが無理だから、快適に暮らせるのは運転できるうちだけれど、運転できないほど年老いたら、あるいは病床に伏したら、どこに住んでいても人の世話にならずに生きることは難しいだろうしね。

2014/10/03


いつものことながらアマゾンの過剰包装にはびっくりする


自転車チューブにつける小さなバルブ変換金具。なくしてしまいそうなくらい小さいのに、郵便配達の人は「ポストに入らない」と言ってチャイムを鳴らした。うちのポストはA4封筒が楽に入る大きさなのだが、そこにも入らない大きさなのだ。
そのアマゾンが、アマゾンから送るメール便封筒が入る大きさのポストを売り出すのだとか。49500円……税込だと5万円を超える値段。その価格も呆れるのだが、「ポスト売りつけるより、包装をコンパクトにするのが先だろ」と、大ブーイングが起きているらしい。苦笑。

ちなみにこのバルブ変換金具は、自転車チューブの英式バルブを仏式に変換するというものだったのだが、思っていたのと違った。
涼風号MarkIIの前輪は横滑りしやすいのでMTB用のごついタイヤに替えたいのだが、初代涼風号につけた韓国製のアルミホイールのリムが厚くて、英式バルブが貫通しない。仏式バルブなら先が出てくれるので、これをつけたらうまくいくかと思ったのだが、ダメだった。これは、英式バルブの先につけて仏式バルブ用の空気入れで空気を入れられるようになる、というだけのものだった。
結局、仏式バルブをつけたチューブを改めて注文した。

……で、いつもより2時間以上遅れてクロネコが到着。
届いたのは「すや」の栗きんとんと……



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