2012/07/05の2
沢復活
このところ、気候のせいか歳のせいかセシウムのせいか??すぐに疲れてしまう。
沢復活計画の続きをやろうかな、でも、雨が降りそうだな、う~んどうしようかな、と、窓から外を見ていたら、長靴を履いた渡辺さんが息を切らしてやってくるのが見えた。
「沢が開通してますよ! 最後まで水が流れてます」
あら、そんなにあっさりとうまくいったのかしら。
さっそく長靴を履いて、スコップを持って、二人で沢へ下りていった。
最初に、下流側の枡のところまで行ってみると、確かに今まで泥が詰まって涸れ果てていたU字溝に水が勢いよく流れている。
ということは、この手前の沢が開通した証拠だ。
へえ~。見た目はまだまだなんだけど、とりあえず水が通ったのだなあ。
上流側に歩きながらチェックしていく。
草刈りをしていない場所は、沢がどこを流れているのかも分からないほど。でも、水が流れ出ているということは開通したのだ。
途中、湿地帯のようになった場所もある。これはこれでいい感じ。

上流まで来ると、こんな感じ

で、草を刈って、沢がちゃんと見えている部分では、カエルがいっぱい戻ってきていた。
その中に、ぴょんと飛んだ瞬間、あれ? と思うのがいた。
今のはもしかしてトウキョウダルマガエルでもアカガエルでもないよね……ん??
ツチガエル!?

最初は見間違いかと思ったが間違いない

そばにもう一匹。ツチガエルだ~
こんなことならLX5を持って出るのだった
阿武隈のツチガエルに比べると、ちょっと背中のデコボコ模様が平坦な印象がある。ヌマガエルっぽいとでも言うか。
でも、関東北部にヌマガエルはいないはずだから、これはやっぱりツチガエル。
日光市に来て初めて見つけたツチガエル。それが沢復活と同時に現れるなんて、なんとも言えぬほどの幸福感。
人丸神社のはじめちゃんを見たときのような幸福感に似ている。
いたんだねえ。
あれだけあちこち涼風号で探し回っていたのに見つからなかったツチガエルが、復活した沢にいる。
これはもう、なんとしてでもこの沢は守らなくては、という気持ちになる。
でも、自分の土地ではないし、水の導入部分がU字溝だから、いろんな問題が出てきそう。
簡単ではないだろうな、と思う。
ツチガエルはオタマジャクシのまま越冬するので、冬の間も水が溜まっている場所が棲息のためには絶対に必要なのだ。この田圃の縁にできていた水たまりで生き延びていたのだろう。
地域絶滅する前に見つけられてよかった。
今日はいい日だ。
あきらめていたきみを見つけた沢に立つ7月5日はツッチー記念日
(字数が合わないし、盗作っぽい)
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