「4K・8K」に瞞されるな! それよりも重要なのは録画機能

↑2万円台で買える32型だが、地上波、BSともにチューナーは2基ずつ搭載している

4Kテレビは今のところ意味がない

地上波で4K放送が始まる予定はまったくありません。BS・CSでは放送が始まり、4Kチューナー内蔵の大型テレビも安いものは10万円以下で売られるようになりましたが、そもそも4K放送そのものにまったくと言っていいほど魅力がありません。
⇒詳しくはこちらを「4Kテレビの虚無」
純粋に解像度の細かさだけを重視したとしても、最低でも50型以上の大型画面でないと意味がありません。そんなものに金を出すよりも、録画性能を重視すべきです。
4Kテレビが出てきたおかげで、従来のフルハイビジョンテレビ(2Kテレビ)の価格が下がったのは朗報です。

録画は外付けHDDに

外付けHDDで録画・再生ができるテレビというのを最初に始めたのが東芝のREGZAシリーズでした。
ブルーレイレコーダーを売りたいメーカーとしては、テレビだけで録画ができてしまう、しかも録画先は自社製品とは関係のないパソコン用のHDDというのは、儲からないからやりたくないわけですが、ユーザーにとっては録画機がいらないのは大変助かるわけです。
特に、WOWOWやスカパー!など、有料チャンネルの契約をしている場合、B-CASカード1枚で録画も生視聴もできる環境は重要です。録画機にもチューナーが入っていて別のB-CASカードを必要としている場合、契約が1口だとカードを差し替えたり、スカパー!を録画しているときにWOWOWが見られないといったことが起きて、お話になりません。
今でこそ他社もしぶしぶ外付けHDD録画機能をつけるようになりましたが、東芝はZシリーズでは地デジやBSチューナーは3基、Rシリーズでも2基ずつ搭載していて、W録画や、地デジを録画しながら別チャンネルで視聴もできるといったことがあたりまえになっています。

狭い部屋にでかいテレビ?

サイズに関しては、部屋の大きさや環境に合わせるしかないので、よく考えて選ぶ必要があります。
ひところは、32型以下ではフルハイビジョンではなかったのですが、今では19型でさえフルハイビジョンのものが出てきました。価格の安いモデルには1366x768のモデルが多いので、確認してください。
しかし、解像度よりもチューナーが2基(以上)ずつ搭載されているかどうかのほうがはるかに重要でしょう。1基しか積んでいないと、録画中に別の番組を見ることさえできませんから。この使い勝手の差はとても大きいです。さらに3基積んでいると、同時に2番組を録画しつつ、別番組をリアルタイム視聴するということも可能です。50V型でもチューナーが1基しか積んでいないなどというのではダメです。

なお、録画に使う外付けHDDは、パソコンに使っていたお古でもいいのですが、存分に撮りためても不安がないように、最低でも2TB、できれば3TBくらいほしいものです。

結論:2Kテレビで外付けHDD録画可能、チューナーは最低2つ、できれば3つ内蔵で、いちばんでかくて安いものを選ぶ



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