2012/06/12の4
木のふるさと工芸館(2)

屋台彫刻は鹿沼だけでなく、今市にもあるらしい。これはその職人さんの写真。寅吉の面構えを思い出す。

これも実物が残っているなら見てみたいものだが……

ここには他にも木をテーマにしたいろいろな展示物、特産品、工芸作品がある

今はもう、こういう家具などを置ける部屋そのものが少なくなった

これは現代の作家さんの作品。ちょっといいなあ、これ

なんと、数字は黒檀の象嵌
この「木のふるさと伝統工芸館」は、とても感じのいい場所だった。
他の展示館同様、客は誰もいなかった。係の人?のほうが多い。
みんな、自分たちの町が生んだ文化に誇りを持っていて、いっぱい宣伝してくださいね、という姿勢で迎えてくれる。
質問すると喜んで答えてくれるし、分からないことはその場で調べようとする。とても熱心。
商売とか、そういうのではない。どの施設も大赤字だろう。それでも、誇りを持って運営しているのが分かる。
「これだけの工芸品(彫刻屋台)が全国区になっていないのはおかしいですよね」
「そうなんだよねえ。栃木県も鹿沼市も宣伝が下手だから」
「お祭りもいいですけど、普段からもっと公開して、人を呼ぶべきですよ。しまい込んでおくのはもったいない。お祭りが無形文化財指定になっているといっても、僕らはむしろこの屋台そのものの価値を知ってもらいたいんですよ」
……というような会話を交わしているうちに、もう一か所、屋台を展示してある場所があるという。
教えてもらってさっそく行ってみた。
ところが、そこで、思いもかけず不愉快、というか、腹立たしい体験をすることになった。
それは次のページで。
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