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 たくき よしみつの 『ちゃんと見てるよ リターンズ』2020

 (週刊テレビライフ連載 過去のコラムデータベース)

 2020年執筆分


『芸能人格付けチェック』のこと

2020/01/16

 正月特番に定着している『芸能人格付けチェック』(テレビ朝日系)だが、最近はGACKTの連勝記録とか、司会の浜田雅功の出演者いじりといった要素に頼りすぎて、番組が冗長になり、肥大化した感がある。
 また、この番組を長く見てきた視聴者の多くは、以前からモヤモヤを感じているはずだ。
 例えば、1本5000円のワインと100万円のワインの違いというが、多くの視聴者は1本5000円のワインなど高すぎて日常的に飲めない。5000円のワインって美味しいんだろうな~と思いながら見る。
 総額数十億円と総額百数十万円の弦楽器による多重奏を聴き分けるという定番テストにしても、演奏者の腕や感性のほうがはるかに重要なことなのだな、と再確認できるだけのことだ。
 そもそも「超一流」とは誰が決めて、誰が値をつけているのか。今までも「世界的な声楽家」というプロと音大生の聴き比べで、出演者全員が音大生を「こちらがプロ!」と絶賛したことがあった。「超一流」とされている物や人を鵜呑みにする「裸の王様」はいないのか。そもそも音楽の価値とは何なのか……。
 例えば、人間が弾いている演奏とコンピュータに打ち込みした演奏を聴き分けられるか、なら、低予算ですぐにできる。視聴者も、普段自分たちが楽しんでいる音楽が実際にはどう作られているかを知る勉強になる。
 さらには、ANZEN漫才みやぞん(相対音感)とクラシック一筋の音大生(絶対音感=固定音感)がいきなり与えられたジャズのアドリブに挑戦し、どちらがカッコいいフレーズを弾くか、なんて番組を見てみたいが、ここまでいくとEテレか?

お笑い第7世代を使えていない

2020/01/30

 今、バラエティ番組では「お笑い第7世代」と呼ばれる若手芸人たちが引っ張りだこになっている。彼らの才能・実力は素晴らしいのだが、それをちゃんと番組に生かせていない制作側の怠慢と無自覚ぶりがひどい。
 四千頭身やミルクボーイ(若手かどうかは?だが)に大食いをさせて苦しむ顔を映し、何が面白いのか。視聴者は彼らの才能がこんなことで消耗されてしまうのが悲しいと感じるだけだ。
 制作側はせめて「芸」を引き出す企画を出しなさいよ。
 例えば、若手とベテランの持ちネタを交換させて、どちらが評価されるかを競わせる。ナイツは最近若手のネタをパクるというのをネタの一部にしているが、実際にナイツとミルクボーイがネタを交換したら、経験の差がどれだけ出るか興味深い。
 ハナコの菊田と四千頭身の石橋を入れ替えてネタをやっても観客は案外気づかないのではないかとか(水曜日のダウンタウンっぽい企画ではあるが)、それをネルソンズ・青山とジェラードン・海野だったらさらに分からないんじゃないか、とか。シソンヌ(中堅だが)のじろうとそいつどいつの市川刺身は女装したら見分けがつかないとか。
 早口でハイテンションなインディアンスとローテンションがウリのコマンダンテやオズワルドを老人クラブと小学校に行かせてウケかたの違いを見るとか。
 目立たないがネタを書いているほうのそいつどいつ・松本竹馬や空気階段・水川かたまりらを集めて大喜利をやるとか、それがつまらない場合は、二人羽織で同じ答えを目立つほうの相方に言わせたらどうかとか……。
 まあ、ほんとは純粋なネタ番組だけで十分なんだけどね。

『心の傷を癒すということ』の奇跡

2020/02/13

 すでに多くの人たちが絶賛しているが、土曜ドラマ『心の傷を癒すということ』(NHK)は奇跡のような素晴らしい作品だった。脚本、演出、役者の演技、映像美、音楽……すべてが高いレベルでていねいに作り込まれていて、NHKの実力はすごいなと、久々に思わされた。
 このドラマは阪神淡路大震災から四半世紀という節目に合わせた企画だった。その手の企画ものドラマは「先に企画名目ありき」で、ドラマとしての質が低くなりがちだが、これはまったく違った。制作スタッフが、モデルとなった精神科医・安克昌氏への敬意を最大限に払って丹念に作り込んでいった結果だ。例えば、安医師の書斎の書棚に並んだ本は遺族や関係者に聴き取り取材をして、実際の書棚に限りなく近づけたという。
 脚本と演出は非の打ち所がない。初回は車椅子に座った安医師がため息交じりにピアノを弾く姿で始まるが、このシーンは最終回で再び描かれる。しかし、最終回ではピアノを弾く安医師を、後輩医師と患者が黙って見守っていて、2人の前で演奏は徐々に力強く盛りあがっていく。その意味を視聴者は想像する。
 ラストも素晴らしかった。凡庸なドラマなら、主人公が息絶えるところで終わらせるが、このドラマは違った。震災から25年経った神戸ルミナリエを、残された妻と子供たちが歩いて行くシーンで終わる。並みのドラマだと、そこまで引っ張ると甘ったるい「蛇足」になってしまうが、ここではさらなる感動と余韻、そして視聴者に様々なことを考えさせる効果を生む描き方だった。こんなドラマを年1回でもいいから見せ続けてくれるNHKでいてほしい。

新型コロナ報道で分かる番組の質

2021/0227

 新型コロナウイルス感染症関連のテレビ報道が2011年の原発爆発のときと同じで、
①感染経路を追う推理もの風にして視聴者を引きつける
②あちこちに悲劇やアホ喜劇を見つけに行き劇場化させる
③水際作戦の失敗を認めざるをえず責任論に持っていく
④問題の本質に触れず「一致団結」「痛みを分かち合い」などと精神論を言い出す
 …という流れになっている。
 報道は、国の広報機関になることではなく、今何が起きているのか、何が問題なのかという事実を正確に伝えるのが使命だ。
 今回伝えるべき最大の問題は、国をトップとした行政が、ウイルス感染を確認するPCR検査をさせようとしないこと。この異常事態を一刻も早くやめさせ、医師が保険適用で民間検査会社に直接検査を回せるようにしなければいけない。韓国ではテント張りやドライブスルー方式の臨時検査場まで作って対応し、1万件/日規模で検査し続けているが、倍以上の人口である日本では2桁少ない。最も感染者がいるであろう東京都は、検査能力が120件/日(2月26日時点。これを340件/日にすると寝ぼけた声明)で、検査を受けるための「関門」になっている相談者センターが2月7日から24日までで検査できる医療機関を紹介した数がわずか65件(1日あたり3・6件!)だという。これを26日に報じたのは『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日)だが、ニュース番組やワイドショーでこの問題を真剣に報道しようとしているのは他に『ニュース23』(TBS)くらいなのだ。新型コロナによって、各テレビ番組の「質」もまたテストされている。

(2021/12/10 追記)
この時期から1年半以上経った2021年夏くらいには、様々なデータや医療現場の医師たちなどからの情報が出てきたので、私自身は無症状者へのPCR検査は限定的でよいと思うようになった。それよりもワクチンの強制(特に若年層や子どもへの)やワクチンによる健康障害や後遺症関連の情報隠蔽、治療薬を巡る不透明な動きなどに対して、強い疑問と怒りを感じている。

「朝ドラはこうあるべき論」の愚

2020/03/12

 NHK朝ドラ『スカーレット』が終盤に入って大混乱状態になった。2月後半まではそれなりに作り込んでいる感があったが、2月24日からの1週間を、脚本家を交代し、主人公を出さず、とんでもなく質の悪い喜劇風味の「スピンオフ」挿入という理解不能の構成にしたことで、すべてが台なしになった。
 主役の戸田恵梨香と脚本家が喧嘩したのではないかとか、これはNHKによる働き方改革ではないかとか、いろんな噂が飛び交ったが、本当に異常事態といえるひどさだった。
 このドラマは実在の陶芸家をモデルにしているが、彼女も離婚した元夫も80代にして今なお現役の陶芸家だ。モデルが存命のためかNHKでは「フィクションです」と強調しているが、それならなぜ息子が白血病になるところまで一致させるのか。そもそもテーマは何なのか。
 主人公・喜美子の性格や言動について「身勝手だ」「常識がない」などの批判も多いようだが、アーティストというのはえてしてそういうものだし、エゴやドロドロを描けないならモデルに選ばないほうがいい。
 思うにこのドラマが終盤に来て大混乱に陥ったのは、「朝ドラはこうあるべき」論が脚本家を縛った結果ではなかろうか。
 万人から支持されるドラマなんてないし、最大公約数的な路線にこだわれば面白いものはできない。たとえ失敗作と非難されようとも、しっかりしたテーマや主張を貫く制作姿勢を見せてほしい。演者もそのほうがスッキリする。謎のスピンオフと呼ばれた第21週での林遣都(信作)や大島優子(照子)は、ひどい脚本を演じなければならず、本当に可哀想だったよ。


『お笑い成人式』はM1に勝ってた

2020/03/29

 COVID-19のニュースばかりで世界中がストレスと不安だらけ。家にいろって言われるので、お笑いでも見て免疫力高めるしかないね。
 で、期待しないで見た『お笑い成人式』(BSフジ)が滅茶苦茶面白かった。「芸歴20年以上のお笑い人生を『無冠の成人芸人』が漫才に込めてステージでぶつけ合う、大爆笑の115分!」という触れ込みで、三拍子、ザブングル、タイムマシーン3号、東京ダイナマイト、磁石……といった中堅が10組登場して優勝を争うというもの。なんだM1の二軍戦かと思いがちだが、見終わった感想は「M1より面白いかも」だった。
 コロナのおかげで無観客収録なのに、どの組も今まで見た中でピカイチの熱演で、永久保存版にしてしまった。優勝はマシンガンズで、これも文句なし。
 なぜこんなに面白いのかといえば、ネタの持ち時間がたっぷりとってあったからだ。余計な司会進行いじりもなく、演者がのびのびと芸を披露していた。
 これに比べて地上波の『ENGEIグランドスラム』は作りが粗かった。スタジオに集められた芸人のうちナイツとバイきんぐはひな壇にいるだけでネタ見せなし。出演者のうち、生で新ネタを見せたのは爆笑問題と初出演のミルクボーイ、蛍原徹×堀内健だけで、他は過去のビデオを流しているだけ。
 それでも最後までそれなりに楽しめたのは、やはりネタの持ち時間がたっぷりあって、ノーカットで見られたからだ。
 結局、お笑い番組の作り方はフジテレビがいちばんだと思う。もう、フジはお笑い専門チャンネルになってもらっていい。特にBSフジはそれでいいじゃん。

アフターコロナ時代のテレビ界はどうなる?

2020/05/16

 新型コロナ感染症の影響でテレビ業界も大変なことになっている。
 いわゆる「濃厚接触」を避けるというアピールのために、スタジオ収録は距離をとり、多くの出演者は自宅や別スタジオからの「遠隔出演」。コメンテーターの自宅ネット環境の品質が画像や音声に出て、「この人の家はマンションの共同回線で通信能力が低いのか?」なんて、変なところに興味がいく。粗い画質や時折途切れる音声でもいいなら、4Kとか8K放送なんていらないよね。
 バラエティ番組はスタジオでの「ガヤ」が完全に消えた。タレントに頼らずに「面白い」番組を工夫する方向に向かうなら、これはむしろいいことかもしれない。
 ただ、ロケ番組やドラマの収録ができないのは大ピンチだ。NHKの大河ドラマや朝ドラも、6月で一旦休止になるというし、人気番組『ポツンと一軒家』なども、山奥の老夫婦のところを若いスタッフが訪ねていって感染させてしまったなんてことになったら大変なことになる。
 今は過去の放送を再編集したりしてしのいでいるが、このままではテレビ離れ、特に地上波離れがますます進むだろう。
「アフターコロナ時代」は、テレビに限らず、文化が大きく変質する可能性がある。生活格差が広がり、娯楽や趣味全般が一部金持ちの贅沢品になり、庶民はネットにこもる。
 そんな時代に、テレビが「ネットとは違う高品質」をどのように築いていけるかが問われている。ゴミの山を築くことになるのか、それとも少数精鋭のスタッフが気合いを入れ、世界レベルの番組を作り始めるのか……。後者であってほしいけどね。

NHKドラマの地上波・BSのレベル差がどんどん開く

2020/05/28

 NHKの朝ドラ『エール』と大河ドラマ『麒麟がくる』が、COVID-19のせいで収録が中断したままで、放送も一旦休止と決まった。それも大変だが、この2つのドラマ、そもそも中身が混迷を極めている。
『麒麟が~』は「大河ドラマは主人公を英雄的に描く歴史もの」という縛りを卒業できず、さらにキャラの見せ方がますますおかしくなった。
『エール』は脚本も演出も統一感がなく、毎回安っぽい新喜劇を見せられているようだ。撮影開始早々、脚本家が交代させられるという「事件」があったようだが、モデルになっている古関裕而という作曲家をどのような人物として描くか、テーマはなんなのかを、最初に腹を据えて決めていなかったことが原因だろう。
 古関は戦時中にたくさんの軍歌を書いている。「アジヤの敵のアメリカ/悲鳴を吐くまでやるぞ/叩きのめせ叩きつけろ」などという能天気とさえいえるような軍歌(ちなみにこの『アメリカ爆撃』という歌を作詞した野村俊夫は、ドラマでは「大将」のあだ名で登場する幼なじみ。
 音楽の芸術性と思想がいかに関係ないかというテーマを作家の五木寛之は小説の中で描いていたが、そんな深い話にはなりそうもない浮わついた(しかもユーモアセンスもない)演出にガッカリさせられる。
 それに比べると、同じNHKでもBSで放送した『70才、初めて産みましたセブンティウイザン。』は素晴らしかった。ありえない設定の難しい原作にもかかわらず、脚本(本調有香)の細やかさ、計算の深さに脱帽だ。地上波ドラマとのこの差! この調子だと、NHKのBSと地上波のレベル差はますます開きそうだなあ。

無意識の「同調圧力」報道がいちばん怖い

2020/06/11

 コロナパニックはようやく新段階に入った感じだが、テレビによる「伝え方」は完全におかしいままだ。
 夏の高校野球が中止になった報告を監督から受けて涙を流す高校生たちの表情を撮ろうと報道のカメラがズラッと待機したりする。街中や公園の映像を流して「マスクをしていない人がいます」と煽る。「視聴者がどれだけ食いつくか」という視点での絵作りは、「同調圧力」にのせられる人が多いだけに恐ろしい。
 ニュース報道は「分かっていること」「間違っていること」「よく分からないこと」を極力正確に分類し、冷静に伝えることが求められているのに、相変わらず「他でもこれはこう伝えているから安全牌だろう」というような思考停止が目立つ。
 検査の数が圧倒的に足りない中での「感染者数」の数字にどれだけの意味があるのか。「死者数」も、人口比で比較しないと実勢が見えない。
 ベルギーは人口100万人あたりの死者数が831人で、タイ(同・0.8人)の1000倍。中国は同・3人、香港は0.5人、台湾は0.3人だ(6月11日現在)。アジア・オセアニア圏の国々は欧米諸国に比べて圧倒的に死者が少ない。そうした事実でさえ、ちゃんと伝えていない。日本(同・7人)はアジアの中ではフィリピン(9人)に次いで多いのに、それは伝えず、欧米に比べて「少ない」という印象だけを植えつける。さらには「隠れコロナ死」の問題……。
 ただでさえ実態、実数が見えない新型コロナウイルスの正体が、ますます見えにくくなっていく。
 報道のあり方、「質」がコロナに試されている。このテストに日本のテレビは合格点が取れるのか。

各局人気クイズ番組の通信簿

2020/06/26

 コロナ関連や政治崩壊・腐敗の話ばかりでストレスが溜るので、クイズ番組の話でも…と思うのだが、すぐに裏を分析してしまう性分の私。
 一口にクイズ番組といっても、番組制作側の意図・意識を探ると、
①隠れた常識を再発掘する
②クイズ王・知識王ぶりを見せる
③幅広い層に受ける問題を発掘する
④頓知やパズル的遊びを提供する
…というパターンに分かれる。
①は『チコちゃんに叱られる!』(NHK)、『そんなコト考えた事なかったクイズ!トリニクって何の肉!?』(テレ朝系)などだが、『チコちゃん』は、物事や風習の起源を解説するものが多すぎてつまらない。最後は「諸説あります」になりがち。
『トリニク』はわざとらしい誤答をするおばかキャラの自演が疑われて見苦しいし、問題内容も無理がある。
②の代表は『東大王』(TBS系)だが、世界遺産や名画、珍獣の名前なんて、一般人からすればどうでもいい知識であり、楽しめない。無理矢理「クイズアイドル」を育てようとする制作姿勢にも共感できない。
 いっそ東大のクイズ王たちに一般常識を問うような趣向を強めたほうが面白いんじゃないか。世界遺産は知っているのに、神社の「燈籠」を知らない東大生がいたし、中華料理屋の前にいる中国獅子と神社の狛犬を区別できない子もいそうだ。
 結局③④のタイプのクイズを真面目に作っていく番組が強い。『ネプリーグ』(フジテレビ)はクイズ番組としてゴールデンに定着してすでに15年だし、『くりぃむクイズミラクル9』(テレ朝)も9年目に入った。
 長く愛される「王道」クイズ番組への道は、なかなか厳しいのだな。

WITHコロナ時代、お笑い番組はどうなる

2020/07/10

 新型コロナウイルスは完全に地球上から消えることはないらしい。ワクチンが開発されれば終息するというのもほぼ無理な話で、下手するとワクチンで重症化する人が出るなどの予測不能な事態も起きるかもしれないという。つまり、「やっかいな病気が人間社会に1つ増えた」ということであり、そういう社会に「慣れて」いくしかないのだろう。
 目下、お笑い番組では、クロマキー(後ろに緑色のスクリーンを置いて別画像と合成する手法)を使って、漫才コンビを何メートルも離してやらせたり、合成画像を積極的に取り込んだネタをやらせたり、コンビの間にアクリル板を置いて「飛沫感染を防いでいます」という免罪符にしたりしている。こうした違和感だらけの番組を通じて、改めて「笑う」という行為を生み出しているものは何だろうと考えた人も多いのでは?
 コントネタなら、別に観客は必須ではない。でも、漫才で観客が目の前にいない図はとても不自然だ。
 笑いの質によって、番組の作り方も変えて当然なのに、今までは一律に「笑う役割」の客をスタジオに入れて、その前で漫才もコントもやるという方法を疑わなかった。劇場ならそれがあたりまえだが、テレビではその図式は必要条件ではない。
 かが屋と四千頭身では、笑いを生み出す「要素」が違うのだから、同じ図で同じステージに立たせる必要はないのだ。ましてや「第7世代」などという言葉でひとくくりにしたり、ドッキリやら大食いやらで疲弊させる意味はない。
 コロナは、番組作りに対するテレビ界の怠慢、慢心を知らしめた。それを今後どう生かせるか、だな。

GoToキャンペーン報道のお粗末さが怖すぎ

2020/07/22

 コロナ絡みの話はもう嫌なのだが、「GoToトラベルキャンペーン」なるもののデタラメぶりと、それを伝えるテレビ報道のお粗末さがひどすぎるので、やっぱり書く。
 テレビ報道は「コロナ感染者が増え続けている今、このキャンペーンをするべきか」とか「直前になっての東京外しはどうなのか」といった論調ばかりだが、そもそもこの施策の中身をしっかり報じていない。
●基本、キャンペーンに登録した旅行業者の「旅行商品」が対象。
●それ以外の個人旅行は、旅費が対象外なだけでなく、宿泊代金も、宿泊先の旅館やホテルなどがキャンペーン登録業者であることが必要。
●旅館などがキャンペーンに登録しようとしても、その登録方法が決まっていないまま実施に突入。
●宿泊施設がキャンペーン適用業者になれるかどうかの基準も不明。
●個人での旅行では、事後に宿泊代の領収書原本、申請書、宿泊証明書(旅館側が発行)、個人情報同意書などを提出する必要がある。
●その申請先の事務局も申請方法も「調整中」のまま突入。
●割引適用率は50%というが、実際には、どんなに高い旅行商品でも一泊あたり最大1万4000円まで。
●旅行会社の都合で、割引率を多少低くしてもよい。
 ……こんな状態のものを「キャンペーンそのものには賛成ですが」という前置き付きで報道している。違うでしょ。キャンペーンの構造そのものがおかしいでしょ。何千億円という「事務委託費」を、被災した観光地に復興支援として直接投入しろ、と普通の神経の人なら考えるでしょ。
 なぜそう報道しないのか?

大人向けの「学ぶテレビ」は可能なのか?

2020/08/05

 コロナを機に、NHKではNHK for Schoolと銘打ってEテレの教育番組をPRしている。多くの番組がネットで好きなときにオンデマンドで見られるほか、スマホやタブレット端末で視聴できるアプリも配布している。
 いいことだ。こういう時代になったからこそ、大人も腰を据えて勉強し直せばいいのになあ、と思う。
 しかし、大人向けの情報番組なんか見ていると、伝える側の不勉強や能天気ぶりばかりが見えて嫌になる。
 朝の情報番組で、茨城県沖に巨大油田が眠っているのではないかという話題を取り上げていた。それに対して、いつも辛口コメントを繰り出すキャスターやコメンテーターが「20年後にはエネルギー事情が変わっていて石油なんて重要じゃなくなっているかもしれない」といったことを言っていて、愕然とした。
 この人たちは資源物理学や熱力学の基本を理解せず、「エコ」だの「自然エネルギー」だのという刷り込みに浸ったまま発言しているのか。
 太陽光とか風力とかをイメージしているのだろうが、石油がなければそういう発電プラントも作れない。送電システムの構築や電池の製造には、稀少資源の消費が伴う。石油がなければそういうものも作れない。
 エネルギー効率の問題もある。10の電力を作るのに15のエネルギーを投入したら意味がない。
 そもそも電力はエネルギーの「伝達手段」であり、エネルギーを生み出す「資源」ではない。
 現代文明の中で生きる人間にとって必要不可欠なそういう基本的なことを、子供のときからしっかり教える「社会の仕組み」こそが必要なんだな、と改めて思わされた。

「水曜日のダウンタウン」はこれで行け

2020/08/20

 これでもかというほど問題を起こしてきた「水曜日のダウンタウン」(TBS)。企画内容の玉石混淆ぶりが極端で、クロちゃん企画は全部飛ばして見ている。芸人に何かを耐えさせるサド路線も、まったく面白くないどころか、不快感だけが残る。日本のテレビ業界はここまでレベルが落ちたのか…という不快感。
 それでも録画し続けているのは、たまに「玉」が出るから。8月19日放送の3企画の最後「すれ違いコント選手権」は特によかった。
 アンジャッシュがやっていた「すれ違いコント」というジャンルに、さらば青春の光、空気階段、野性爆弾の3組が挑戦した。野性爆弾クッキーの悪ふざけは論外だったが、さらばと空気階段は正攻法で挑んでいた。2組とも出来はイマイチだったが、あの手のネタって結構難しいんだな、ということがよく分かった。面白くない部分、イマイチに感じる原因を視聴者が考えていまう、という要素も含めて「面白い」。
 同じ回でやった「農家に勧められたらどんなものでも皮ごといっちゃう説」「ボディビルの掛け声、芸人がやったらもっと面白くなる説」も悪くはなかった。芸人の心理やアドリブ能力、言葉選びのセンスや瞬発力を見るという面白さ。
 過去にやった、学校の先生の物真似をプロの物真似芸人がやればバカウケ間違いない、みたいな企画もよかった。「水ダウ」はこういう企画だけ追求していけばいいんだよ。
 芸人が苦しんでいるのを見て笑おうというのは、考えるほうも、見て喜ぶほうも最低だ。プロの「芸」を多角的に発掘して見せるというコンセプトを大切にしてほしい。

日本と欧米、テレビドラマの違い

2020/09/04

 デーブ・スペクター氏がツイッターで「失礼ですが、日本のドラマや映画で役者が叫び過ぎと思うのは私だけ?」と呟いていた。
 ほんとにその通りで、ミステリードラマなどでリアリティゼロのバカみたいな演出をされると、泣きたくなる。最近特にひどかったのは『13(サーティーン)』(フジテレビ系)だ。英国BBCのオリジナル原作を買って日本版に作り直したそうだが、5分に1度、絶対にありえないシーンが出てくる。原作は登場人物の心の闇をスリリングに描き出すことで評判を呼んだが、ただがなり立てる女刑事やら、何年も監禁されていたのに髪の毛つやつやの主人公やら、脚本と演出のあまりのひどさに、見ていて鬱になってしまった。同時期にオランダの『スハウエンダム~12の疑惑』(WOWOW)全10話に引き込まれ、数日でほぼ一気見したのに比べ、絶望的なまでのクオリティの差!
 逆に、安心して見ていられたのは『すぐ死ぬんだから』(NHK BSプレミアム)。主人公を演じる三田佳子はドラマの中の設定と同じ78歳だが、若作りして気を張っているときと、夫に急死されて抜け殻のようになったときの老け顔の落差も見事。
 かと思うと『ブラックリスト』(CSスーパードラマTV)が、コロナのせいで突然最終回になり、最終回は「撮影続行不可能になった」ために、実写の合間にアニメ映像を挟んで無理矢理1話分仕上げるという荒技。違和感だらけで話に集中できなかったが、アメリカらしいなあ。
 同じことをNHKの大河ドラマとかでやったらどうなるんだろうね。戦闘シーンで突然アニメになったりして……話題にはなるだろうけどね。

大坂なおみのマスクと『報ステ』の姿勢

2020/09/17

 アメリカでは、何の罪もない黒人たちが次々に白人警官らに射殺されたりするという理不尽なことが続いている。この現実を世界の人々に知ってもらうため、大坂なおみ選手は、全米オープンテニスで被害者の名前を書いたマスクをして入場するというパフォーマンスを行った。
 1回戦をフルセットでなんとか買った後、彼女は「マスクは全部で7枚あります。7枚では足りないのが悲しいけれど、決勝戦まで行って、みなさんに7枚すべてを見せられたらうれしい」と語った。そして、本当にそれを成し遂げてしまった。
 日本ではこれを「政治的言動」などと騒いだメディアもあったが、「人種によって尊重されない命があるのはおかしい」という主張は「政治」ではなく、哲学や倫理の問題だ。
 彼女は大変なプレッシャーの中、「7枚全部を見せる」という目標を達成した。「優勝したら」ではなく、1試合ごとに、という極めて困難で勇気のいるノルマを自らに課した。
 しかも彼女は、声高に「人種差別をやめろ」と叫ぶのではなく、「より多くの人にこの問題を知ってほしい、考えてほしい、話し合ってほしい」という姿勢を静かに貫いた。
 日本のテレビ番組で彼女のその気持ちを正しく伝え、解説したのは「報道ステーション」(テレ朝)くらいだったのではないだろうか。同番組は、時間をかけて、マスクに書かれた7人がどんな人で、どんな風に命を奪われたかを伝えた。
 2年前の初優勝のときは「今何を食べたいですか?」なんて質問を繰り返して恥をさらした日本のテレビだが、大坂選手がこれほど成長したんだから、少しは襟を正さないとね。

リモートワーク時代の昼間の番組改革

2020/10/02

 どうやら、「アフターコロナ」という時代は来なくて、「ウィズコロナ」がずっと続くらしい。結果、ようやく日本でも「家で仕事をする」スタイルが増えていく。
 この社会変化をテレビ局もしっかり考えないといけない。つまり、今までは昼間の時間帯の視聴者層は主婦層などが多かったが、これからはコンピュータを駆使するIT技術者やデザイナーなど、情報のクオリティや演出のセンスに対して「うるさがた」の人たちが気分転換にテレビをつけることが増えるはずだ。
 昼間の番組の代表はワイドショーだが、主婦層向けのメシネタ、芸能界ネタばかりの番組を「うるさがた」の人たちが喜んで見るとは思えない。そういう人たちを満足させられる、クセの強い、新しいタイプのワイドショーが登場してもいい。
 また、ITを駆使する人たちはだらだらとテレビを生で見たりはしない。どんな番組も録画して、つまらないと思えばサッと消して別の番組に切り替えるという視聴法だ。そういう人たちに対応するには、長時間のだらだら構成ではなく、きっちりと時間を区切って趣向の違う内容を詰め込んでいく構成のほうがいい。
 決まった時間に放送される5分のコーナーだけを見るために番組を丸ごと録画する視聴者もいる。例えば妻は、芸人のベルサイユが弁護士とやりとりするコーナーを見るためだけに『バラエティー生活笑百科』(NHK)を録画して、出演していない回だとサッと消してしまう。
 別に難しい内容にしろという話ではない。いろんな視聴者が増えていくことを予想して、昼間の番組も作っていかないとね、という話だ。


朝ドラ『エール』の変身ぶりを評価

2020/10/16

 朝ドラ『エール』が再開した。
 中断前の脚本・演出の混乱ぶりについては、以前「主人公裕一のモデルになっている作曲家・古関裕而をどのような人物として描くのか、テーマはなんなのかをしっかり決めていなかいのではないか」と書いた。
 古関裕而をモデルにしたからには、戦時中に多数の軍歌を作曲して戦意高揚に加担したことをどう描くのかに注目していたが、10月第3週の放送では、戦争シーンをかなりシリアスに描いていた。テーマソングやタイトルバックをやめてまでだ。現場では議論や戸惑いもあっただろう。
 視聴者にもかなりの衝撃を与えたようだが、史実ではもっと気が重くなることばかりだったようだ。
 裕一と一緒に派遣された画家と作家のうち、作家のモデルは『麦と兵隊』などで知られる火野葦平だが、火野は従軍日記の中で、戦場では餓えに耐えかねて爆弾を食べる(ニトログリセリンは無毒な上に甘い)者もいたが、そこまで兵士たちを追い込む無謀な作戦を指揮した司令官は、しっかり食事をして釣りをしていたと書いている。
 戦闘や爆撃で人が死ぬシーンで戦争の怖ろしさを描くことはできる。しかし、その状況を生んだのは、ダメな人間が上に立つことで、多くの人たちが理不尽な死に追い込まれるという「構図」である。さらには、その構図を知りながら、権力者に忖度して人々を煽り立て、間違った方向に導いてしまうメディアの罪。
 そこを描かなければ、戦争の本当の怖ろしさには迫れない。そうした「怖さ」を描けと朝ドラに要求するのは酷だろうが、なんとか最後まで、転けずに行ってほしい。

日本の近現代史を掘り下げる番組を

2020/10/29

『関口宏のもう一度!近現代史』(BS-TBS)を録画して見ている。今の日本が直面している諸問題を考えるためにもとても貴重な番組だ。
 クイズ番組で、徳川15代将軍の名前はもちろん、明治以降の歴代総理大臣の名前を全部暗記している高学歴タレントやクイズマニアを見るたびに思う。では、彼らに「徳川慶喜はどんな思想や政治観を持っていて、実際にどのような生涯を送ったのか」と問うたら、どんな答えが返ってくるだろうか、と。例えば、徳川慶喜が「大政奉還」をして「明治維新」になった…と学校では学ぶわけだが、慶喜はなぜ鳥羽伏見の戦いで、敵方の3倍の兵を残してこっそり夜逃げしたのか、その裏では何が起きていたのかまで考えないと、本当の歴史を学んだことにはならない。
 また、明治「維新」という言葉から、悪しき旧体制を打ち破り、新しい社会を作るための改革だったと思い込まされるが、これが「クーデター」と呼ばれたら印象も違うだろう。
 その点、『関口宏の~』はテーマごとに背景を解説してくれるいい番組だが、一般ウケはしないと思われ、地上波番組にはなっていない。かといって、娯楽性に走りすぎる演出・構成のバラエティ番組は見飽きたし、食い足りない。その中間的な、一種の謎解き仕立ての教養番組は作れないか。例えば「靖国神社と山縣有朋記念館の"狛犬"は同じ中国の寺にあった」、「福知山線事故は大隈重信にも責任がある?」、「神宮の杜が壮大な自然林になった理由」、「秩父31番札所観音院の巨大仁王像の謎」……どれも、幕末から明治~戦前にかけての日本の知られざる近現代史を知る扉になるテーマだよ。

芸人・タレントの本音を語らせる番組

2020/11/12

『あちこちオードリー~春日の店あいてますよ?~』や『チマタの噺』(共にテレビ東京)をよく見る。ゲストの本音や素顔を見事に引きだしているところが秀逸だ。
 これが『徹子の部屋』(テレビ朝日)や『土曜スタジオパーク』(NHK総合)だと、ゲストは最初からよそ行きの顔を作ってしまう。『徹子の~』に至っては、緊張するゲストと黒柳徹子の天然ぶりの対比を楽しむ趣向になってしまっている。
 で、『あちこち』にしても『チマタ』にしても、話の内容が面白いという以上に、ゲストの人間性や、見えないところでの苦労・努力を知ることで、現代人にとって必要な「生き方」が学べることに気づく。
 最近のバラエティ番組は、人として恥ずべきことでも「テレビ的にはこれが正解」といった価値観をあたりまえのように押しつけてくる。それに馴染めない者たちは、どんなに才能を持っていても「数字が取れない」「瞬発力がない」と断じられ、切り捨てられる。そんな番組作りの姿勢を見せられ続けるうちに、視聴者の感覚もおかしくなってくる。
『あちこち』や『チマタ』では、そんな業界の中で、芸人やタレントたちが、本当はどう感じ、考えているのか、そして、すべてを計算した上で、ここまでどのように生き抜いてきたかが語られる。
 最初は、特殊な業界の話だと思って聞いているのだが、そのうちに、ああ、どんな社会や環境でも、生き残っていく人はこういうところが違うんだな、と気づかされるのだ。
 もちろん「運」はものすごく大きいのだな、とも痛感させられるんだけどね。生き抜くって、難しい。

今年は特に秀逸だった『コントの日』

2020/11/25

 年に1度NHK総合で放送される『コントの日』。3回目の今年はコロナで一変した「新しい生活」がテーマだったが、過去2回に比べて頭抜けて出来がよかった。
 レジ袋有料化による混乱やバカバカしさをロバート秋山が見事に演じた「袋、いりません」。東京03角田演じる「普通のサラリーマン」が最後に「時間があるって怖いな~」と叫ぶ「ステイホームで覚えたラーメン」では、本当の自分と向き合うことの難しさを哲学的に?描いた。
 中でもすごかったのは、劇団ひとりがズルいフクロウ「ズブズブ」を演じた「ズブズブと森のおともだち」。タイトルがすでに「森友学園」を暗喩しているが、内容もド直球だった。
 ロボットの「マジメカ」が買ってきたケーキを一人でこっそり食べてしまったズブズブが、あの手この手のズルをして罪を逃れるどころか得をする。被害者のマジメカが「この森に正義はないのですか?」と叫ぶと、ズブズブの裏取引に応じた歌手志望の少女・アリスが「真面目か!」と一喝。そして駄目押しのナレーション「何はともあれ一件落着。みんなお友だちを大切にしようね。そうすれば、いけないことをしても、もみ消してくれるから」。
 最後は全員で「友達大好き。僕はズブ ズブ。芸能プロの社長さん、闇カジノのオーナーさん、演歌歌手のタニマチさん、家族ぐるみさ。ズブズブになれば笑顔になれるから。甘い蜜舐めようよ。盃交わそうよ。骨までズブズブ」と歌う。その「森のおともだち」の上に桜の花びらが舞い散る……。いやもう、コント作家たちに拍手を送るしかない。時代に負けるな! テレビ文化。

「陸上」をエンタメに昇華する処方箋?

2020/12/24

 昨年はコロナのおかげで幸せの「青い鳥」が逃げていく年だった(年輩の人だけ分かる? コロナとブルーバード……)。そんな中、テレビの中の数少ない「救い」はお笑いと陸上競技中継だった。
 6月の陸上日本選手権が延期、各地のマラソン大会、高校総体、駅伝などがことごとく中止になったが、秋から少しずつ復活。中でも日本選手権女子1万㍍の新谷仁美選手は圧巻だった。驚異的な日本記録(前回のドバイ世界陸上なら2位に相当)を打ち立てた陰の立て役者は、同じ積水化学の佐藤[さやさや]早也伽選手。「新谷先輩のためにペースを作ります」と自ら宣言して、スタート直後からすっ飛ばした。こうした裏のドラマや選手たちの意外な素顔、壮絶な戦いをしながらもレース後は心から互いの健闘をたたえ合う姿などを見ていると、嘘つきや悪人だらけの政治の世界など、嫌なものだらけの現実をつかの間でも忘れられる。
 陸上界は、瀬古利彦氏、増田明美氏、松野明美氏など、テレビ向きのタレント性ある人材を輩出してきた。若い層でも、YouTuberのたむじょー、M高史、ポップライン萩原(もしか設楽)など、荒削りながらも純粋に陸上を愛し、陸上と娯楽の融合という難題に取り組んでいる人たちがいる。彼らをうまくプロデュースしつつ、陸上マニア以外にも通用するような濃い番組を作るようなゆとりが今のテレビ界にほしい。TBSの陸上班が頑張っていて、クイーンズ駅伝3区を走り終わった後の新谷選手と鍋島莉奈選手の漫才のような談笑シーンなどをツイッターで配信していた。こういうのを、地上波でしっかり見たいのよね~。ヨロシク!


狛犬ファンがさらに狛犬ウォッチングを楽しめるように、狛犬の個性の解説から、狛犬の見つけ方、狛犬との接し方、石工や奉納者のドラマ、狛犬の撮り方などなど、狛犬歴40年の筆者が懇切ていねいに解説。 64ページの中にフルカラー写真が350点以上。Amazonで購入

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