mixiを通じて、商工会長さんから悲痛なメッセージが途切れ途切れに入る。
村は通信不能なので、村の外に出て送信しているという。
その内容を受けて、知っている限りのメディアに情報発信した。
いち早く反応してくださったのが朝日新聞の一色清さん(報道ステーションの解説者)で、ご自身が編集長をしている
WEB RONZAにさっき原稿を掲載してもらえた。
海側の津波被災地では、病院の入院患者が餓死の危機というような切迫したリポートも出ている。
報告しているのはbeで連載していたとき担当者だったこともある記者。
あちこちでひどいことになっている。後ろめたい気持ちがどんどん強くなってくる。
何もなければ、というか、原発が馬鹿じゃなければ、今頃はアカガエルの産卵第一号を写真入りで書いていたと思う。どういうつもりなんだ、お偉方たちは。
放射能というやつは、タチが悪い。目に見えない恐怖。情報も、何を信じていいのか。
目の前の森が燃えているとか、そういう目に見える危機なら、ある程度頭が働いて、どこまで、何ができるか判断できそうに思うが、見えないものに対する恐怖は、冷静さを失わせる。
今、こうして書いている自分──無力感、罪悪感、虚無感が入り交じって、ひどく嫌な精神状態。