2011年2月11日の5
きつねうち温泉
今回の「狛犬講演会」、主催は「野出島地域活性化プロジェクト」。副会長さんの先導で、本日の宿泊先、きつねうち温泉に到着。
雪はしっかり本降りで、明日までには相当積もりそう。これはもう、人は集まらないだろうと諦める。
宿は扇型に配置された1階建ての新しい総合施設。同じ建物に、明日の会場である白河市東文化センターも組み込まれている。
部屋は8畳で、新しく、ユニットバスもついていた。
暖房は空調だが、強力。
大きな窓から外を見る。ライトアップされた木が雪の中に浮かぶ
食堂のメニューの隣にポスターが……
従業員がみんなよく教育されていて気持ちのよい宿だった。
特筆すべきは食事の質と量。ものすごかった。
ご飯は炊き込みご飯で、目の前で炊きあげる。鳥鍋もあるので、携帯燃料コンロが左右に並ぶ。
料理が一品一品ものすごく凝っていて、美味。東京で、おいしい懐石の店で接待されることがあるけれど、このレベルの料理が出てくることは稀だ。文句なしでAクラス。
真ん中に見えている、何かを何かで包んで揚げたやつ(なんだそれ)、うまかったぁ。
メニューを印刷したものがほしかった。それだけ一つ一つが素晴らしい。
手前に見えているのは食前酒(カリン酒)
お酒は徳利1本標準でついてくる。この日はお燗でお願いした。
お造り
右はパイ包みのスープ、左は酢を抜いたマヨネーズでどうのこうのしたサケのなんとかだったかな
鳥鍋。一人で食べるには多すぎる量。肉はしこしこしていたので、訊いたら、やはり地鶏だそうだ
柚子塩で食べる揚げ物。後ろに隠れているのが蟹爪にいろいろ詰めたやつなのだが、手が込んでいる
味噌汁はけんちん汁。お新香はあっさりと薄味。すべてにきっちりと手が加わっている。
デザートが出てくる頃は、苦しくてもうダメ。お菓子はホイルに包んで持ち帰り、翌日食べたが、うまかった
いやはやいやはや、とにかくびっくりした。
首都圏でもこれだけの味の料理を出せる店はそうそうないんじゃなかろうか。懐石と呼ぶほどお高くとまった感じはなく、親しみやすいが、味は抜群で、どれもこれも手が込んでいる。相当な手間がかかっているはずで、料理長が優秀なんだなあ。
これだけの内容で一泊二食付き一人1万円。安い!
風呂はそれほど広くはない。浴槽は8畳くらいの広さだろうか。人気なので、すぐに芋洗い状態になるらしい。
日帰り入浴の客が帰るまで待って、夜10時過ぎに貸切状態で楽しんだ。
お湯はボーリングして出た鉱泉を湧かしているらしい。肌がぬるぬるっとするので強アルカリ泉かなあ。
浸かっていると、喉の痛みが消えていく感じがあって、なにやら効能がありそう。
湯冷めもしにくい感じのお湯。
しかし、やっぱりここは料理の宿だなあ。素晴らしい。
普通の人は多分食べきれないボリュームだと思う。常連客用に、料理を簡略化したコースもこっそり用意されているらしい。
そんなこんなで、雪がしんしんと降り積もる中、疲労困憊で寝たのでありました。
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