10/12/16の2
二度目の積雪(承前)
ジョンは雪なんて全然関係なく、いつも通りマイペースでぐいぐい引っ張っていく。
「だめ゛ってんだろがあ゛〜!! 勝手に行くな!」
と、何度も怒鳴ることになる。分かっているくせに言うことをきかない。怒られると、ほんのちょっとだけばつの悪そうな顔をして、ささっと戻ってきて横で待つ。まあ、最初の頃に比べたら圧倒的に楽にはなったけど。
ところかまわずオシッコしていくのは直しようがない。これが生き甲斐なんだろうから、仕方ない。都会では飼えないね。というか、都会の犬は、散歩のときも本能を抑え続けていて、大変だね。

……って言ってたら、大かょ

寒そうに見えるのだが、全然平気らしい
そういえば、毎年一冬で履きつぶすダテハキ(スノーデートというブランド)の靴。今年は買っていない。その代わり、こないだ上京したときに一足だけ半端品として安売りしていたトレッキングシューズ風の靴をまだ履いている。キャンバス地なので、雪道では染み込みが心配だが、この程度の雪なら平気だった。たしか3000円しなかったので、まあ、いい買い物だったかな。

いつもの沢沿いのコース。こういう景色を期待して入ってきた

足下がちと怖い。水量も増えている

ジョンは軟弱なので、こういうコースは好きじゃない

リスの足跡でもついていれば絵になるのだが

ジョンの顔を見れば分かるように、ジョンは面倒くさいコースは嫌がる。いちばん好きなのは県道沿いをひたすら役場方向に歩いて行き、田圃と田圃の間の農道を通って戻ってくるコースだが、収穫前に田圃の主に「ここを通るな」と言われて以来、行っていない。
ジョンにとっていいコースは、風景や風情は関係なく、とにかく長く歩ける、距離のあるコースらしい。
分岐点に来ると、ささっと足早に行きたいほうに引っ張っていこうとするので、そのたびにリードをぐいっと引っ張って怒る。
「勝手に行くんじゃない」
「コースを決めるのは俺!」
分かっているくせに、何度叱っても、分岐点に来るたびに、ささっと行きたい方向に足を速める。ぼ〜っとしているときなどはそのままつられてしまうので、味をしめているのだ。
こっちが元気なときは、わざと逆方向にばかり行くことにしている。
コースどりは、まあその程度の抵抗しか示さないのだが、頑として言うことをきかないのは、獣のにおいを嗅ぎ取ったとき。猛然とにおいを追いかけようとするので、制御するのが大変。そのくせ、目の前にいるキジやヤマドリに気づかなかったりする。ジョンの鼻はどうも二流以下みたいだ。
野良猫も猛然と追いかけようとするので困る。

沢沿いの道を抜けて、わが家の方向へ

後ろにピント

手前にピント

イガが木の股に引っかかっていたのかな
帳降りジョンの水鉢凍てつきぬ


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