10/10/05
ツチガエルがいっぱい

さて、前回のようにマツモ池に何匹カエルがいるか見てみよう。一見すると全然いないのだが、よ〜く目を凝らして見ていると、だまし絵のように、あそこにもここにも見えてくる。

分からないと思うが、少なくとも6匹いるのだ↑
トリミングして拡大して確認していくと……

これは右から2番目のツッチー

まだ子供。今年オタマからカエルになった2匹のうちの1匹だろう

これがいちばん右の子。やや小振り

トリミングして目一杯拡大してみた

これはいちばん左側の子。大きくて堂々として?いる

一番近いので寄ってみた

これは左から3番目にいた小さい子が水に飛び込んだ後

右から2番目の子と同じくらい小さい。ということは……

あのオタマ2匹は2匹ともちゃんとカエルになって育っているのだ!!

トリミングで目一杯拡大してみたところ
よかったよかった。
この2匹はオタマのときに10kmくらい人間の手で移動させられてここに来たわけだが、それだけに、死なせてしまったらものすごく後味が悪いことになっていた。
こうして立派なツチガエルになり、うれしいよ、ほんと。
ツチガエルはおとなしくて可愛い。トノサマガエルなどは、これだけいると縄張り争いとかしそうだが、ツチガエルやタゴガエル、アカガエルは平和主義。仲よく並んでひなたぼっこをしている。種の違いもあまり気にしていないかのようだ。いいなあ。
これに対して、モリアオガエルやシュレーゲルアオガエルは、産卵時期以外は群れない。単独行動。
ヒキガエルも孤高のカエルというか、完全な引きこもり。引きこもるからヒキガエルなのか……?
アマガエルはでたらめというか、なんにも気にしていないというか、生き方にポリシーがないというか、好き勝手に生きている感じ。

これは左から2番目のツチガエル

一番右のツチガエル
これで、マツモ池にいるツチガエルは6匹。雨池にさっき小振りのが1匹いたから、少なくともツチガエルは7匹いる。みんな無事にこの冬を越して、来年はもっといっぱい姿を現してほしいものだ。
……と、上の池にかまけている間に、山葵池の水がまた抜けていた。水が入ってきていない。

あらら……

沢の水量は十分あるので、流入口が土砂で埋まってしまったのが原因。マツモ池の水がなくなるときは、雨が降らないときより、降った後、流されてきた土砂で流入口が埋もれたときなのだ。今度、抜本的な改良をしなければいけないかもしれない。来年までに考えよう。
庭に放りだしてあった洗面器にへばり付いていたアマガエルのチビ

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