10/03/16
アカガエル産卵開始!
未明から、マツモ池でアカガエルが激しく鳴いている。産卵のときの鳴き方だ。
アカガエルは産卵のときと普段とで、鳴き方がまったく違う。産卵のときは、ハルルルルル……という感じで、甲高く鳴く。普段はゲゲゲ、ギギギと、摩擦音に近いような鳴き声。
これは産むかなあと思って見に行くと、さっと姿を隠す。どうも、ツチガエルも混じっているようだが、鳴いているのはヤマアカガエルに違いない。
上の写真は、ようやく撮れた1枚。ツチガエルかと思ったけれど、写真を拡大してみたらヤマアカガエルだった。

マツモ池の隣の倉庫裏は、まだこんな風に雪が残っている

今日も風がすごい。県道まで出たけれど、まともに風を受けるのが嫌なので、山沿いに流れる用水路(大きめのU字溝)沿いに散歩した。
U字溝の中で、アカガエル発見。田圃のほうから流されてきて出られなくなったのだろう。↑↓

背中の線がよく見えないのでヤマアカガエルかニホンアカガエルかちょっと判別が難しい

もう一匹発見。お腹がぺしゃんこだ

これはヤマアカガエルですね

はい、そうですね。ヤマアカガエルで決定
お腹がぺしゃんこになっているのが気になったのだが、冬眠から醒めた直後はこんなものなのかなあと思いつつ上流へ。まだ早いだろうなと思いながら田圃を見ると……あ!!!
産んでいるじゃないの。しかも大量に。ということは、さっきのヤマアカガエルは、産卵直後だったからお腹がぺしゃんこだったのか? 力尽きて移動中にU字溝に落ちたか流れ込んだかで、そのまま外に出られなくなって流されていたのだろう。

あった!!

近づいてみると、おお、大量に!

1年ぶりの光景

何匹集まってきたんだろう

よく見ると、隣の水たまりにもいっぱい

しかし、問題は、今の時期に田圃にできた水たまりというのは、雨の直後にたまたまできただけであって、すぐに干からびてしまうということ。それに、田植えの前にはトラクターが入って代掻きをするので、運よくオタマにまでなったとしても粉砕されてしまう可能性が高い。つまり、今の時期に田圃の中の水たまりに産みつけられた卵は、ほぼ確実に全滅の運命なのだ。
早春を告げる風物に心が躍ると同時に、卵の運命を思うと心が痛む。世の中、なかなか厳しい。
田圃から県道に下りると、ジョンがU字溝の網のところで変な顔をして一瞬立ち止まった。
中から声が聞こえてくる。アカガエルが産卵のときに発する鳴き声だ。
田圃側に続いている地下トンネルの中をエコーして道路まで聞こえてくるようだ。
↑用水路のトンネルにこだまするヤマアカガエルの鳴き声。強風のため風の音と、県道を走っていく自動車のエンジン音も入っているけれど、後半はかなり鮮明に聞こえますよ
道を横切って、さっき産卵していた田圃とは別の、下の田圃に下りていき、さっき声が聞こえてきた用水路トンネルの出口あたりまで行ってみた。
ああ、やってるやってる。こんなところで……

さっきとトンネルでつながっている反対側の桝で、アカガエルがさかんにプロポーズしていた

近づいた途端、ぴたっと鳴きやんでしまった
映像付きで音声を撮りたくて、そのまま5分近く身を潜めていたのだが、カエルにはしっかり分かっているようで、鳴き始めない。諦めて移動。
ここで産むと、さっきの田圃の水たまりの卵よりは多少は生き残れる可能性はあるだろう。でも、田植えの前に水を張るとき、一気に水が流れてくるので、問答無用で流される。そのまま田圃に流入して、代掻きのトラクターの刃からも逃れられれば、生き延びるオタマもいるか……。
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