10/03/10

またまたまたまた雪だわ(2)

一晩経過して、これだけ積もった。今回は密度の薄い雪なのですぐに溶けそうだが、とりあえずざっと雪かき。

前の道も、X90で往復して轍を作っておく


頼もしい四駆。轍の深さ5cmくらいはあるのだが、この写真だとよく分からないな


午後2時半。また降ってきた


かなり大粒


雪かきしたばかりなのに、周囲は再び真っ白に

10/03/11

翌日、雪はやんでどんどん溶けていく。
寒さも少しだけ緩んだので、307のライトが切れてしまったので、バルブを買い直すくらいならいっそHID化しようと買っておいたHIDキットの取り付けに着手。
これが簡単ではなくて、何日も天気待ちしたり、いろいろあった。
購入したのは中国製のH7*対応のキット。
従来のライトが、フィラメントに電流を通して熱した結果の光を発しているのに対して、HIDというのは、キセノンガス、水銀、金属ヨウ化物を封入した細い発光管に、電極間に2万ボルト程度の高電圧を加えることで、封入した水銀などの金属原子を衝突・放電させて光らせる……というものらしい。
原理は蛍光灯みたいなもんですかね。
このため、まずは乗用車用のバッテリーからの12Vを2万ボルト以上の高電圧に変換するための装置が必要。左右で1個ずつ。これは安定器の役割も果たしていて、通称「バラスト」。
当然、従来型の単純な電球システムよりは高価なものになる。
ヨーロッパで開発されて、1992年にドイツで採用されたのが最初だというから、まだまだ歴史が浅いものなのだね。日本では1995年からHIDキットの販売が始まり、乗用車に正式採用されたのは1996年のトヨタマークIIが最初だとか。
普通の電球に比べ、明るいのはもちろん、寿命が長く、消費電力も少ない。いいことずくめ。
数年前、プジョーから「あなたのお車のライトをHIDにしませんか。今なら工賃込みで10万円」なんていう葉書も来ていたっけ。307のライトは本当に暗くて困っていたんだけれど、10万円はないよなあと無視していた。
その後、バルブを交換したら多少明るくなったのだが、ハロゲンバルブは明るいものほど寿命が短いようで、今回の球切れになった次第。購入後、3年くらいかしら。

で、ヤフオクでH7*用のHIDを探したところ、55W・6000K(カンデラ)というのが5350円(税込)で売っている。海外宅配便で届くらしくて、その送料が日本全国一律で1600円。合計6950円。
ディーラーのキャンペーンで10万円だったのが自分で取り付ければ7000円かあ……。H7のバルブを買い換えても4000円くらいはするだろうし、明るいバルブはまたすぐに切れたりするだろうから、これはもう頼んでみるしかないと思い、発注した次第。
*H7というのは電球の規格。307のローワー用バルブはH7で、アッパーとは別。国産車は、H4という、アッパーとローワーが一つのバルブにまとまっていて切り替えるタイプが多いが、H7は単体。307の場合、アッパーにすると、別のライトが追加されて点灯するので、アッパーにしたときの明るさは倍くらいに感じる。H4のバルブはローワー用とアッパー用が同じバルブの中に別々のフィラメントで入っていて、切り替え式。そのため、アッパーにしているときはローワーは消えているのが通常。ものによっては、ローワー用のフィラメントだけを明るくしているものもあり、アッパーにすると暗くなるという、本末転倒のバルブも売られていたりする。

で、無事届いたのだが、問題がひとつ。
307のローワー用ソケットにはバルブを包み込む形で筒型の金属製遮光管がついているのだが、正面は筒抜けになっている。国内で売られているH7バルブは、頭の部分に遮光塗料が塗られていて、前方に光が抜けないようになっているのだが、今回届いたHIDキットのバーナーは、それがされていないので、このまま取り付けると対向車のドライバーが眩しいことになる。
どうすればいいのかとネットで検索したら、遮光管を加工して前を塞ぐか、バーナーの先端部分に遮光塗料を塗ってしまうかのどちらかで対応するらしい。
検討した結果、塗ったほうが楽だということで、オキツモというメーカーのネット販売に、銀色の耐熱塗料マーカー(ペン型のもので700円程度)を注文。
それが昨日届いた。昨日は雪でとてもこんなことする気になれなかったのだが、今日は晴れたので、さっそくバーナーの先をペタペタと塗装して遮光処理してみた。
取り付ける前に、通電して「空焼き」しておかないと、塗料が焦げた煙でライトのレンズが曇ってしまうらしいので、それをやっているところ↓
他に、今まではなかったバラスト(高電圧に変換するインバーター)を左右1つずつ取り付けるのがやっかいだった。取り付けるスペースと、取り付け方法をいろいろ検討していたのだが、最後はFケーブルの心線(太い銅の針金)でぐるぐる巻にして取り付けてしまった。下手にボルトで留めたりするより、後々、柔軟性を持って処置できそうだったから。
そんなこんなでかなり大変だったけれど、無事に取り付け完了。
ぐんと明るくなった。
田舎道ではライトが暗いと怖い。本当にまっ暗だから。これでしばらく安心か。
それにしても、ちょっと前まで10万円とか言っていたものが数千円。中国工場から直送されてきたが、こういう分野って、本来は日本の工業界にとっては十八番だったはず。どんどんアジアに先を越されていく感じがする。
液晶テレビだって、サムソンが世界一になって久しいし、そのうちヒュンダイがトヨタを抜く日も来るかもしれない。

10/03/12

ずりおちる〜


多分、この冬最後の雪から2日経ち、倉庫の屋根は恒例の「ずり落ちショー」の真っ最中。

世界一爪を伸ばしているインド人……を思い出した


この角度からだと……

午後、ジョンのお散歩の途中にて。イワナ放流した? ここは木戸川漁協の管轄なのか。初めて知った。
そういえば、夏井川漁協は、滝根小白井風力発電の工事によって河川が汚濁し、イワナやヤマメが産卵できなくなってしまった補償をユーラスエナジーに求めたところ、入漁券を何枚か買ってもらって終わったとか……。そういうことじゃないと思うのだが……。なんでも金で等価交換できるわけじゃない。




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