
安永年間の狛犬。トルソー化が激しく、脚もない。頭だけでなく背中にも穴が……

尻尾や巻き毛の彫り込みを見ると、1770年代としてはかなりよくできた狛犬だったことが分かる。
背中の穴は雨であいたのではなく、人為的なものかもしれない。蝋燭を立てたとか

これはもう一対。●保2年という年号が読めた。頭がすっぽりなくなっているのが残念

天保なら1831年、寛保なら1742年、享保なら1717年。正保ってことはないな

もう一対が安永年間だから、もう一方の首なしは、寛保か天保だろう

いい感じで揃っている。捨てたり埋めたりしないところが偉い