09/08/15
滝根小白井、檜山高原の風力発電はここまできてしまった
某町会議員さんが、阿武隈エリアの風力発電現場を視察したいということで、ご案内した。
前回、福島県議会の議員さん二人をご案内したときは、時間切れで檜山高原の現場は見られなかったので、今回は檜山高原から回ることにした。

キャンパーが何人かテントを張っていた檜山高原

そこにもすでに巨大パワーショベルと大型ダンプが入っていた

風車のベース建設が始まっている

隣の巨大ダンプの大きさと比べると、いかに大きなパワーショベルかが分かる

高原入り口の池のほうを見下ろす。あの水は涸れないのだろうか

この現場には、地元の小さな土建業者も、進入路の拡幅工事援護などで入り込んでいるが、風車建設現場そのものの工事は巨大重機などが必要なため、入り込めない。
巨大重機に書かれている「安部建設」という名前は、このへんでは聞いたことがない。
地元の土建業者に落ちるのは、本当に「おこぼれ」程度の金だろう。
滝根小白井も檜山高原も、今年度の補助金申請が通ってしまった。建設費の1/3にあたる税金が注ぎ込まれる。
このままだと、よほどのことがない限り完成してしまうだろう。
檜山高原を引き上げて、我が家から4kmほどのところにある滝根小白井の現場へ。
県会議員さんをご案内したときは濃霧でほとんど見られなかった風況調査ポールが、今日はくっきりと目の前にそびえ立っている。

ようやく夏の空を見たが、この背景としては見たくないなあ

一昨年の時点では、まだ行政の誰もが、この事業の恐ろしさ、馬鹿馬鹿しさに気づいていなかったのだろう
一昨年の時点では必要だったこの許可も、去年8月、田村市長が率先して保安林解除申請をしたため、今はもう「保安林」という最後の砦もなくなってしまっている。

よく見ると、今まではなかった整地された区画ができている。どうやら、精九朗壇を移設したらしい。
首だけ出されて生き埋めにされたという精九朗が、ここに建てられる風車に怨念をかけるのではないか。
|
かつて北欧を旅行したときに見た洋上風車の風景に感動し、環境問題に目覚めて、帰国後、市民風車への献金をしようとした著者が、風力発電の恐ろしさ、馬鹿馬鹿しさに気づき、隠された真実を、今、淡々と報告する。「大変な問題なのに、ほとんどの人はまったく知らない」ことの恐ろしさを訴えるために。
全国の「風車ファン」必読の書。もちろん、風力発電懐疑派のかたにとっても最良のガイドブック。
アットワークス刊、1200円+税
注文はこちらから
|
---|
一つ前へ
次へ
狛犬ネット入口目次へ
★タヌパック音楽館は、
こちら ★タヌパックブックスは、
こちら。