土手池用の板きれを小野に買いに行く帰り、気になっていた小白井小中学校を見てきた。
校庭の桜はまだ咲いていない。
ここから北東2kmほどのところに、
滝根小白井風力発電プラントが建設されている。
阿武隈山系の風は一定ではない。基本的には北西の風がいちばん強いのだが、このへんは浜通りに面しているから、海風が吹き込むときもある。
東北東1 静穏0 南南西1 北北西1 北北西2 西北西2 南東3 南東1 東南東1 東1 東南東1 南東1 東南東1 東南東1 南東1 南南東1……
……これは4月16日から17日にかけて、川内村の風邪の状況。めまぐるしく風向きが変わっていることが分かる。
低周波被害は風下がきついらしいので、南東の風、あるいは東南東の風が吹いたとき、この小中学校は巨大風車群のもろに風下になる。
そんなとき、教室の中で気持ちが悪くなったり頭痛を訴える生徒が出てくるのではないだろうか。
田村市が「観光資源になる」などと脳天気に誘致した巨大風車のおかげで、隣のいわき市や川内村の住民は、これから先、とんでもない危険と不安とストレスに苦しむことになってしまった。
むろん、誰も助けてくれない。誘致した町長や議員のみなさんは、この責任をどう取るつもりなのだろう。