一つ前の日記へ一つ前へ |  目次へ   | 次へ次の日記へ

 たくき よしみつの 『ちゃんと見てるよ リターンズ』

 (週刊テレビライフ連載 過去のコラムデータベース)

 2004年7月~12月執筆分

今からアテネ五輪を二倍楽しむ方法

 我が家には1987年12月の福岡国際マラソン中継を録画したビデオテープがまだ残っている。ソウル五輪代表選考会となったレースで、陸連はこの福岡国際を事実上の一発選考会としていたが、直前にエース瀬古利彦が足首を骨折したため、急遽「3月のびわ湖毎日まで選考対象とする」と発表し、混乱した。怒った中山竹通が「瀬古よ、這ってでも出てこい」と言ったとか言わないとかでも騒がれた。
 このとき、みぞれ混じりの冷たい雨の中を中山は「怒りの激走」でぶっちぎり優勝。めちゃくちゃかっこよかった。
 映画やドラマと違って、こういう映像は、自分で取っておかないと、もう見ることができない。
 さて、いよいよアテネ五輪。代表選手たちのドラマがいろいろな映像として盛んに流れている。
 ご存じハンマー鉄人親子鷹・室伏父子の地味な映像やインタビュー。アニマル浜口父娘の親子愛。そしてももちろん、波乱の女子マラソン代表決定までのドラマ。これらの映像を、五輪後にまで残しておけば、アテネ五輪中継を二度楽しめること間違いない。勝った者、破れた者が、五輪前にどんなことをしていたか、語っていたかを振り返るのだ。特に敗者のドラマは二度と流れないだろうから、自分で録画して保存しておかないとね。
 例えば、男子マラソンで本命視されながら補欠になった高岡寿成の「僕はまだ諦めない」という映像(NHKで放送)は、まだ残してある。彼が結局は補欠のまま走れなかったとしても、これは消さないような気がする。
(2004/07/06)

選挙が終わった後こそ特番で分析を

 国政選挙があるたび、選挙速報にかける各局の熱意はすごいもので、先の参院選では、投票締切直後、つまり開票0%時点ですでに全議席の当確が伝えられた選挙区さえあった。出口調査や事前情報の結果だというけれど、これじゃあ投票するほうもしらける。
 結果が出るまでは全力投球だが、結果が出た途端にさーっと水が引くようにさめてしまう報道姿勢もなんだろなあ。例えば、注目の鈴木宗男、辻元清美両候補に関しては、「落ちた」で終わり。ほとんどの国民は「落ちたか、やっぱりな」という受け止め方をしただろう。
 でも、結果をよく見てみれば、鈴木候補は北海道選挙区で48万5千票あまりを獲得している。この票数を自民党の比例区にあてはめてみると、一位の竹中平蔵候補に次いで2位の「大量得票」なのだ。辻元候補が大阪選挙区で獲得した71万8千票あまりという数字も、社民党比例区で当選した党首・福島瑞穂候補の64万票あまりよりはるかに多い。ちなみにこれは大阪選挙区の投票総数の約20%にあたる。彼女は社民党党首が全国から得られた得票より多い得票を大阪だけで獲得しているのだ。当然、落選者中ダントツの最多数得票。
 他にも、公明党比例区候補(8人当選)の6位と7位の得票差はなんと74万票!もあるとか、選挙区によって票の重みがとんでもなく違うとか、無視できない結果分析がいろいろできるのに、そこまでフォローする番組がない。国民はいつまで経っても「選挙の実体」を学ばないままだ。やりっ放しはダメだよ。
(2004/07/19)

民放の壁に挑戦!? 三菱自動車ドラマ

 三菱自動車の悪質なリコール隠しが再三表面化してから、連日、三菱車が炎上したというニュースが連日のように流れた。
 自動車が事故や放火以外で燃えることはそう珍しいことではなく、統計を見ると、毎日数台は日本のどこかで燃えている。三菱車以外ならニュースにならないが、時期が時期だとこうなってしまう。報道するなら、他社の自動車との比率を出さなければおかしいだろうに。
 それはそうと、7月25日深夜に放送された『ドキュメント04緊急報道ドラマスペシャル三菱自動車の真実』(日本テレビ系)には驚いた。
 三菱系グループ企業の数はハンパではない。ワイドショーで合成洗剤の害や消費者金融の実体を扱えないのと同じで、民放テレビ局が、三菱という大きな看板を相手に告発ドラマを作って放送できるとは思わなかった。
 しかも、上司の命令で部下が必死に証拠隠滅を謀る様などを克明に描いており、企業人の哀しさ、企業犯罪の怖さを伝える内容。企業に所属して給料をもらっている人間には、共通して「痛い」内容だった。
 田中角栄ドラマがつぶされても、三菱自動車告発ドラマは放送できた。そのことで、改めて同社の力が弱っていることを感じるというのでは、あまりにも「業界の目」になりすぎだろう。ここは素直に、企業犯罪というものに対して、誰もが真剣に向き合うきっかけとなる番組だったと評価したい。かつてはこの程度のドキュメンタリー番組は普通に存在していたのに、驚くということ自体が変なのだよな。
(2004/08/03)

選手への接触にはもう少し暖かみを

 水泳平泳ぎ・北島康介選手のダブル金メダルや柔道・野村忠宏選手の五輪3連続金メダル、体操日本男子団体優勝など、メダルラッシュとなったオリンピック序盤戦を見ていて、ひとつだけ気になったことがあった。
 それは、試合直後の選手へのインタビューだ。
 ノーテンキな声でトンチンカンなことを言う女性アナウンサーやタレントなどがいなくなった代わりに、なんだか感情のない声でメモ用紙を読み上げるだけのようなインタビューが増えていた。
 試合直後、勝っても負けても選手は一種異常な精神状態にあり、そうした相手にうまくインタビューするのは至難の業だ。でも、インタビューするほうも「プロ」である。選ばれた選手同様、その選手に、視聴者を代表して最初に声をかける役割を担っている「選ばれた人」なのだ。
 短い時間なので、あらかじめ質問内容を決めておくのだろうが、例えば「お世話になったかたがたにどんな言葉をかけたいですか?」なんて、あなたが言う台詞じゃないでしょ。選手が自ら言うならともかく、それを促すような質問を淡泊なトーンでしているインタビュアーに、大いに違和感を感じてしまった。
 島田紳助ならどう言うだろう、久米宏ならどう言うだろう、舞の海ならどう言うだろう……などなど、いろいろと想像してしまう。現地リポーターとして派遣されたNHKの堀尾正明、有働由美子両アナクラスなら、やはりもっと人間味のあるインタビューをするのだろう。やはりこのへんが「格の違い」なのかな。
(2004/08/18)

『無意味良品』が秘める大きな可能性



 BSフジでときどき『無意味良品』という番組をやっている。世界中から集めてきた珍商品を紹介し、視聴者にプレゼントするという趣向だが、これが実に面白い。
 例えばウンコの形をしたかりんとうやクッキーの詰め合わせ「なにくそ君」、便器の内側に貼る蛍光テープ(停電になってもそこをめがけてやれば外さない?)、前歯の上にかぶせると暗闇で口の中に光が点滅するという器具、どう見てもできそこないにしか見えない奇怪な顔の人形……。確かに変だが、中には思わずほしくなる逸品もある。
 で、惜しいのはこの番組、それを視聴者プレゼントするというだけで終わってしまっていること。これでは発展しない。
「この商品を手本にして改良品を本格的に売り出してみないか。チャレンジしたいやつは番組まで」とか、「この商品の日本での独占販売権獲得交渉を橋渡しします」などとやって、その後の展開をまた番組にまとめる。あるいは、こうした一見無意味に見えるけれどなんとなくほしくなる珍商品のアイデアを募集して、実現させる。新商品はTV通販やWEB通販で発展させたらどうか。『マネー虎の穴』や、かつての『元気が出るTV』的な発想を取り入れるのだ。
 この不況の世にあって、無意味良品の思想は単なるジョークではなく、立派なビジネスに結びつく。小資本ビジネスとエンターテインメントは紙一重というところがポイント。
 うまくやれば、マンネリ化しているTV通販番組枠の改革にもつながるし、テレビ局の副業にもなるのでは?
(2004/09/02)

『こんなはずでは』の報道番組指数は?

 ダイアナ妃死亡は仕組まれた犯罪だったのか? ケネディ家とマリリン・モンローとマフィアとCIA疑惑の関係、アポロ宇宙船は実際には月に行っていなかった……などなど、テレビ朝日はときどきぎょっとするような内容の番組をやる。
 先日も、9・11アメリカ同時テロ3周年に合わせて、『ビートたけしのこんなはずでは!』では、「9・11 4年目の真実~7つの疑惑」と題して、ペンタゴンに旅客機は突っ込んでいなかったとか、機内から乗客が電話したというのは感動秘話をでっちあげるための「ヤラセ」だった、などなど、衝撃的な内容を放送した。
 それらが全部事実なら、大変なスクープになるところだが、「バラエティ」でやっているために、視聴者はどこまで真剣に見ていいのか戸惑ってしまう。内容に自信があるなら、もっと気合いを入れてやればいいのに。
 マイケル・ムーア監督の『華氏911』にしても、日本での紹介は極力政治色を曖昧にして「今話題の~」と、トレンドものを扱うように紹介されていることに違和感を覚える。「ヨン様」と同列の扱いなのだ。
 テレビ東京では、同監督がアメリカの銃野放し問題を取り上げえた『ボーリング・フォー・コロンバイン』を放送した。それはいいのだが、これに先立って二夜連続で放送した『アホでマヌケなアメリカ白人』は関東ローカルで深夜2時3時というとんでもない枠。やる気あるのかないのか。
 どうも各局とも、日本政府同様、アメリカの権力や金持ち白人に対しては腰が引けているねぇ。
(2004/09/22)

テレビに出る芸人と出てこない芸人

『笑う秋休み~ザ・テレビ演芸2004秋』(テレビ朝日系)を見た。新ネタ勢揃いという触れ込みだったが、ドランクドラゴンやインパルスなど、人気芸人たちはみんな「旧ネタ」で、ああ、またあれかとがっかりさせられた。唯一、ますだおかだの「若手芸人のありがちなネタを斬る」ネタは秀逸だったが。
 新ネタが作れないのは、ネタを作る暇がないほど売れているということなのだろう。しかし、まさにそうした状況になることを怖れてテレビに決別した芸人(その代表はラーメンズ)や、テレビに出てこないが面白い芸人(寄席に行けばいくらでもいる)たちのことを思うと、複雑な気持ちだ。
 この夏、地上波テレビの入らない越後の山奥で、ラーメンズ第12回公演「ATOM」と第13回公演「CLASSIC」をまとめてビデオで観た。「ATOM」などはもはや芸術と呼ぶしかない。こうした芸を、僕らは今、テレビでは見ることができない。残念!
 また、先日、国立演芸場に「円丈還暦まつり」を観に行った。もうすぐ還暦になる創作落語の帝王・三遊亭円丈師匠を祝って、創作落語を演じる若手・中堅落語家十数人が集った演芸会。春風亭昇太以外は普段テレビでは滅多にお目にかかれない落語家ばかりだが、みんな実に面白い。柳家喬太郎や林家彦一などは、噺だけでなく、バラエティ番組に出ても立派に活躍するだろう。でも、出てこない。テレビに出ない芸人をテレビで楽しむことはできないのか? 一見矛盾のようだけれど、大きなテーマだなあ。
(2004/10/05)

スポーツ選手の「そうですね」病


 だいぶ前から気になっていたのだが、ほとんどと言っていいほど、スポーツ選手は受け答えの最初が「そうですね」で始まる。
「やりましたね。すごい一発でした。今日のホームランの感触、ご自身ではいかがでしたか?」 
「そうですね。山を張っていたところにたまたま入ってきて、いやぁラッキーでした……」
 こんな感じで、必ず何か言う前に「そうですね」がつくのである。
 野球だけではない、サッカー、陸上、水泳、柔道、レスリング……ありとあらゆる競技に共通した現象だということは、オリンピックのインタビューで確認済みである。
 また、プロ、アマも問わない。現役を引退して解説者になっているような人も、「そうですね」病は治っていない。
「解説の凸山さん、今日のジーコジャパンの負け方、気になるところなどありましたでしょうか?」
「そうですね。えー、気になると言えば……」
 ……という感じで、やはり「そうですね」始まりなのである。
 嘘だと思ったら今度注意深くテレビを見てほしい。室伏も古田も北島も、みんな「そうですね」を連発している。
 誰か「そうですね」病にかかっていないスポーツ選手はいないものかと探していたところ、ついに見つけた。しかも超大物が。
 答えはイチロー。彼は「そうですね」を使わず、いきなりズバッと要点を話し始める。答えがなかなか見つからないような質問には、黙ってしばらく考え込む。さすが、ちょっと違うねぇ。
(2004/10/20)

家を失い初めて知る災害報道の欠点

 震度7の大地震が襲った新潟県北魚沼郡川口町。実は、我が家はその震源のほぼ真上にあり、10年以上かけて自分の手で直してきた家を失った。
 今回のことで思い知らされたのは、初期の災害報道が、被災関係者にとっては役に立たないということだ。こんなに悲惨ですよ、ショックですね、という映像を映し出すばかりで、その正確な地名を伝えない。道路や橋が寸断されているなら、使える道はどこなのかを教えてくれない。死者の氏名を繰り返しても、孤立地区と無事な地区の名前、避難所の場所の情報は入らない。
 川口町の惨状に最初に気づき、映像を流したのは多分TBSだったと思う。それでも2日以上経っていた。ひどいのはNHKで、教育テレビをまるまるつぶして「凸山さんご無事ですか。連絡ください。凹川より」なんていうメッセージを延々読み上げていた。電気も電話も通じていない被災地で、そんな放送を見ている被災者がいるわけがない。やるなら逆に、避難所にいて無事が確認できている人の情報を流すべきだ。見ているのは被災地外の人なのだから。
 夜中になると「地震関連のニュースは入り次第お伝えします」という画面を出したまま放送が途絶える。そんなことをするなら、すでに流したニュースを何度でも繰り返してくれたほうがずっとありがたいし、文字だけでいいから最新情報を表示し続けてほしい。
 どうすれば視聴者の情に訴えるかではなく、被災者、関係者に役に立つ情報を伝えるという発想に立ってほしい。
(2004/11/04)

深夜新番組に見る薄明かりと深い闇

 10月の番組改編からずいぶん時間が経ったが、深夜の新番組はあまり話題を集めないので、ここで少し触れてみたい。
 いちばん注目しているのは『人類滅亡と13のコント集』(日本テレビ系)。出演者はほとんどが無名あるいは忘れられているような芸人。内容も面白いとは言い難いのだけれど、今までにない形の番組を作ろうという意欲が強く伝わってくる。
 人類滅亡後に降臨する「謎の存在」役・及川奈央もいい。神々しいまでの美貌に見とれていたら、なんとまぁ、WEBでものすごい画像が公開されていて二度びっくり。
 彼女はブレイクするかもしれないなあ。こんな画像が見られるのは、今だけかもね。保存保存。
 逆にいちばんがっかりしたのは、島田紳助の名が冠についた、芸人をはめるハードどっきりカメラ的番組(一発で打ち切られただろうから、番組名はあえて言うまい)。
 騙されたのは野々村真と井上マー。どちらもヤクザがビビらせるという陳腐で悪趣味な趣向。
 首輪をつけた下着姿の女性が引き回される「人妻オークション」の司会として呼ばれた井上マー。紳助の紹介で来たものの、あまりの異常さに呆然。
 そこでヘマをしたマーに、ヤクザ役の男優は「俺と紳助さんの信頼関係をどうしてくれるんだ」とすごむ。……誰も止めなかったのかね、これ。
 紳助は「次は君の番だ!」などとぶちあげていたが、何を勘違いしているのだろうと心配していた矢先にあの事件(所属する吉本興業の女性社員に暴力をふるって怪我をさせた事件)が発覚。次は自分の番だった。芸能界は、まともな感覚が失われる怖い世界だという証明にはなったか。
(2004/11/17)

せめて笑って新年を迎えたいもんだ

 2004年という年は、「災厄の年」として記憶されるのか、それとも「日本滅亡元年」として刻まれるのか。自分自身、中越地震で家が全壊し、今も、持ち出した家財道具の運搬手配などに追われている。せめて最後くらいはお笑い番組中心に振り返ってみようか。
 思い起こせばテツ&トモとはなわが紅白に出てからはや1年が経つ。2004年、若手お笑い芸人も勝ち組・負け組がはっきりしてきた感がある。
 友近は絶対売れると思って見ていたがやっぱり実力通り定着した。青木さやかは個人的に好きだったけれど、これほど売れるとは予想外。彼女は落ちるのも早そうで心配。代田ひかるは今がピークだろう。田上よしえは見ることが少なくなった。青木さやかとの差がこれほどはっきりするとは。芸に真面目すぎたのか。
 アンガールズは今だけのキワモノみたいに見られがちだが、新ネタ披露度が高いし、きちんと計算されたネタ作りをしている。まだまだいける。
 はなわはベースがうまくなった。テツトモのトモのギターは上達せず。ギター侍波田陽区は完全な一時現象。「わっかるかな~」みたいなヒット。(分かんねーだろなー)
 おぎやはぎ、ドランクドラゴン、アンタッチャブル、バナナマンあたりはこれ以上売れなくていい。十分力があるのだから、今は仕事をセーブして芸が荒れないようにすべき。難しいけどね
 それにしても、彼らお笑い界の宝を育てるのも壊すのもテレビの力。いつも言うことだが、じっくり芸を見せる番組作りを期待したい。
(2004/12/01)

地上波デジタルとネットTVの行方

 2005年となり、いよいよあと6年に迫った……なんのことかって? 地上波テレビが全面デジタルへ移行し、今、日本全国に1億台以上あると言われるテレビ受像器が全部ゴミとなる日のことだ。貧乏学生が四畳半一間で見ているテレビや、古い旅館にあるちっちゃなテレビまで全部高価なデジタルテレビに切り替えなければならない。おそらくこの無謀な計画は延期を繰り返し、実現しないだろう。
 一方、早く実現してほしいのはブロードバンド化の促進によるインターネットテレビの普及だ。
 視聴者がいつでも好きな時間に好きな番組を選んで購入するという視聴方法が一般化すれば、視聴率ではなく購入回数やリピート率が重視されるから、番組作りも大きく変わってくる。未来に渡って何度も繰り返し視て(買って)もらえる質の高い番組を作るようになるはずだ。
 テレビ番組の質が落ちていくのは、テレビというメディアが発信側から一方的に送りつけるられる性格のものだからだ。それはニュースや天気予報、スポーツの生中継など即時性の高いものだけでいい。ドラマやバラエティは、視聴者がじっくり選んで視られるほうがずっとありがたい。
 高品位にしてほしいのは画質ではなく番組の中身である。ネットテレビ方式が普及すれば、質の高い単独ドラマなども増えるだろう。バラエティも、刹那的な作り方が減って、繰り返し「芸」を楽しめる方向に向かうだろう。いいことずくめではないか。早く来い、ネットテレビ時代!
(2004/12/12)



1990年代に書いた短編・中編作品の中から、SF色の強いものを選出↓

一つ前の日記へ一つ前へ |  目次へ   | 次へ次の日記へ  | takuki.com