今日は午後には雨が降る心配はなさそうなので、ちょっと遠くまで涼風号MarkIIでお散歩に。
去年くらいまではこのくらいの距離はよく走っていたのだが、最近は億劫になってるなあ。え~、こんなに遠かったっけ、って感じる。いかんなあ。

一輪だけ咲いていた。もう花期の最後かな。
なんでしょね。芙蓉みたいな、違うような……?

個人宅所有のお堂だろう。何度も見ているけれど、佇まいがカッコいい。

蒲。

新里街道まで来た。街道脇の如意輪観音。

文化13(1816)年。

ここも久しぶりだなあ。モリアオガエルの鳴き声らしきものが聞こえたときがあって、もしかして……と、毎年、5月から6月にかけて何度か訪れていたのだが、確認できず、去年あたりからずっと来てなかった。オタマが育つには無理な環境だしなあ。雨続きなので水量が多い。
謎の麒麟
久々の林道を通り抜けて帰る。ふと見ると、墓地の中に中国獅子らしきものが……。
よく見ると獅子ではなく麒麟だ。墓地に麒麟? 見たことないなあ。

そもそも麒麟の石像というものが日本ではあまり見ることがない。


身体は鱗に被われていて、足元には波のようなものもある。かなり頑張って彫っている。


墓地は江戸時代からあったのだろうが、わりと最近、新しい石を入れて整備した形跡がある。

この場所は何度も通っているので、前にも一度、なんだこれは? と確認しに近づいたような気がするのだが、はっきり思い出せない。多分、過去の日記に同じ写真が載っていると思うのだが……。検索しても見つけられなかった。
もしかしたら、ごく最近に追加で設置されたのだろうか?
そもそもなんで墓地に麒麟が? ……ということで、ネットで検索してみたら……、
こんなページがヒットした。
↑おお、まさにこれではないか。
で、このWEBページの主を確認したら、なんと
ご近所の石屋さんだった。
「風水墓」というものにこだわって墓地設営、墓石製作をしているらしい。
神格化された獣を設置する事で、その建物は魔を除け、開運すると言われています
何かを設置するなら「麒麟(きりん)」が最もおすすめです
麒麟を玄関に1対で設置する事は、その建物に住む人を平和な状態に導きます
家庭内トラブルや夫婦関係不和、ビジネスのトラブルなど、日常のすべての問題を穏やかに鎮める作用があるとされているからです
弊社でもかなりの数の麒麟を造り、ご提供させていただきました
……だそうだ。
ここに依頼して、最近、お墓を整備し直したのだろう。麒麟像はピカピカではないので、もしかするとサンプルとして石屋さんの庭に置かれていたものを「ついでにこれも……」という感じで追加されたのかもしれない。
これでほぼ謎が解明された……かな。
何十年も前に、お袋に渡されて「墓相学」の本を2冊読んだ。
猫足の墓や黒い石の墓、異形の墓はいけない。コンクリートの屍櫃はいけない。必ず土に接して骨を直接置くこと……とか、いろいろ覚えている。
「風水墓」も、それと共通することが多く書いてあった。

仰角でかっこよく撮ろうと、ちょっと苦心して……


墓地のそばに咲いていた。アカマンマ(イヌタデ)の散り際? それともオオイヌタデとか、そういう似たやつだろうか。

晴れていればもっとコントラストがきれいに出るのかな。これは生で見ているほうがきれいだった。田圃は今の季節がいちばんきれいかもしれない。

これも何度も見ているトトロっぽい石蔵。
群舞。
家について、玄関入ろうとしたら、蝉の死骸が落ちていた。
土の上に移動させようとつまんだら、バタバタとものすごい勢いで暴れて焦った。
いわゆる「セミファイナル」というやつだなあ。
刺激しないように、こんな感じで植え込みの中に移した。土と緑の香りを嗅ぎながら、安らかに昇天してね。
今日は走行距離約17km。少しは運動になったかしら。