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のぼみ~日記 2021
2021/07/16
雀神社(茨城県古河市宮前町)の狛犬(2)
境内を社殿の方に歩いて行くと、社務所の前に女の子がふたりしゃがみ込んで談笑していた。そばには猫が寝そべっていて、なかなかいい雰囲気。
社殿前の狛犬はなんと元禄年間だった。
しかも保存状態が非常によい。これは貴重だ。
こんな感じで社殿前に向かい合わせで配置されている。
横長に彫られていて、かなり古そうだとは分かるが、状態がとてもよい。
なんと元禄14(1701)年! あとちょっとで1600年代。惜しい。
江戸城松の廊下で赤穂藩藩主・浅野長矩が高家肝煎・吉良義央に切りつけた事件はこの年。
古い狛犬の特徴である横長蹲踞スタイル。
舌や犬歯まできれいに残っている阿像。屋外に置かれながら、320年もこの状態を保っているとは驚き。
お約束の脚フェチ画像
吽像の口の閉じ方も素敵。
背中側。
立派な社殿の周りをぐるっと回ってみたが、内陣狛犬などは分からなかった。
すぐ隣は渡良瀬遊水池に隣接するゴルフ場。
保存状態もいいし、これは狛犬史的にも、造形の進化を知ることができる貴重な存在だ。今見て来た頼政神社の狛犬よりは少しだけ新しいが、保存状態はほぼ完璧だし、これはもう、大切にしなくてはね。
日本の狛犬史を新しい視点で俯瞰していく試み。
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