半年ぶりくらいだろうか。コロナのせいか、成長して物心ついてきたからか、このところずっと疎遠だったのだが、なぜか今日は来ているな。
今日はきれいに大中小と3匹、それぞれの定位置にいた。でも、2番目と3番目が最初の禎次くん、禎三くんなのかどうか、いまいち自信が持てない。
2021/06/14
小林亜星さんも……
伊藤アキラさんに続いて、
小林亜星さんも亡くなってしまった。パッとサイデリア~♪ や この~木何の木♪ のコンビ。
亜星さんは典型的な鼻歌メロディメイカーとして、ずっと親近感を抱いていた。というか、羨ましかった。
同じタイプだと自負していただけに、それこそ光と影が極端すぎて……。
『どこまでも行こう』と『記念樹』の盗作裁判については、
何度か書いたこともあった。
読み返してみたら、こんなことを書いていた。
あのメロディー全盛時代を、小林亜星さんも服部克久さんも生きてきた。
それが今では、譜面に書いた音符の照合をして、同じだとか、似ているけれど違うものだとか、哀しい法廷闘争になってしまっている。後ろにいるのは「音楽ビジネス」の代理人たち。
僕には、二人の争いは、「メロディーを失ってしまった現代」を象徴しているように思えてならない。
(個人的には、亜星さんが怒る気持ちはとてもよく分かる。「あんたも一緒にあの時代を生きてきたはずだろう。まさか『どこまでも行こう』を一度も聴かなかったなんて言わせない」……と言いたいに違いない。)
(略)
CM音楽が消えてしまった原因のひとつは、企業にお金がなくなってしまったからだ。
僕が芸能界にいたのはほんの短い間(数か月)だったが、そのとき、ポテトチップスとカップラーメンのCMソング競作に参加した。どちらも、複数の作曲家がスタジオでデモテープを録り、その中からいいものを選ぶという贅沢なコンペだった。
NTT(当時は電電公社)のCM音楽を作ったときも、冒頭の「電電公社のお知らせコーナー」というサウンドロゴひとつ作るのに、複数のCM音楽制作会社が複数の作曲家に競作させた(ちなみに僕の作品が採用になった)。
今では到底そんな贅沢は考えられない。ましてや、デパートがアメリカの一流アーティストに自社のCMソングを歌わせるなんて……。
でも、CMソングが消えたのはそれだけが理由ではないだろう。人々が、メロディーというものを大切にしなくなってしまったことが、いちばん大きな理由なのではなかろうか。
メロディーは12音の組み合わせだから、いつかは枯渇するという説がある。そうだろうか? いや、違う。現代が魅力的なメロディーを失ってしまったのは、メロディーが枯渇したからではなく、人々がメロディーを愛する心をなくしたからだ。魅惑的なメロディーはまだまだある。
そう信じて、我がタヌパックスタジオは、頑張るのである。
今でもそう信じているが、問題は、「いいメロディ」とはどんなものなのか、自分の中でどんどん確信が失われていることだ。
たまにバカラックやジョビンを聴いて、「いや、やはりいいメロディは存在するし、理屈ではない」と思い直している。
2021/06/15
クイズ部 創設?
やりかけのメロディモチーフがいくつかあるのだが、完成させられないまま、時間だけが過ぎていく。
辛いので、気持ちを楽にしてもいい、ということにして、クイズ問題を作ってみようか、なんて思ったりして……完全な逃避行動なんだけどね。
自分がやらなくていいことだけど、まあ、惚け防止にはいいんじゃないか、なんて言い訳しながら……。
というわけで、
森水学園第三分校の課外活動に「クイズ部」を加えた。⇒こちら
どこまで続くか分からないけれど、純粋な趣味、お遊びとして……ね。