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のぼみ~日記 2021

2021/06/06

ヤマカガシ


「ヘ池」にヤマカガシが出てしまった。まいったな。
しかし、こいつやヒバカリがオタマを全部食ってしまったとはちょっと考えられない。
「ヘ池」に入れたオタマがいなくなるのは、やはり水が合っていないからだろう。
メダカやヤゴなどの他の生物は普通にしているので、オタマだけに問題が生じる何かがあるはず。

やはり底の泥だろうか。ヘドロ化しているとか……。

2021/06/07

禎一くん


今日も定位置にいる禎一くん。


2021/06/07


バッテリーチェッカーが届いた。これで何個目だろう。


これは悲しい


ニシキヘビのときと違って、これは残念、というか、悲しい結果になった。
目撃した人たちにひとときの幸せを与えていただろうに。
また怪しげなペットショップで、足に革紐を(今度はガッチリと)つながれて、余生を過ごすのかと思うとやりきれない。
1羽で繁殖することはないし、餌も自分でちゃんととらえて、越冬もしていたらしいから、このまま「千葉の怪鳥」を続けさせたかった。
逃げただのなんだのと騒ぐ前に、まずはペット販売の規制をしっかりするべきだ。なんでこんなのが普通にペットショップで売られているのか? 

小来川へ再び

今までスルーしていた神社に狛犬がいるらしいと知って、今日も小来川へ。

石段を登っていくと……



まず、こんな風に石仏、石碑が現れた。



大日如来像だろうか。台座には寛延元(1748)年とある。

後方の如意輪観音像は……

何か文字らしきものが彫られているのだが読めない。梵字のような?



小来川は開闢された時期がかなり早いとか。確かに歴史を感じる。



さらに上ると……

社に続く石段の下に、いた! これに会いに来たのだ。



阿吽が逆位置になっている。



吽像の頭には宝珠。丸いので角ではないだろう。



阿像は頭部が凹んでいるので、角が取れたのかもしれない。



阿像の頭の凹みから、何かが垂れ落ちる溝のようなものも認められる。溜まった雨水が流れているうちに削られたのだろうか。



尾はピンと棒状。



台座の銘はほとんど読めないのだが、どうやら「明治○十○年……」と書いてあるような……。となると、かなり新しいもののようだ。

ほどよい生き方?

しかし、狛犬趣味も、どんどんやりづらくなってきた。お散歩感覚で楽しんでいるうちがいいのだろうが、沼に入り込むと、息苦しいこともいろいろ出てくる。
苦しいこと、面倒なことは一つ(音楽だけ)に絞ったほうがいいのかな、と思う。
人生の残りの時間と、自分の気力とのすり合わせ……その加減が難しくなってきている。
単に、楽しく時間をつぶす人生は嫌だ。今までの生き方を全否定してしまう気がする。
かといって、できることは限られているし、そこまでしてやる意味はあるのか? とか考えると、何もできなくなるし……。
自分には「趣味」と呼べるものがないから……と、40年前に始めた狛犬めぐりだったのが、なんだかいつのまにか「仕事」のようになってしまった。それでも、気になるからこんなことを続けているわけだけど、もう、原点に戻って、軽い「趣味」にしようと改めて思うのだった。

親子の関係とか、生きものとの関係も同じかな、と思ったりする。
自分の欲が強くなって、こうなってほしい、とか、他の命にどんどん介入していくと、不幸が待っている。
別の命、別の人生、別の存在として尊重し、個性を認めて、その個性を生かした一生、あるいは小さな世界をうまくまとめていけるように、先輩として少し手助けする……そんな姿勢で接するのがいいんだろう、と。
カエルや狛犬にも、「介入しすぎない」「自分の欲を投影しない」接し方をしていかないと……と、最近では自省しきりなのだが、なかなか難しい。

親子関係というのはいちばんやっかいだ。
私は子供を作らなかった。結婚するときも、「子供は作らないけど、いい?」と確認したら、助手さんは「それでいいなら私もそのほうが楽だし……」と言うので、子供を作らないことにはなんの問題もなかった。お袋は何度もネチネチと言ってきたが、親父と義父母はほとんど何も言わなかった。
子供を作らないと決めたことの背景には、赤ん坊や親子関係などに関するいろいろなトラウマがあったから。それと、20代の頃は自分が一番大事で、音楽で成功することしか考えられなかったからだ。
そうした利己的な理由は誉められたものではないが、60代後半になった今でも、子供を作らなかったことにはまったく後悔はない。
ただ、タヌパックや狛犬ネットを引き継いでくれる後継者はほしいと思う。
だから、小さな会社を作ろうとはずっと考えているのだが、それだけの才覚と金銭的な余裕がない。社員がいない家内経営だからここまでやってこられたわけだしなあ。
それに、自分の死後に何かを残したいと思うのは煩悩だろうし、それを他の誰かに託すというのも、「他の命に介入すること」になってしまいそうで、難しい。
生きるって、難しいね。

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