↑同じ条件でデジタルズームX2、300mm相当で撮影。
やはり、後からトリミングして切り出すより、最初からデジタルズームを使ったほうがクリアに写るようだ。
これは多分、デジタルズームしたときのピント合わせが正確になるのと、カメラ内での処理でシャープをかけるなどしているからだろう。
理由はどうであれ、これならデジタルズームを気楽に使ったほうがいい。
同じトウキョウダルマガエルをXZ-10で撮るとこうなる↓。

XZ-10 130mm相当、F2.8、1/250秒、ISO:100、WB:Auto

↑上の写真をトリミングで拡大
この比較では、LX100のほうがXZ-10より明らかに優れているとは思えない。
やはりXZ-10のズームマクロ的撮影は素晴らしいな、と改めて思わされた。レンズがいいのだろうなあ。
センサーの大きさ、画素ピッチの大きさではLX100が圧倒しているのに、XZ-10がここまで対抗できるのは本当に驚く。
地味な色の被写体が続いたので、今度は小さな花で比較。

LX100 150mm相当、F5.6、1/1000秒、ISO:200、WB:晴天

↑上の写真をIrfanViewで一発補整

XZ-10 97mm相当、F4.5、1/800秒、ISO:100、WB:Auto

LX100 150mm相当、F5.6、1/1000秒、ISO:200、WB:晴天

↑上の写真をIrfanViewで一発補整

XZ-10 130mm相当、F4.5、1/1000秒、ISO:100、WB:Auto
↑上の写真をIrfanViewで一発補整
これもいい勝負ではないだろうか。
次は、カツラの若葉をマクロっぽく撮影して比較した。

↑LX100 100mm相当、F5.6、1/640秒、ISO:200、WB:晴天、IrfanViewで一発補整

↑XZ-10 130mm相当、F4.5、1/640秒、ISO:100、WB:Auto
桜はどうかな。

↑LX100 72mm、F5.6、1/250秒、ISO:200、WB:晴天
↓上の写真をIrfanViewで補整


↑XZ-10 74mm相当、F3.2、1/400秒、ISO:100、WB:Auto
↓上の写真をIrfanViewで補整
これはそれほど違いが出ないかな。ピントさえ合ってくれれば、XZ-10でも十分いけるし、LX100が圧倒的に解像感がすごいということもない。
ただ、XZ-10はマニュアルでのピント合わせができないという致命的な弱点があるので、AFが合わないときはどうにもならない。

LX100 72mm相当、F5.6、1/250秒、ISO:200、WB:晴天

XZ-10 81mm相当、F2.8、1/320秒、ISO:100、WB:Auto
AFがどうしても合わずにすっぽ抜ける。こうなるとどうしようもない。
対象が小さいからすっぽ抜けるとは限らず、↓この例などではXZ-10でもちゃんとピンポイントでAFが合ってくれた。対象の花が白くて、コントラストがはっきりしているからだろう。

LX100 135mm相当、F5.6、1/160秒、ISO:200、WB:晴天

XZ-10 130mm相当、F2.7、1/320秒、ISO:100、WB:Auto

LX100 300mm相当(デジタルズーム)、F5.6、1/200秒、ISO:200、WB:晴天

↑上の写真をIrfanViewで一発補整
このへんまでやってみて、さらに分かってきたのは、
- LX100のデジタルズームはじゃんじゃん使ったほうがいい
- 絞りもISOも固定していないのに、なぜかLX100はF5.6、ISO 200 に決めることが多い
- WBをAutoにするのは怖い。晴天あたりにしておいたほうが破綻のない色味になる
……ということだ。
さらには、この手の撮影では、XZ-10はやっぱり素晴らしいということも再確認できた。
XZ-10は常時(24時間)腰からぶら下げておけるので、携帯性のメリットはLX100に対して圧倒的。
逆に言えば、LX100はズームマクロ的な使い方をしたとき、XZ-10に圧勝するような凄みはない。


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