住吉神社から板荷玉田線(国道164)へ向かってぶつかる交差点に「おもん店」という雑貨店?があるらしいというのをGoogleマップで確認していたので寄ってみた。
「おもんみせ」?「おもんてん」? 読み方が??だったが、後でストリートビューを見てみたら、2013年の画像が出ていて、その看板には「おもんだな」とあった。
確かに「店」は「たな」とも読むけれど、「おもんだな」ってなんだろう。
後で調べてみたら、
フェイスブックがあった。
明治時代に、もんばあちゃんが始めた雑貨屋
「おもん店」と書いて「おもんだな」。
栃木県産の木材を豊富に使った建物に生まれ変わりました。ぜひのぞいてみてください。
……だそうだ。
「もん」ばあちゃん=「おもん」さんが始めたお店(たな)なので「おもんだな」なのね。
そんなこととは知らず、おそるおそる入ってみると、品のいいおばあさんがレジに座っていた。
挨拶して、店内を見て回る。
ほんとに雑多なものが置いてある。布製の小物類はおばあさんの手作りだろうか。
じゃあ、これとこれください……とレジに品物を出すと、おばあさんは「クフフフフ」と可愛らしい声で笑った。照れ笑いのような苦笑のような……。
訊くと、店は110年前から続いていて、おばあさんで3代目だという。
「何年か前の豪雨で雨漏りがひどくなって、娘が設計して新しく建て直してくれたの。店を辞めると惚けちゃうから、って言って」
……だそう。
かつての様子が書かれているブログも見つけた⇒これ
この時代に来てみたかった。
フェイスブック(多分、その娘さんがやっている?)を見ると、木曜日の夕方16.00~18.00には手作りパンも売っているようだ。
その娘さんは鹿沼の西沢町にある
「一本杉農園」というところで、木・金・土曜日だけ、パン屋、カフェ、おでん屋を開いているっぽい。
一本杉農園のフェイスブックはその夫さん(旦那さんとかご主人とか書くと、今はいろいろうるさそうだから)が書いているようで、なかなか面白い。
その夫さんは、偶然にも、この日(2021/02/26)、
「求人のお知らせ」という文章を投稿していて、それがプロフィールとしてとても面白く読めた。
栃木にはこういう人があちこちに散らばっているので楽しい。
さて、次へ向かいましょうかね。