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のぼみ~日記 2020

2020/10/15

Windows10 のお節介機能と戦う?


さて、Windows7⇒Windows10 への環境移行奮闘記、その2である。
最初からWindows10 が入っていた中国製ミニPCにしたので、動くのはあたりまえなのだが、環境設定がやはり面倒だ。
購入した直後に、いざというときにすぐに動かせるよう、常用ソフトのインストールや最低限の環境設定はしてあった。
ATOKを入れて、キーカスタマイズして(CAPSLOCKとCtrlキーを入れ替えるのと、IMEを立ち上げるキーのカスタマイズなど)、QXとNewQXを入れて動くのを確認して、ブラウザをChromeにして……などなど。
でもまだ完全ではない。

10で嫌なのはこういうところだ↓
  1. システムフォントが見づらい⇒Windows7のシステムフォントと入れ替えるアプリを見つけて実行したらだいぶよくなった
  2. 外付けHDDがすぐに省電力モードになって、いちいち立ちあがるのに時間がかかる⇒電源設定でHDDの電源を切らない設定にしたり、ネットで知り得たありとあらゆる対処をしてみたがダメだった。HDDとの相性もあるのか? 7ではなんの問題もなかったが
  3. スリープモードから復帰するとウィンドウが小さくなって左上に揃っている⇒スナップ機能とやらを全部OFFにしたり、レジストリをいじってみたりしたが、これもうまくいかなかった。ディスプレイとの相性?

……どれも「お節介機能」と呼ぶべきものだろうか。

2020/10/17

発注していたものがまとめて届いた。

まずは16GBメモリを入れた。これは簡単。何の問題もなく8GB⇒16GBになった。


今までのマシンを10にするのはやめたので、500GBのSSDが不要になった。そこで、これを外付け4TBのHDDと交換して、いちいち電源OFFになるのを防ぐことにした。データのやりとりも速くなるし。
しかし、4TBと500GBでは8倍も容量が違うので、本当にすぐ使うデータ(メールデータとかhtmlファイルとか)だけを厳選してコピーした。
500GBを2つ頼んでしまったのだが、こんなことなら1TBのSSDにすればよかった。
ミニPCのSSDは2.5型ではなく、M3カードなので、物理的なクローンを作るためにわざわざM3カードを買うのはバカらしい。余っている250GBのHDDにでもクローンを作り、万が一のときはそのHDDをUSB接続して起動させればいいだろう。
SSDのカード、基板の裏側に入っているみたいで怖いし……。

最大の難関はネットワーク構成

家の中では、助手さんのPC、あたしのメイン機とサブ機とMacの合計4台が有線ネットワークでつながっているのだが、これがしょっちゅう「見えない」「つながらない」となってストレスになる。
今回も案の定、難航しまくった。いろいろやったが、いちばん分かりやすかったのは⇒この説明かな。
これの他にもありとあらゆる対処法を試して、なんとかネットワーク構成ができたと思ったのだが、最後はプリンターがダメだった。
メイン機からは特に何をするでもなく印刷ができたのだが、助手さんのPCからネットワークプリンターとして認識されない。
何をやってもダメで、助手さんは「ここまでやってダメなんだから、諦めましょう」と言うのだが、ここまでやって諦めるのは悔しい。

両方のPCでドライバを一旦全削除、再インストール(この作業も途中でインストーラーが止まってしまって難航した)など、いろいろやってもダメ。
最後の最後で、なんと、「おまじない」みたいなことでうまくいった。
それが⇒これ

任意の場所に新しいフォルダを作成して、名前を、
PRINTERS.{2227a280-3aea-1069-a2de-08002b30309d}
とする。
するとあ~ら不思議、そのフォルダをクリックすると今まで見えなかったプリンタが表示されているではないか。

これ、よく読むと、どうやらプリンター一覧に10個までしか表示できないので、11個目以降のプリンターが表示されないらしい。しかし、あたしの環境では6個しか表示されていない。
表示されなくても、ドライバが無事にインストールされていればローカル接続してある場合は問題なく動く、というのがまたまたトリッキー。
使わないプリンタードライバーがプリインストールされていて、それが原因で本当に必要なプリンター情報が見えないのだとしたらこれまた「余計なお節介」を超えている。
Windows10 は発表されてからだいぶ経つし、今売られているWindowsパソコンはすべて10がインストールされているのだから、こういうわけの分からないバグみたいなものはとっくに修正されていてしかるべきだろうに。


コントロールパネルでは、何をやってもプリンター一覧に表示されず、「プリンターの追加」で検索しても出てこなかったのだが……



上の「おまじない」でフォルダを作成して、そのフォルダを開いたら……



あ~ら不思議。ちゃんとプリンターが表示されているではないか。なんだこれ?


ちなみに、この手の「特殊フォルダ」を作成するのは簡単で、他にも⇒こんなのができる

そんなこんなで、なんとか今までに近い環境まで持ってこられた。
未だにダメなのは、NewQXエディタでのねこみみさん作のhtmlマクロが一部動かないこと。「保存してブラウザを更新」ができない。QXがフリーズしてしまう。
前にも同じことがあって、なんか知らないうちにできるようになっていたんだけど、どうやったのか覚えてない。10では無理なのかもしれない。
これは諦めた。
ブラウザのブックマークバーに日記のローカルファイルを登録して、それを読み込んでから、今編集しているファイルまで移動して、いちいちブラウザに切り替えて更新……ということをしている。面倒だけど、エディタでHTMLソースを書く方法を変える気はさらさらないから、しょうがない。

一応、環境設定がほぼ終了した時点でのデスクトップ

パソコンは中国製に限る?

今回よく分かったのは、中国製のミニパソコンは優秀だということ。
IT産業の裾野がものすごく広く、活気があることを感じる。考え方が合理的で、日本の企業が「売れる商品はどんなものか」を第一に考えるのに対して、中国では「どうすればよりよく、合理的な商品が安く作れるか」を考えているのではないか。
デスクトップマシンはゲームマニアのものだけではない。普通に「仕事をする人」のものである。
そういう「普通の人」は、小さくて、静かで、サクサク動いて、安定しているPCを求めている。ノートPCでは快適な仕事環境にはならない。かといって、マジンガーZ(古い?)の操縦席みたいなゴツいものは邪魔でうるさいだけだからいらない。
その点、これらの中国製ミニパソコンは、小さいのに強力。音はまったくしないし、重量級の外部HDDやらなにやら10個以上のUSB機器をつなぎまくっても、なんのトラブルもなくサクサク動く。
しかも、安い。
これを選ばない理由がない。

去年買ったのと同じモデルはもう売ってないが、進化型がAmazonで売られている。次に買うことになっても、これを買うだろうな。

Skynew 小型パソコン ミニPC Core i7-8565U / メモリ 8GB DDR4L / ストレージ 256GB SSD、1TB HDD / Windows10 Pro / 4K対応 2画面同時出力 PXEブート Amazonで購入で9万円。

このスペックで10万円以下のPCって、まず売っていないと思う。しかも静音(というか、無音に近い)で超小型。

Core i5でいいという場合は、4万円前後で売っている。
普通の?使い方ならこれで十二分だろう。というか、多くの人はこれ以下の性能のPCを倍以上の金額で購入し、使っているんじゃないだろうか。


もう、でかいデスクトップで部屋を暖房している時代じゃないんだなあ。
でかくていいのはディスプレイだけ。
こういうちっこいPCでサクサク仕事をしましょう。
なぜ日本のメーカーがこういうのを作らないのかが不思議。


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