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のぼみ~日記 2020

2020/09/12

エッセイ集の編集


先日から、思うところあって、エッセイ集を編集し始めた。
朝日新聞AICで毎週連載していたコラム「デジタルストレス王(キング)」の中から選んで紙の本にまとめていくという作業。
同時にKindle版も作った。
やってみると、Kindle版が結構面倒な作業なのだな。電子書籍は様々なディスプレイに対応しなければいけないから、基本「流し込み」になる。レイアウトができない。画像を入れたり、引用行をレイアウトしたりするのがかなり面倒くさい。

紙の本も、もちろん面倒くさい。
ものすごく時間と労力がかかった。途中、何度も「こんなことしていて意味があるのか?」という気持ちになる。でも、やり始めたからには最後まで……と。

結局、5冊にまとまった。

読み直していると、20年前から15年前くらいの日本の状況を思い出すわけだけれど、あの当時、怒っていたこと、問題を指摘していたテーマが、今もまったく変わらず、繰り返されていることが分かる。
それで、ますます鬱になるのだが、こういうものを残すことで、50年後に生きた資料になるかもしれない、などと、無理矢理言いきかせながら進めた。

2005年ぐらいがいちばん充実していたのかな、とも思う。
2004年10月、越後の家が中越地震でつぶれて、年末にものすごいテンションで新居探しをして、川内村に引っ越しを決行。雪の中で新年を迎えた2005年。いきなり目の前の国有林皆伐の危機に直面して、一休さんのような知恵でのりきり、そこからしばらくは阿武隈の自然と戯れ、田舎暮らしの達人たちと交流して、毎日が充実していた。


第1巻と第2巻。カバーデザインに統一性がないのは素人の悲しさ。



その年に撮った写真を使おうと思って始めたのだが、なんかぐしゃぐしゃになってしまった。



やはり「紙」はいいね。



悲運の女子長距離ランナー名鑑……懐かしい。



「自分史」ではない、客観性や資料性がどのくらいあるか……が問題。



第3巻も、タイトルを変更した↓



2004年は大変な年だったなあ。中越地震で家がつぶれ、恩人たちが亡くなり……



第4巻、第5巻。いつまで続くのかと思いながら作業していたが、AICは2007年3月で終わっていたのね。第5巻は大幅にカットして詰め込んだ。どんどん気持ちに余裕がなくなっていく感じで、エッセイ集というより時事コラムみたいになっている。



500円玉偽造団のエピソードを入れた小説『呪禁』の10年後くらいに、実際に起きた500円玉偽造事件。そんなこともあったなあ。



いちばん左はタイトル変更前のテスト版。1冊しかないから貴重?
過去を振り返る作業ばかりだと、自分でも辛くなる。何もしないで毎日穏やかに過ごしている老後とどちらがいいのか? まあ、これは「趣味でしょ」と言われれば、まったく言い返せないし、「趣味」を楽しめない貧乏性ってことか……。
ふうう……。

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