健康を害するので、ニュース番組は極力見ないことにしている。毎日、不愉快というよりは、死んだ目をした恐ろしい顔が映し出される。しかもその人物をもてはやすような報道ばかり。ほんとに身体に悪い。
それに、テレビのニュース番組を見ていると、真実が見えてこない。メディアの危険性だけが目についてしまい、これまた身体に悪い。世の中の動向をある意味表しているのがテレビのニュース番組なのだろうが、事実を知るにはネットで調べて、自分の頭で考えるしかない。

というわけで、かつては見なかったようなアホなクイズ番組なんか見ている。ボケ防止のためになぞなぞやパズル的な問題を解いたり……。
アンケートの結果の数字をあてるのは、昔の「クイズ100人にききました」のパターン。元データの正確性が怪しいけれど、当たらないのが多い。
「女子高生がお小遣いを何にいちばん使っているか」という問題では、助手さんは「本や参考書」と即答したが、ないないないない。
参考書はお小遣いではなく、親が別立てでくれるんじゃないのかと思うが、助手さんがいう「参考書」というのは、学校の授業には直接関係のない哲学書の類だった。
「哲学書って、高いのよ。すぐにお小遣いがなくなる」
ますます、ないないないない。そもそも今は、街の書店に哲学書なんて置いてない。

あたしはレコードとかだったかな。LPレコードは2000円くらいした。今の価値だと倍くらいの感覚なのかな。いや、同じくらいなのかな。
高かったから、外したときは悔しかったねえ。しょーもね～！　っていうレコードもあったから。

そういえば今日は9.11なんだな。何年前なんだろ、あれって。
2001年だから、19年前か……。
このところ、20年より短いと、ごく最近のことだったという気がする。だって、30年前のことがつい昨日のことのような気がするもの。30年前でも35歳、結婚して10年も経っているときだからねえ。

4人とも、かつての切れ味というか、力強さが感じられない。歳取ったんだな～、と思う。
でも、テレビ番組に出てきて、まともな受け答えができる程度には脳もまだ動いているわけで、羨ましいかもしれない。
アルツハイマー型やレビー小体型の認知症は「病気」だから、自分で努力しても防げないのだろう。普通にじわ～っと惚けていくならいいんだけどね。
惚けるなら、ニコニコ型のボケ方がいいなあ。頑固になって人に八つ当たりしたり、嫉妬心を爆発させたりするタイプにはなりたくない。