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のぼみ~日記 2020

2020/06/12

お風呂場のモリアオ


小来川で、地面の上に産みつけられてしまった卵塊(かなり雨でびしょびしょ状態)を回収してきた。これからしばらくは我が家のお風呂場で同居して、孵化したら「ヘ池」に放す。
去年はいくつかのグループに分けて、近所の田圃にも一部こっそりと放したのだが、その後、田圃を見に行くと水が抜けてしまっていたのでガックリ。
去年は「ヘ池」以外の池はなぜかオタマが消えたり死んだりしてしまった。今年は「ヘ池」にすべてを賭けよう。
シュレのオタマも今のところ「ヘ池」では元気だし。
同じような池なのに、なにが違うのか? メダカやヤゴは育っているのに、なぜオタマはここまで水との相性(?)が難しいのか? 謎のままだ。
自然は難しい。

大雨でドロドロになる直前だったので、この程度形があれば十分、孵化まではいけるはず。川内村時代を含めて、モリアオの卵塊を毎年観察し続けて15年にはなるものなあ。いろいろ経験してきた。

2020/06/14


助手さんが「カメラ貸して」というのでStylus1を渡す。「バルコニー(助手さんは「ベランダ」というが、正確にはバルコニー)の花が可憐だから撮っておく」とのこと。バルコニーに放りだしてある木製プランターから何かが勝手に生えてきて花が咲いている。なんでしょね。

トイレタンクトラブル


助手さんから「トイレの水が止まらない」との訴え。レバーが元に戻らないという。
前にもあったのだが、原因は、
  1. タンクの内張になっている樹脂ウレタンが剥がれて
  2. タンクの壁(陶製)とウレタン幕の間に水が入り
  3. ウレタンが内側にせり出して
  4. フロートボールが引っかかり、弁が元に戻らなくなった

……であった。
手を突っ込んで、無理矢理、幕とタンクの間に溜まった水を押し出すが、すぐにまた同じことになるだろうから、今回は水気を拭き取った上でシリコンシーラントを入れてくっつけた。シリコンシーラントは本当に万能である。下手な接着剤よりずっと強力だし、融通が効く。水にも強いので防水もバッチリ。


きったない画像だが、きったないこの部分が凍結防止用のウレタン。これとタンクの壁の間に水が入って、ウレタンが内側に押し出されていた。
ところがこの作業中に「パキッ」と嫌な音がした。何かが折れた音。プラスチックの何か……。
あまり考えるのが怖いので、そのまま元に戻して、シーラントが乾く頃合いを見計らい、水を入れたら……。

フロートはちゃんと戻るようになったが、ちょろちょろと水が流れ続ける。
これは
  1. 開閉弁の代わりをしているゴムボールが劣化して水が漏れている
  2. オーバーフロー管に亀裂が入って水が漏れている
のどちらかだろう。
ゴムボールは劣化して、触ると手が真っ黒に染まる。
1の疑いが濃厚だと思って、とりあえずAmazonでゴムボールを発注。

しかしその直後に、これはやはりさっきの「パキ」が原因ではないかと思い当たる。
上から見ているだけでは分からないのだが、オーバーフロー管という樹脂製の管が折れたのではないか?
そっと触ってみると、なんか根元で折れてるっぽい感触が……。
ネットで検索すると、オーバーフロー管は簡単に折れてしまうので、プロでも修理中に折ってしまうことが多いと書いてあった。
自力で修理した人のリポートも出ていた。
そこで、これはボールじゃなくてこっちだなと気づき、Amazonで追加発注。

パイプの接着を試みる

しかし、ここで2つめのミスを犯す。(1つ目はもちろん、オーバーフロー管を折ってしまったこと)
メーカーがINAX(現、LIXIL)なのは確認したのだが、サイズが大小2つあるのに気づかなかった。安いやつ……と思ったのが間違いのもとで、小さいほうを頼んでしまったのだが、どう見ても大きいほうのような……。
これは合わない可能性大だなあと思いつつ、だったら、なんとかオーバーフロー管の折れ部分を接着修理できないかと考える。
最初はタンクを外さないまま、亀裂が入っているであろうあたりにシーラントを指で塗りつけた。
しかし、一晩経って水を入れてみると、やはりチトチト漏れてくるので、やり直し。
ここで初めて、意を決してタンクを取り外す。ネット記事が役に立った。
外すのはタンクの下(というか便器の後ろ側)のナットを緩めるだけ。それはいいのだが、タンクが死ぬほど重かった。
うっかり落としてタンクごと破損とか、タンクの重さで洗浄便器が破壊されたなんてことになると取り返しがつかない悲惨事故になるので、死ぬ気で踏ん張ったが、それでも手は滑るし腰はいきそうだしで、死にそうになった。
オーバーフロー管は完全に折れていて、触ると、ぎりぎりつながっていた部分も切れてしまい完全に分離。こんなにヤワなのか。こりゃあ、あちこちで折ってしまう事故が多発するのも無理はない。
この管の内径にピタッとはまる塩ビ管の切れ端でもあれば、シリコンシーラントと組み合わせてうまくつながりそうだが……。
家中探し周り、玄関外で、LEDライトの支柱のパイプが、なんとかいけそうなのでやってみることに。かなりユルユルなのでシーラントで……と思ったが、助手さんが「また一晩待つの?」というので、たまたま見つけたホルツのカーリペア用品「ガラスボンド」なるものを試してみる。15分で硬化……というので、これはいけるかと思ったのだが、これが第3の失敗。
ガラスボンドはまったく接着しない。ボロボロと繊維質のようなものができてしまい、これならシーラントのみでやったほうがよほどよかった。ほんとは防水テープみたいなのがあればもっとよかったのだが……。
それでも、上からシーラントをなんとか被せて、念のため一晩寝かす。

完全に折れたオーバーフロー管。これは接着を試みた後に取り外し、もう一度シーラントを剥がして再接着を試みる前の状態。右に見える黒いのは、管をつなぐのに使えないかと探してきたLEDライトの支柱の一部。



この状態で外側にシーラントを塗りつけた。

サイズ間違い!

翌日到着したパーツを確認すると、案の定小さくて合わなかった。
ガックリ。
諦めて、大きいサイズのを再発注。


最初からこれだと確認しておけばなあ。ケチったのが敗因だ。1000円も値段が違うの、おかしいと思ったんだけど、すぐに頼まないと翌日届かないと思って、あせったんだなあ。ほんとバカバカバカ。

それが届くのは翌々日なので、なんとか接着した元のオーバーフロー管をつけて、また一晩置いて試みる。

↑タンクを外した状態。↓なんとか接着したオーバーフロー管。

青いのが、まったく役立たず(というより、邪魔)だったガラスボンド
ほとんど水漏れは止まったが、少し漏れる。でもこの程度ならしばらくこれでいいか……と思っていたら、
「またダメだわ~」
とヘルプコールが入る。
どうもボールが元に戻っていない。変だなあ……。

ここで第4のミスに気づく。
オーバーフロー管の上のほうについていたストッパーをつけ忘れたままだったのだ。
ストッパーがないから、ボールが簡単にガイド棒ごと浮き上がりすぎて外れてしまったのだ。
それに気づかず、またまたタンクごと外して確認していたので、徒労度がひどい。

ここで第5のミスもあった。
このタンクは寒冷地仕様で、普通のタンクにはない凍結防止用の水抜き穴とその調整弁があって、その穴と細いビニール管でオーバーフロー管の下部をつないであったのを、見過ごしていたのだ。その管をつなぎ忘れていたため、そこから水が漏れていたようだ。

ようやく正しいサイズのパーツが届く

16日、再発注した大きいサイズのオーバーフロー管(ボールも一緒)が届く。こういうときに限ってなぜかいつも通りお昼にはクロネコが来ないで夕方になるんだよな。朝8時にセンターを出て「配達中」になっていたのに。

右が届いたオーバーフロー管。左が今までのやつ。よく見ると、左のには下に突起があるが、これが凍結防止用の水抜き穴。取り寄せたパーツは寒冷地仕様ではなかったのでこれがついていなかった。

さっそく交換して、ようやくこれで終わったと思いきや、今度は床に水が漏れてきた。

タンクと便器の取り付け部分に隙間ができたのかと思って、またまたまた重いタンクを外してみたが、水漏れしている様子はない。
ではなぜ?
ここで第6のミス発覚。
凍結防止用水抜き調整弁のつまみが動いていて、そのつまみの根元から水がもれていたのだった。
しかもこのつまみ、トリッキーなことに「開」のほうに回すと水が止まる。

これが問題のつまみ。なぜか「開」のほうに回しきると水が止まる。

ちゃんと読んだことがなかったが、こんな注意書きが貼られていた。まあ、暖冬続きで、冬でもタンク内の水が凍るようなことはもうないだろうから、これは機能しなくても問題ないだろう。寒冷地仕様ではない普通のタンクにはこれがついていないから、今回のようなトラブルは起きなかったはず。

……とまあ、トラブル発生から解決まで2泊3日かかった。
終わってみれば、今回のことはシーラントだけで解決したはずで、パーツを買い直す必要はなかった。でもまあ、授業料だと思おう。
業者を呼んでいたら最低3万円コースだっただろうから、それに比べれば安く済んだし、次からはいくつものトリッキーな罠に瞞されずに対応できるだろう。
でも、経験をすぐに忘れるので、こうして備忘録として残しておく。

それにしても、トイレの水洗タンクって、ピタゴラスイッチみたいな仕掛けで、なんとも面白い。電気を使わずとも、物理的な仕掛けだけで動くのは素晴らしいね。今ならもっとシンプルな仕掛けにもできそうなものだけど、共有パーツを作り続ける必要があるから、昔から変わってないのかな。
考えてみるとこの家も建ててから20年経っているから、この便器とかタンクとかも20年以上前の製品なんだよなあ。



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