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のぼみ~日記 2020

2020/03/26

赤とんぼ+ minor version

先日作った『赤とんぼ+』を、そっくりそのままマイナーに「変調」してみた。
音楽用語に「変調」という言葉はない(と思う)。曲全体を高くしたり低くしたりするのは「移調」、曲の途中でフレーズの調が変わるのは「転調」という。
カラオケ店で「このキーだと高すぎて歌えないからちょっと下げて」とかやるのが「移調」で、『One Note Samba』みたいに曲の途中でガラッと調が変わるのが転調。
今回やっているのはそのどちらでもない。長調のメロディをそのまま短調のスケールにあてはめてみるというやつだ。
先日も紹介した、てんしとあくまの持ちネタ「チューリップの歌」がまさにそれ。
再掲しておくね↓

『チューリップ』は出だしが「ドレミ ドレミ……」と、長調のスケール(ドレミファソラシド)の最初の3音そのままだから分かりやすい。これを短調(ラシドレミファソラ)のスケールの上にそのまま移し替えて「ラシド ラシド……」と歌っているわけだ。
全部書けば↓こうなる。

『チューリップ』(元歌=長調)

ドレミ ドレミ ソミレドレミレ ドレミ ドレミ ソミレドレミド ソソミソララソ ミミレレド

これを短調にすると、

ラシド ラシド ミドシラシドシ ラシド ラシド ミドシラシドラ ミミドミファファミ ドドシシラ

この「調の変換」を『赤とんぼ』でやってみたわけだ。
付け足した展開部(A-B-A 構成のB部分。あたしがつけたサビ部分)は、先日のメジャーバージョンのやつとは微妙に違えている。

これもまあ、音楽でいちばん大切な要素はメロディでしょ、ということを訴えたいための小芝居というか、虚しい叫びのようなものかな。

楽譜も載せておくね。

↑major   ↓minor

(動画のminor version は↑この譜面より1全音高いF#mで歌っている)

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