「ヘ池」は
造った当初(2015年)から水が抜け気味で、それでも底のほうの数㎝はなんとか抜けなかったので、水を継ぎ足しながらなんとかやってきたのだが、今年は雨が降らない日が続いたりして、すっかり水がなくなってしまったことが何回かあった。
オタマの時期は乗り切れたが、オタマがみんなカエルになってからは気を抜いていたら、雨の降らない日が続き、すっかり干上がってしまった。いっぱい生まれていたメダカも全滅。可哀想なことをしてしまった。
贖罪の気持ちを持ちながら、遮水対策。
今敷いてある遮水膜の上の泥を1度全部かきだしてから新しいビニールを敷き直す。しかし、完全耐水のビニールって、なかなか手に入りにくい。物置から出てきたやつだけでは不安なので、カインズホームで30分以上探した末、ようやく「園芸用ビニール」というのを見つけた。0.2mm厚で3m×20m。これと物置から出てきたビニール(川内村のわた屋で買ったのかなあ)を二重に敷いていけば大丈夫だろう。

とりあえず泥を掻き出す。底のビニールは見えてこないが、完全に掻き出すより少し泥の層を残したほうが安全だろう。ただ、今までより一回り小さくなりそうだ。全部は無理で、少し掻き出すだけで今日は終了。
2019/11/10

中2日おいて、さらに泥を掻き出し、ビニールを敷いてみた。継ぎ目はシリコンシーラントで接着。
2019/11/12

雨が降って、仮に敷いたビニールの膜に水が溜まった。1日置いて水が抜けていないことを確認したので、いよいよ泥を入れ直しする。

これがなかなか大変。長靴がズボズボのめり込み、動けなくなる。今日はここまで。
2019/11/13

ようやく泥を入れ終わり、壁部分を成型した。いい感じ。

2019/11/14

これで来春まで放置……と思ったら、翌日、一部壁が崩れていたので再度補修。縁も少し整える。
2019/11/16

今度こそおしまい。と思ったが、眺めているうちにまた手を出したくなり、縁に苔を貼り付けた。
これでうまくなじんでくれるといいのだが、冬の間にはまたいちぶ壊れそうだな。凍るしね。
でも、今までのようにすぐ水が抜けることはなくなったはず。
この手の池は、底よりも壁面が難しい。横から水が抜けてしまうのだ。ビニールはよほど余裕を持って広げておかないと、水を入れて重さがかかると沈み込むので、側面の部分が引っ張られ、高さが足りなくなったりめくれ上がったりするのだ。
「ヘ池」は、への字の凹んだ部分(土の側から見れば出っ張った部分)が特にビニールが引っ張られて壁面が剥き出しになりやすいことが分かった。
これで新装「ヘ池」に来年6月、モリアオがやってきて産卵すれば万歳三唱なのだが……。なかなか……ねえ。
池は楽しい。プランターの水抜き穴をシーラントで塞いで土を入れただけのミニ池でも、カエルは棲みつく。メダカを入れておけばボウフラ対策もできる。
興味のある方は、
⇒「森水学園」の池部のページを見てね。