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のぼみ~日記2019

2019/08/29

ガングリオンの後悔


午前中、病院に行く。
恥ずかしながら、足の横にできているガングリオン(もう10年以上はある)がどうしても気になって、なんとか自分で取れないかしら? といじってしまい、悪化させてしまったのだ。
これに関しては今まで何カ所もの病院に行ったのだが、どこも説明が曖昧で「他へ行って」か「痛まないなら放っておけばいい」のいずれかだった。
どうしても気になっていじってしまい、悪化させてしまった(バカ>自分)ので、今回は整形外科ではなく外科に行ってみたのだが、院長が非常にいい感じで、高齢者への対応などにもとても気を配っている様子が窺えた。

壁に貼られていた↑ 70歳以上を対象にしてもらっているというアンケートというかテスト
診察室の外には「訪問看護師制度を積極的に利用しましょう」という呼びかけと説明が貼り出してある。他の病院で訪問看護のことをこんな風にPRしているのは見たことがない。こちらから言い出さないと動いてくれそうもないようなところが多い。
で、院長の説明だと「ガングリオンだろうが、ガングリオンは根が深く張っていることがあるので下手にいじらないのが普通」なのだと。
この「根が深く張っている」という説明があれば、いじらなかったし、今までの病院で終わっていたと思う。
前に背中にできたときはその場でササッと切開して取りだしてもらってすぐに治った、というと「背中だとガングリオンではなくて粉瘤でしょう。あれは根があるわけではないので簡単なのです」とのこと。
それもすごく納得できた。
で「どうします? 吸い出してみますか?」というので「どうせ、痛むんだから、やってください」と、その場で麻酔注射されて吸いだしを試みたが、出てこない。ギュッとつぶそうとしても出てこない。うん、それでここに来たのよね。どうにもしつこいから。
「ガングリオンじゃないみたいですね。腱に由来している何かかもしれません。足だから、手の指みたいに面倒なことになる可能性は低いと思いますが、念のため大学病院の形成外科に紹介状を書きますから行ってみては?」となった。
腱に由来する何か……ええ~、面倒だわ。
でも、そう言われると、昔から、右の足首だけ、なんの前触れもなくガクッと折れて歩行中にずっこけたり、最近では階段でよろめくことが増えた。こないだの捻挫(まだ少し痛い)も右足首をぐきっとやったし、階段の上り下りでも、思えば右手を壁についてバランスを保とうとしている。関係ないとは思うけれど……う~ん。
「入院までいかなくても、手術となるかもしれません」
だって。パパッと終わるならいいけれど、ネット記事でガングリオン摘出手術で入院というのも読んだなあ。その人も、ものすごくやっかいなことになって苦しんだみたいで……。
あ~、触らなければよかった。
呪いのガングリオン。

ほんと、宇宙人に何かを埋め込まれたんじゃないかと思えてくる。
思うに、宇宙人は地球人よりずっと進化した生物で、すごい技術を持っていて、記憶のコピーで事実上不死みたいな生物になっているんだけど、芸術というものが分からない。特に音楽なんて、ただの音の集合・組み合わせとしか考えられない。なぜ地球人は音の組み合わせで感動したりするのか?
そういう謎を探るために、あたしの脳を支配して、秘密を探っているんだわ。おかげで生きている間は成功できないし、理論追求型の生活を送り続ける宿命なのだ~。
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このところずっと老化と戦っている自分がきつくて、こんなものでも除去すれば気持ちが晴れて、なんとなく生きる気力もわいてくるのでは? なんて思ってしまったんだよなあ……。
ほんとバカ! >自分

今回は初めて訪れる病院だったので、どんなところなのか知るためという目的もあった。義母のことや、自分たちの今後にも、地域医療の生の知識・経験は必要だから。
しかし不思議なことに、今日の病院は空いていたなあ。

大杉神社と如来院


そのまま帰るのも癪なので、近くをちょっと散策。「大杉神社」というのは小さな祠みたいな社だったが、残されている庚申塔などから、江戸時代からあることは分かった。
如来寺は前に来たことがある。そのときは石仏にはほとんど興味がなかったので年代までは気にしなかったのだが、今回、じっくりと見てみたら、

小さな社だが↑ いい感じの燈籠や庚申塔などがある↓





↓安政年間。江戸末期



今市の彫刻屋台倉庫。2つこんなところに並んでいたのか。



如来寺の石仏。菩薩像だと思うけれど、聖観音だろうか? 自信がない


「延宝」と「午」が読めるので、延宝6(1678)年だ。341年前! 1600年代にしてはきれいに残っているなあ。すごい。



↑本殿と鐘楼↓



かつては徳川家光の宿泊用御殿がここに建てられていたのだとか。なかなか由緒あるお寺なのだが、訪ねる人は少ないなあ。

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