白詰草かぁ。なんか懐かしい景色のような……。
「○○くん」は、どうもカフェトゥーリーのお孫さんみたいで、トゥーリーの裏手まで連れて行かれた。トゥーリーのマダムが、いきなり見知らぬ子ども2人とおっちゃんと毛が抜け替わっている途中の犬がやってきて、アッパトッパしていた。○○くんは出かけていて留守だというので、そのままUターン。かなり遠くまで来たので、ベンチで休憩。
ライチェルのリード、消してあげようね。
デートの邪魔にならぬよう見守る?
ゆうくんは歩きながらこんなものを作っていた。
こんなところにお地蔵さんの祠があったのね。気づかなかった。例によって一礼しているゆうくん。
なんか彫ってあるのだが摩耗して読めない。小さいほうのは明和3(1766)年の銘があった。
少し離れたところには、かつてはお堂だったらしい小屋が……
今は藁収納小屋?
このへんは、田圃のそばにこんな墓地がいっぱいあって、江戸時代の墓と平成の墓が同居していたりする。
炭焼きにしては煙が盛大に出すぎているような……?
何つまらないもの撮っているの? とゆいちゃんに言われた。こういうのを撮れるようになるのが大人になるってことなんだよ。
ほんと、誰でもいいライチェル。初めて会った農家の爺さまと。
「恋占い花だ~」とゆいちゃん。それはフランスギクというのよ。
ゆいちゃんもゆうくんも、もう「ライチェル探検隊」とは言わなくなった。ゆいちゃんは一人語りのトーンも落ち着いてきて、日に日に成長していることが分かる。ほんとに「ライチェル探検隊」は、一瞬の輝きのようなものだったんだろう。
来年はもう、こんなこともできなくなっているだろうな。
ライチェルも今年17歳だそうだし、いつまで一緒に散歩できるか……。
あたしも……ね。
足腰の健康はしっかり保ちたいもんだわ。