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のぼみ~日記2018


2018/10/15

これは古いぞ 見逃していた狛犬その2


もう一か所は高尾神社。栃木県内には高龗神社というのが多いのだが、なぜかここは「尾」と書いている。
ここの内陣に古い狛犬を見つけたと、秋葉子館長に教えてもらってからずっと気になっていたのだが、確認するのが今日になってしまった。
最初は、内陣だから見逃していたのかと思ったのだが、どうも神社そのものを見落としていた可能性が高そうだ。
最近は記憶がどんどん消えていて怖いほどだが、この神社は記憶にないような……。

住宅地とつぶれたパチンコ屋に挟まれていて目立たない場所。



目に入ったのはこのへんてこな石像。



仁王像かとも思ったのだが……不動尊と読める↓。安政6(1859)年、石工・梅吉……かな?




お目当てはこちら。内陣にいるはじめ狛犬。



向かって左側。頭に何か乗っているような気もする……

分かりづらいが、歯が見えているから阿像なのだろうか、それとも歯を食いしばっていて吽像なのだろうか……

尾はこんな感じでシンプル。



向かって右側。こちらは角はなさそうだ。どちらも口が開いているんだかどうか分からないので、阿吽の区別を意識していたのかどうか……。阿吽は分かっていても表現できる腕がなかったのか。



頭は螺髪風で顔は人面風。越前狛犬などの影響はまったく感じられない。

胴体の下がくり抜かれていない、ごくごく初歩的なはじめちゃんだ。



木彫もかなり立派なもの。



狛犬の年代は分からないが、境内の燈籠には宝暦4?(1754)年と読めそうな年号があった。狛犬はもう少し古くてもよさそうだが、単に下手なだけかもしれない。



この狛犬の裏に年号でも刻まれていたらいいのだが……。まあ、見られただけでもよかった。秋葉子館長に感謝。



車に乗ろうとしたら、靴やズボンがこんなことに……模様だと思うか……。


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