2018/06/11
ベルギー大使館別荘特別公開
↑撮ってきた写真をKAMUNAの音楽に乗せてスライドショー
中禅寺湖畔には、全盛期には40を超える大使館や外交官の別荘があった。
トーマス・グラバーとかアーネスト・サトウが走りだそうだが、考えてみると、その少し前までは鎖国。徳川政権が崩壊すると、そこから太平洋戦争の前あたりまでは、列強の文明を取り入れるのに必死になっていた。決して賢いとはいえないような人たちがわわわ~っと権力を握ってしまったので、ずいぶん失敗もした。鉄道が狭軌を採用したり、日本列島の東と西で電流の規格が違ってしまったり。
自分で自国の宝を壊したり(廃仏毀釈)、自分たちも欧米列強のようにアジアの支配者になりたいと躍起になり、挙げ句に「鬼畜米英」「欲しがりません勝つまでは」……という限界点まで突っ走った。
そういうワサワサした時代に、こんな優雅なものが作られていたのかと思うと、なんとも複雑な思いになる。明治、大正、そして太平洋戦争前までの昭和時代の世相の変化や大衆の心理は、戦後世代の僕らには想像ができなかったのだが、皮肉にも、今はまた「ああ、あの頃ってこんな感じだったのかな」と思わせるような社会の空気が充満してきている。
……と、いきなり暗めの話になってしまったが、ベルギー大使館別荘が6月の土・日・月、25日までのみ特別に公開されるという。しかし、土日は長蛇の列ができていて、周辺の駐車場も満杯らしい。
行くなら月曜日しかないなあ……11日あたりかなあ……と思っていたら、台風が接近しているとかで、朝からしっかり雨が降っている。
雨の月曜日、人は来ない……よし、行こう! と、家を出た。

まずは腹ごしらえ。月曜日でお休みのところが多いし、中禅寺湖まで行くと観光地価格になってしまうから、久々の山本鉄筋で↑あたしは7品ついた天丼、助手さんは煮込みハンバーグ↓ 600円(税別)


満腹だ~

到着。目の前の無料Pも楽勝で停められた↑。やっぱり雨の月曜日を選んで正解



レインコートに雨よけハット。片手には靴を入れたビニール袋というスタイルで写真撮りまくり

……というわけで、雨の月曜日のおかげでゆっくりじっくり写真が撮れた。↑冒頭のスライドショーでお楽しみくださいませ。

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