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のぼみ~日記2018


2018/04/13

マザーボードを交換


動かなくなったメインマシンの内部。マザーボードはASRockのH81M-HDSというマイクロATX規格のもの

病院~デイホームから戻ると、湯沸かし器が復活していた。今回はガス圧の問題ではなく、イグナイターの不良だったとのこと。前回の出張から間もないので、出張費は無料にしてくれたという。違うところの不具合だったのに、ありがたいなあ。
遅い朝食を食べ、レオの世話をして、どっと疲れた。少し寝て起きたら、Amazonに頼んでいたマザーボードと新しいPCが同時に届いていた。
マザーボードの交換でメインマシンが復活するならそれがいちばんだが、どうなることか。
マザーボードがおかしいのではないかと疑ったのは、電源スイッチを入れると、電源ランプは点灯するからだ。電源ランプが点かないなら電源ユニットや外部のACアダプターをまっ先に疑うのだが、電源ランプは点く。でもCPUファンが回らないということは、マザーボードのどこかがおかしいのかな……と。
届いたマザーボードは同じ型番だったが、なぜか微妙にソケット類の位置が違う。端子の配置も違う。でも、ソケット類の数や端子の数、種類は同じようだ。
これで直ってくれ~と祈りつつ、マザーボードを交換。
CPUファンの足がクリップ式なのだが、これがビス止めよりも面倒で、何回やってもよく分からない。
ソケット類の位置が違うから、配線を間違えないようにするのにもかなり神経を使った。


届いたマザーボード。型番は同じだが、微妙にソケット類の配置が違う。もしかするとR2という後継バージョンかもしれない



配線を間違えないようにしながら、マザーボードを交換した。上に見えているのがもともとのマザーボード

マザーボードの不具合ではなかった(泣)

なんとか組み込んで、CドライブのSSDも取り付けて、祈るようにスイッチを入れたが……。

……動かない……。
マザーボードの費用、まるまる無駄になったか……。泣きたいわ~。

ちなみに、パソコンを自分で修理するというと「なんと無謀な」と、驚く人がいるが、DIY生活の中でも、デスクトップパソコンほど単純なものはない。
  1. マザーボード
  2. 電源ユニット
  3. CPUとCPUクーラー
  4. メモリ
  5. 起動ドライブ
  6. それらを結ぶケーブル
  7. 全部を収納するケース
……基本はこれだけで構成されている。そこにDVDドライブを加えるとか2個目以降のドライブを組み込むとか、そういうのはオプションであって、基本は上記のパーツがあればいい。
自作パソコンやショップパソコンの場合、マザーボードはATXとMicroATXという二つの規格のどちらかだ。僕はもうファンレス静音設計の小型デスクトップに慣れてしまったので、音がうるさく邪魔になるタワー型に戻る気はまったくない。
起動ドライブはHDDが主流だが、最近はSSDが安くなってきて、SSDも増えた。OSとよく使うアプリケーションだけを起動ドライブに入れて、データ類はほぼ全部別ドライブ(内蔵でも外付けでも)に入れるという使い方が正しい。そうしないと起動ドライブが壊れたとき、重要なデータも道連れになるからだ。
で、パソコンがハード的に壊れる場合、HDDなどのドライブ類がいちばん壊れやすく、次に電源関係だろうか。CPUそのものが壊れるということは滅多にない。雷が落ちたとかいうなら別だが。ただし、CPUクーラー(ファン)はHDDと同じくらいよく壊れる。そうなるとCPUが過熱して暴走したり落ちたりする。
メモリも、相性問題で最初からうまくいかないことはよくあるが、一度安定して動作していたメモリが突然おかしくなるということは経験上一度もない。

というわけで、マザーボードを疑ってみたわけだが、違うとなるとどういうことか?
外部のACアダプタを替えてみたり、余っていたCPUファンをつないでみたりしたが動かない。ところが、ファンを付け替えているとき、一瞬だけブーンと回り出し、すぐに止まった。どうも電源ユニットが不安定になっているような気がする。
完全にアウトで電源ランプさえつかないなら分かりやすいのだが、不安定になっているというのが面倒くさい。

しかし、このパソコン、電源ユニットが通常のものではないのだ。
普通はごついファンとトランスがついている電源ユニットが組み込まれていて、そこにAC100Vなり120Vなりをつなぐのだが、小型化するために小さな基板1枚になっており、電源は一度外部でAC/DCアダプタを使って12V直流にしたものがつながれている。つまりこの内部電源ユニットは、DC⇒DCなのだ。
こんな特殊な電源基板はパーツとしては売られていないだろう。実際、Amazonで探したが、みつからなかった。
後にAmazon外も入れて検索したところ、同じようなものが見つかったのだが、通常はまずそんなものは売られていない。

で、探し続けていると、どうもpico psuというシリーズが有名で、ファンレス電源としては定番らしい。

Mini-Boxというブランドで出ている定番のファンレス電源 pico psu ⇒Amazonで7480円


これで代用できるのでは?
しかし、7480円は高い。もし電源ではなかったら、マザーボード同様に無駄な出費になってしまう。まだ電源かどうか分からないので、もっと安いのがないか……あった。

パチモンは ⇒Amazonで2296円
Amazonのレビューでは、pico psuと動きは大差ないようだと書いている人もいるが、こんなパチものは絶対に買ってはいけないと訴えている人もいる
でも、試してみるだけなら、安いほうがダメだったときのショックも少ないし、お急ぎ便で明日届くというのが決め手になった。
これをポチしておいて、次に、マザーボードと一緒に届いた怪しげな中国製パソコンを開いてみた。
メインマシンが復活しない場合、長引かせることなく、新しいマシンに移行しなければならない。

ほんとにこれが4万円台のPC?


それにしてもあたしは怪しいものに手を出すよなあ。貧乏性なので、少しでもコスパのよいもの……と探していくと、怪しい商品に行き着くことが多いのだわ。
その中でもこれは極めつきかもしれない。
⇒Amazonで45584円で売られていた怪しいパソコン


CPUはIntel Core i7 5500U。
Core i7搭載のパソコンは通常10万円以上はする。しかもメモリは8GB積んでいて、ドライブはHDDではなくてSSD。Wi-Fiも最初から積んでいて、5万円以下ということがあるのか?
さらに怪しいのは、「Windows10(ライセンス無し)」という記述。ライセンスがないWindowsが入っている?
まあいいや。起動さえすれば、Windows7のインストールディスクは持っているので、それをインストールし直せばいい。
そう思って買ったのだが、翌日すぐ届いたのも驚きならば、その小ささにも驚いた。Mac miniより小さい。
メモリを増設できるかと思って、届いてすぐ、起動もしないうちから蓋を開けて中を見た。

この小ささ! 届いた途端に蓋を開けて中身を見る人は少ないだろうな


で、すぐに分かったことは2つ。
  1. SSDは2.5型SATAではなく、mSATAだった
  2. メモリもノートPC用の規格だった

つまり、このPCはデスクトップだが、設計的にはノートPCと同じなのだ。
mSATAという規格は今では古くなり、後継のM.3(エムドットスリー)という規格が主流になりつつある。また、デスクトップパソコン用のマザーボードでmSATA規格のソケットを持っているものは少ない。
しかし、SATA2.5型のSSDに比べればmSATAのSSDはコストが高いので、パーツの採用としては相当風変わりなことをしている。
mSATA規格が古くなってしまい、在庫がだぶついたmSATAのSSDを大量に安く買い付けたのだろうか。
メモリソケットは1つしかないようで、それもちょっとがっかりだが(裏側に隠れているかなと思ったが、なさそうだし、引っこ抜いてまで確認する気にはならなかった)、まあ、8GBあればいいか……。
ということが分かったところで、USBに無線キー-ボードとマウスをつなぎ、HDMI端子にモニターをつないだ状態で電源を入れると、あらら、あっという間にWindowsの画面が出た。
ライセンスなしというけれど、どうなんだろうとコンピュータのプロパティを見たら、しっかり「ライセンス済み」と表示される。
つまり、普通にWindows10がインストール済みのパソコンなのだ。ベアボーン(ケースに電源とマザーボードがセットされたもの)じゃないじゃん。完全な完成品じゃん。
Core i7で8GBメモリでSSD搭載のWindows10パソコンが4万円台? いよいよ怪しいが、安い分には文句はない。
メインマシンが復帰しなければ、これとしばらくつき合いながら、次の手を考えるとしよう。
しかし、いつもの環境を設定するのは数日かかる。
今日は疲れているし、そこそこにしておこう。と思いつつ、ATOKをインストールし、CAPSLOCKとCtrlキー、半角/全角と変換キーを入れ替え、格メの64ビット版を入れ、IrfanViewを入れ、秀丸メールを入れ、QXを入れ、ブラウザをChromeにして……とやっていく。
そのへんで力尽きる。
二日ぶりに風呂に入り、今日はおしまい。

SSDはmSATA規格。125GBはかなり小さい。しかもそれをCドライブとDドライブに分けているので、かなり厳しい


メモリはノートPC用のDDR3L。ソケットは1つらしいが、8GBあればまあ大丈夫



机にセットして使い始めた。左上に見えているのはメインマシンでCドライブに使っていたSSD。ここからアプリなどをコピーするため、USB接続にしてつないでいる



興味のあるチャレンジャーはどうぞ。サブ機として考えれば超お買い得 ⇒Amazonで45584円



Intel Core i5のは ⇒28980円で売られている


このXCYというメーカーは面白い。Amazonで売られている製品一覧は⇒こちら


助手さん曰く「小さいのはいいわね。予備にもう1台買っておけば?」
ほんとにそう思わせる製品だわ。ただ、耐久性とかは未知数だね。


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