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のぼみ~日記2018


2018/01/27

ウクレレ教室


今日は親父のいるホームでスタッフを生徒にしたウクレレ教室の初日だった。
みんなもう忘れているんじゃないかと思ったが、案外真剣にやってた。
チューニングをして、Cを押さえてダウンストロークで刻めるようにして、他にFとかG7とかも弾けるようになれば、主要3和音でいろんな曲がそこそこ伴奏できるよ、みたいなところまでで初日は終了。
そっか、初心者は弦の押さえ方からして分からないんだな、指を寝せちゃったりするのか……そういえば、遠い昔、中学生のときに初めてギターに触れたとき、自分もそうだったかもしれないと、ぼんやり思い出した。
楽器を弾くのって、最初が大変なんだよなあ。小学校でリコーダーを初めて吹いたときも、音がしっかり出ずに、泣きながら『アマリリス』を練習したものだった。あのとき頑張ったから、57歳で初めてEWIに触れたときも、ちょっと練習しただけでなんとかなったんだろうな。

うちに戻ってきて急いでレオのところに行った。かなり具合が悪い。これだけ寒さが続くと、老体では耐えられないよなあ。

テレビでは水道管が破裂して水が噴き上げているシーンがニュース番組で流れている。東京都内で零下3度を下回るのは何十年ぶりとかなんとか言っているけど、そんなの昔はあたりまえだったなあ。
でも、少し心配になって、かわず庵の様子を見にいく。庭はやっぱり雪に閉ざされていた。トイレは水は出たが、便器の中は凍っていた。

今年はかわず庵の春は遠のいたな


お湯が出ない!


夜、風呂に湯を入れ始めたら止まってしまった。給湯器が点火しない。おいおい~、この寒さの中、お湯が出ないんかい。
  1. 水は出てくるので配管が凍結したのではない
  2. ガスボンベのメーターをチェック。正常。そもそもコンロはつくのでガスは出ている
  3. 給湯器を見る。点火しようとするとゴーっと音がして、すぐに切れるの繰り返し。
これは給湯器が故障したな、点火プラグあたりが怪しいな~。もう夜だし、明日は日曜だし、まいったなあと思いつつノーリツの修理受付センターに電話。
この寒さや雪で修理依頼が殺到しているらしくて、なかなかつながらない。「インターネットでも受け付けています」とアナウンスされるが、しばらく待っていた。でも「あと5人お待ちです」と自動音声が流れた時点で諦めてネットで修理依頼フォームを送信。

2018/01/28

翌朝、何度かついたりきえたりしながらもなんとか顔が洗えるくらいの時間、お湯が出たという。でも、点火がスパッといかないので、どっちみち点検はしてもらわねば。
日曜日だから諦めていたのだが午後に修理センターから電話があって、3時から4時の間くらいに行くという。おお! すばらしい。
折りしもテレビでは大阪国際女子マラソンでノーリツの42歳ママさん選手・小﨑まりが頑張っている。6位で完走。ノーリツ、ええぞええぞ!

修理屋さん到着。
「小﨑まり、6位で完走しましたよ」と言ったら、なんのことか分からないらしく、ポカンとしていた。
「9年……今年10年目ですね」
というので、
「小﨑まりが?」
と訊き返したら、
「この給湯器が……」
……あ、そういうことね。

順番にチェックします、というので見ていた。
  1. 点火プラグ交換⇒症状変わらず
  2. バーナー回りをブロワーで吹き飛ばして清掃⇒思ったほど埃はついてなかったとのこと。症状変わらず
  3. ガス供給口のバルブを外して口金を清掃⇒変わらず
このへんで、なんかいや~な予感がしてくる。

いろいろやったけれど、症状変わらず


で、しばらくして原因判明。
なんと、給湯器ではなく、ガスの供給側の問題だった。
給湯器までガスは来ていて圧力(静圧)もちゃんとあるのだが、点火しようとすると急激に圧力が落ちるとのこと。
「これは配管が詰まっているとかで、正常な圧力が得られていません。ガス屋さんに見てもらってください」とのこと。
すぐにガス屋さんに連絡。
留守番らしい人が「今日ですか? お急ぎですか?」と、どよ~んとした声で応じる。
「なるべく早くお願いしますよ」
と言って切ったら、小一時間して電話があり、今から行く、と。
年輩のおじさんがやってきて、状況を説明したら、動圧を計測する前にさっさとガス圧調整器を交換した。
その後、圧力を測ったら正常範囲を示したので、原因は圧力調整器でしょう、ということに。

結局、給湯器は問題なく、ガスボンベに取り付けたガス圧調整器↑の不良だと判明。10年はもつ、という前提の装置だそうだが、9年経過だった。そうそう壊れるものではないというけど、まあ、機械だから壊れることはある。しかし、これが原因だとは思わないよなあ……

というわけで、日曜日なのに給湯器メーカー提携の修理屋さんもガス工事屋さんも来てくれて、完全に直った。素晴らしい。
修理屋さんからケータイに電話があったとき、「ノーリツ修理」という表示が出たので、前に登録済みの番号だと分かった。
かわず庵の給湯器を修理に来ていたのを見ていて、名刺をもらっていたのだった。そのとき「何かあったらメーカーじゃなくてここに直接依頼していいですか?」と訊いて「はい」と答えていたのを思い出す。いざというときにすっかり忘れているなあ。
今回は、修理屋さんにメーカーから連絡が入ったのは午後になってからだったという。
メーカーは土日は休みで、修理は契約している修理屋さんが担当。受け付けコールセンターも外注だろうから、直接依頼しなかったのに日曜日のうちに解決したのは運がよかった。土日でも関係なく出撃態勢はとっているんだとか。
この修理屋さんはノーリツ専門で、他のメーカーの機器はやっていないという。でも、ノーリツの社員ではないわけで、小﨑まりを知らなくても不思議はないわけだわね。

ガス屋さんのほうも、修理に来たのは契約している修理店だろう。ガス屋のブランド名の入った作業着を着ていたが、道に迷って電話してきたから、いつも来ている営業所の人間ではない。
年輩の人だったから、個人営業の親方だろう。

日本はまだ捨てたもんじゃないなと思う。
レバーをちょんと押すだけでお湯が出る。そういう生活がいかに贅沢で幸せなことか思い知ると同時に、その便利さを支えている人たちへの感謝の気持ちもわいてくる。
それに比べて、大企業や一部官僚たちの仕事ぶりはどんどん杜撰に、お粗末に、無責任に、ずるくなっているんじゃないだろうか。
……とまあ、いろいろ感じ入ってしまった一日だった。

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