やはり存在感を大きく放っているのは裏門の狛犬だ。
この狛犬は年号が刻まれていないので建立年が分からない。立派だし、大きいから、そんなに古くなさそうに思えてしまうが、もしかするとものすごく古いのかもしれない。
というのも、顔のテイストや全体のフォルム(肉付きや巻き毛の雰囲気)がどことなく日光東照宮奥の院参道の狛犬と似ている気もするからだ。

↑これは日光東照宮奥の院参道の狛犬だが、少しだけテイストが似ているような……?
両者を比較すると、東照宮の狛犬のほうが洗練されている。
東照宮奥の院の狛犬は東日本最古ということになっている。それと同時代、もしくはそれ以前だとしたら、大変なことだが……。