
高覧下は龍。車隠しは波に千鳥


車隠しには波に千鳥。図柄としては定番だが、彫刻屋台ではあまり見ない。たいていここは龍か懸魚、亀、魚などだが……



高覧下に龍。これはよくあるパターン。それだけに、車隠しの波に千鳥が目を引く


この鶏が実によく彫れていて見入ってしまった。きれいに彩色修復されていてすばらしい





脇障子には大振りな菊と鳥


このあたりも見事に彩色補修されていて嬉しい

鳥は山鵲(さんじゃく)だろうか。表情がいい




正面は提灯がぶら下がっていて鬼板周りが撮れない。提灯を左右に少し引っ張ってもらって、なんとか撮ってみる

鬼板は金龍なのか犀(サイ)なのかちょっとよく分からない。顔が龍っぽくないが、胴体は龍のようなので龍かな……。懸魚は飛龍だろうか

懸魚の霊獣。胴体は魚だから、龍でも犀でもない。龍の頭、魚のような胴体、翼のある姿を持つ「飛龍」か

内障子回りには花鳥が散りばめられている

右は雀だろうが、左の青い鳥はなんだろう。オオルリ、コルリ、ルリビタキあたり?

小鳥の表情も実に生き生きしている。修復した職人さんの腕がいいのだろう




後ろに回ると、大きな竜虎が柱隠しになっている

