戦後、生存者叙勲制度が復活した際の、最初の勲一等瑞宝章叙勲者である。その際、池田勇人内閣総理大臣が、松永を候補者に挙げ、誰からも異論はなかった。しかし、料亭で池田から打診された松永は「人間の値打ちを人間が決めるとは何ごとか」と激高し、帰ってしまった。
池田から松永の説得を要請された永野重雄は、『(あなたが叙勲を)受けないと生存者叙勲制度の発足が遅れて、勲章をもらいたい人たちに、迷惑がかかる。あなたは死ねばいやでも勲章を贈られる。ならば生きているうちに貰った方が人助けにもなる』と松永を説得した為、松永は不本意ながら叙勲を受けることにした。
それでも松永は抗議の意志を示すため、叙勲式典を欠席した。その後、栄典の類は反吐が出るほど嫌いだとして、死後を含め全ての栄典を辞退すると公言する。このため、松永の訃報を受けた佐藤栄作内閣が政府叙勲を即日決定したものの、遺族は松永の遺志を尊重して辞退した。
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