のぼみ~日記 2015

2015/07/17

颱風一過

颱風は日光までは大した影響を与えず日本海に抜けていった。
雨はかなり降ったので、あのモリアオの卵は今頃どうなっているかしらと思い、またまた小来川へ。
黒川沿いに北上するのだが、こんなに雨量のある黒川は初めて見る↑ 昔、よく氾濫したというのもよく分かる。

落ちてはいなかった。たっぷり水を含んで落ちそうだけど


中身(オタマ)は大方落ちたかな


左奥に見えているのは、もしかしたら落ちないまま干からびた可能性も? 今年は6月に雨が降らなかったからなあ


かといって、中でオタマになる前に大雨が降ったりしてもまずいのだよね。難しい


一回りして戻って、コッソリープの点検。一度伐られた竹がまた伸びている


土嚢袋を突き破って生えてきた竹

颱風に備えてか、川からの取水口を閉められてしまったらしい。U字溝を流れる水量が減って復活の沢のほうに水が行かず、沢がまた涸れていた。これもまた難しい。

今日のオマケ 「アベ政治を許さない」



澤地久枝さんの呼びかけで、7月18日午後1時、全国一斉に「アベ政治を許さない」と書いたプラカードを掲げようという運動があった。
「あった」と過去形で書いているが、実は僕がこれに気がついたのは18日の夜のことだった。結構ネットニュースを見ているし、フェイスブックなどを通じてこの手の情報は相当飛び込んでくるのだが、そんな僕でさえ終わってから知ったのだから、浸透力は今ひとつだった気がする。

ツイッターのつぶやきに出てくるキーワードを時々刻々とランキングするサイトがあるが、2015年7月18日13時のトップは「三浦春馬」で、「#アベ政治を許さない」は100位圏外だった。
13時15分に5位に入ってきて(1位は「隼人」)、13時30分に2位(1位は「ジャガーズ」)、13時45分に1位(ツイート数670)。
14時には3位に落ちて(1位は「ジャガーズ」)、15時には100位圏外に消えていた。

これをどれだけの新聞やテレビのニューズ番組が取り上げたのかを確認してみたかったが、新聞では北海道新聞など数社だけだった。
朝日新聞は『「アベ政治を…」あの筆文字プラカード、コンビニで拡散』という見出しで報じた。
メッセージ入りのプラカードを多くの人が共有できるのは、コンビニで画像を印刷できるサービスを活用しているからだ。

……などと、主に「方法論」を解説していたが、この記事の書き方に、記者たちのもやもや感が読み取れた。
ストレートに安倍政権批判記事を書きたいが、上層部や政府筋から圧力がかかるのをかわすための、それこそ「方法論」だろうか。

今回の日時を決めて一斉にプラカードを……という仕掛けは、アイデアとしてはいいのかもしれないが、不発感、もやもやも残った。少し前にあったアイスバケツなんとかに似たような一過性のものとして認識されてしまうとしたら、残念なことになってしまう。

しかし、澤地さん(84歳)や、文字を書いた俳人の金子兜太さん(95歳)ら、戦争を知っている世代が、なんとかして戦争を知らない世代に事の重大さを伝えようとする姿には心動かされる。
本当に、今の状況がいかに異常か、危険極まりないかを認識できていない人たちが多すぎる。

少し前、フェイスブックにこんなことを書いた。
例えば今、安倍晋三が急死したり重病になって病院に担ぎ込まれたとする。
自民党を継ぐ者は誰か? ほとんどの国民がイメージできないし、誰が継いだとしても、今ほど狂った政策をそのまま継承するだろうか?
……と考えると、今の政権がいかに「独裁者による狂気政権」かが分かる。北朝鮮と変わらないのだよ、基本的に。

それでもピンとこない人がいるので、さらに ブログ版『デジタルストレス王』(https://blog.takuki.com/)にこんな文章を書いた。

安倍晋三の並外れた能力とは ― 2015/07/16 15:06

少し見方を変えてみよう。
日本の御家芸と言われてきたことがいろいろある。精密機械製造とか正確で緻密なサービスとか繊細で奥の深い料理文化とか。
その中に「腹芸」とか「アイデア盗用」というのもある。「ずるい」やり方でそこそこの着地点を見つけて、破綻を避けつつ、じわじわと経済力を蓄え、みんながそこそこ幸せになる。これが「日本式」幸福国家運営論。

諸外国からは「日本はずるい」という評価がある。創造的なアイデア出せないくせに、それを盗んで技術力と高い品質のサービスで世界一の評価を得る。中東やアフガンで戦争が起きたときも「うちは平和憲法があるので戦争に加われません」って言ってやりすごす。「それはずるいだろ」って圧力に抗しきれなくなると「じゃあ、お金出しますから、燃料代の足しにでもしてください」って言って逃げる。

自民党長期政権を築いてきた政治家たちには、この「日本式のずるさ」をうまく発揮して、国を破綻させないことこそが政治なのだと理解して、国内外からの批判をかわしながらうだうだとやっていく伝統のようなものがあった。
それをきちんと勉強せず、「みんなが戦争しているときに後ろで金だけ出すなんてかっこわるすぎる」というガキ大将レベルの知力と理解力のまま、血筋と凡庸さ(庶民受けの要素)で首相になってしまった男が、全部壊してしまった。

未だにこの図式が見えないまま、ガキ大将の論理を「国を守るには武力も必要だし、強い同盟国と共闘するのは正しい」「あたりまえのことを言っているだけなのになんで反対する必要があるのか」などと言っている人たちがたくさんいる。
それは大人の政治力ではない。ガキ大将の頭。でも、これは日本だけでなく、どこの国、どんな民族でもそう。そこに宗教なんかが絡むとさらにやっかい。大衆というのはそういうもの。歴史が物語っている。

安倍晋三のたちの悪さは、政治的な判断力、合理的理解力がないのに、「大衆はそんなもの」ということだけは、政治家一家の中で「世界の根本原理」の一つとして叩き込まれ、育ってきていること。
それが「今の日本の国民が、主導者がいい加減なことを言えば、烏合の衆のようにそちらに従っていく(というのなら)、それは国民に対して失礼じゃありませんか」(煽られたらついていくような国民だと思っているのなら、国民に失礼じゃないですか)というあの言葉(2015/07/15 衆院委員会での長妻昭・民主党代表代行との質疑応答
)に如実に表れている。そう思っているのは自分なのだが、嘘をつきとおせる、騙せるという自信はみじんも揺らがない。その図々しさこそが政治家の資質だと信じている。

「戦後の歩みというのはそんなものだったのですか? 日本は戦後70年、民主主義を徹底し、自由を尊び、報道の自由がある。報道機関もしっかりと勇気を持って報道している。国民のみなさんも、さまざまな情報を手に入れながら判断をしているんです。私は国民の皆様の判断、英知を信頼しているんです」(2015/07/15 衆院委員会での長妻昭・民主党代表代行との質疑応答の最後の発言)
まさに全部、自分がしていること、考えていることと逆のことを言っている。
立憲政治という根本を無視し、憲法でさえ自分の好みに合わせて「運用」できると思っている現首相は、真顔で嘘をつく、心の底から国民を馬鹿にしきるという自己暗示・自己陶酔能力にかけては、超人的なのかもしれない。

日本式の腹芸政治、コピー文化を僕は好きではない。しかし、そうした手法をも使って戦後の焼け跡から立ちあがってきたのも事実。この歴史から冷静に学ばなければならない。
コピー文化であっても、それをオリジナル以上の品質にまで高める技術と生真面目さ。ずるい、面従腹背だと言われながらも、したたかに動いて戦争に巻き込まれず、結果、戦場となった国の人たちからは「日本は我々に爆弾を落とさなかった。困っているときには井戸を掘ってくれたし、道路も作ってくれた、ずっと仲よくしていたい国」という評価も得てきた。
戦後、さまざまな現場で多くの人たちが努力して築き上げてきたこの貴重な財産を、一人のガキ大将が全部壊すのをただ見ていていいはずがない。
(2015/07/16)


安倍内閣の不支持率が初めて支持率を上回ったと報じられているが、それとてアンケートがきたときに「支持しません」と答えているだけのことで、基本的には「ただ見ている」人たちが多い。
ただ見ているだけではいけない。そうした苦悩の中から出てきたプラカード運動なのだから、大切なことは、これを一発の花火で終わらせるのではなく、次々に、あらゆる現場で多くの人たちが独裁者政治を終わらせるために何かをする、し続けることだ。
80代90代の人たちがこれだけ頑張っているのだ。社会の最前線にいる世代が沈黙を守り続けたり、母親たちが家族保守主義を勘違いして口を閉ざしていてはいけない。
今、頑張るのと、どうしようもなくなってから頑張るのとでは、変えられる未来が全然違うのだから。








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「福島問題」の本質とは何か?


『3.11後を生きるきみたちへ 福島からのメッセージ』(岩波ジュニア新書 240ページ)
『裸のフクシマ』以後、さらに混迷を深めていった福島から、若い世代へ向けての渾身の伝言。
複数の中学校・高校が入試問題(国語長文読解)に採用。大人にこそ読んでほしい!

第1章 あの日何が起きたのか
第2章 日本は放射能汚染国家になった
第3章 壊されたコミュニティ
第4章 原子力の正体
第5章 放射能より怖いもの
第6章 エネルギー問題の嘘と真実
第7章 3・11後の日本を生きる

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裸のフクシマ  『裸のフクシマ 原発30km圏内で暮らす』(講談社 単行本352ページ)
ニュースでは語られないフクシマの真実を、原発25kmの自宅からの目で収集・発信。驚愕の事実、メディアが語ろうとしない現実的提言が満載。

第1章 「いちエフ」では実際に何が起きていたのか?
第2章 国も住民も認めたくない放射能汚染の現実
第3章 「フクシマ丸裸作戦」が始まった
第4章 「奇跡の村」川内村の人間模様
第5章 裸のフクシマ
かなり長いあとがき 『マリアの父親』と鐸木三郎兵衛

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