2015/07/11の6
「沼」は見つからなかった
もう一か所、山久保から日光ICそばに抜ける県道14号線沿いにある「沼」というのはどうしても見つからなかった。2往復して、沿道の住民にも訊いてみたが、そんなものはないという。
↑こんな看板があったのでこの道も入ってみたが、そんな店は見つからなかった。少なくとも500mではない。

このあたりに沼があるというのだが、すぐそばの住民に訊いてもそんなものはないと言われた

この道を結局3往復してみたが、見つけられなかった。
瀧茶屋の人も「最近はずっとあの道は通っていないから分からない」とは言っていた。
家に帰ってGoogleマップとアースを確認したが、沼らしきものはない。ストリートビューでこの道沿いをずっとたどっていったら、こんなシーンを見つけた↑
撮影日時は2013年5月となっている。道の横を工事しているところのようだが、水たまりのようなものが見える。ここが湿地になっていたので工事して埋めてしまったのだろうか? もしここにモリアオが毎年産卵していたのだとしたら、本当に無念だ。
その後も、付近の人の「もしかしてゴルフ場ができたところに昔あった沼のことでは?」というような話も追って、旧焼却場がある山道を3往復もしてしまったが、何も見つからず。

付近の人の話では、このへんに沼があったというのだが……ゴルフ場になっている

結局沼は見つからないまま、日枝神社という神社に行き着く。狛犬はいなかった

代わりに石仏のシルエットを
後からGoogleマップを確認したら、すぐそばにもう一社あって、そっちには構え獅子がたの狛犬がいたらしい。確認できず残念。次回。
さあ、蕎麦を食って帰るだけのつもりで出てきたのが半日がかりのモリアオツアーに変わってしまっている。もう欲を出さずに帰ろう。
150号と70号を通って小代に抜けた。そのまま帰るつもりが、あ、今年はまだシモツケコウホネを見ていないと気づいて、シモツケコウホネ棲息保護地に立ち寄ってみた。
シモツケコウホネは今年も無事に咲いていた

あ、咲いている

世界にここだけにしかないという(正確には栃木県内にあと数か所あるらしい)シモツケコウホネ

水面から上に葉を出さないコウホネはこれだけなのだとか

周りに見えている葉は別の植物のもの

地味だけど、ものすごく貴重なものなのだよ

それにしては見に来る人が少ない。まあ、いいんだけどね、そのほうが

上流側で草刈りすると、切れた葉っぱが流れてきてシモツケコウホネに引っかかる

順調に咲いている

1kmくらい離れたビオトープにも行ってみた。ここでも咲いていた

もう少しあちこちに移植して、絶滅のリスクを下げたほうがいいんじゃないだろうか

これも、一人の女性が興味を持っていろいろ動き始めなかったら今頃人類に知られないまま絶滅していたかもしれないのだ。
その女性は地域の人たちの一部に「余計なことをしてくれるな」など、いろいろ攻撃されたりもしたらしい。それでも「これをなんとか消さないようにできないか」と呼びかけているうちに、学者が見に来て、まったくの新種であることが分かったという次第。もちろん国のレッドデータでも絶滅危惧IAに指定されている。
そんな風に、知られないまま絶滅してしまった動植物はいっぱいあるんだろうなあ。
……と、ものすごく中身の濃い小来川ツアー。蕎麦を食いに行くだけのはずが、結局100km以上走っていた。

家に戻ると、桐の葉のイモムシがまたでかくなっていた……う~~ん
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のぼみ~日記の写真は主にオリンパスXZ-10で、他にオリンパスStylus1、ソニー NEX-5R+SONY 50mm/F1.8 OSSなどでも撮っています

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