2013/05/12

アカガエルの悲劇


翌日。改めて明るいところでオオカミ池の様子を確認


こんなアカガエルがいた。これは15時21分の写真 


その後、16時54分の写真。さっきと同じアカガエル? なぜかものすごく弱っている


15時台に見たやつとは違うようだ。なぜ弱っているのか? この前U字溝の枡から引き上げてきたやつだとしたら、おそらく下水の薬品やらなにやらですでにやられていたのだろう。
その枡は深さが1m以上あって、一度落ちたら出られない。長い間、ひどい環境に閉じ込められていて、体内に毒物などを取り込んでしまったのかもしれない。
あるいは、腹が膨れているので、卵を妊んだまま抱接できないとこうなってしまうのだろうか?
いずれにせよもう長くはなさそうだ。

すぐそばではマツモムシが孵化したばかりのシュレのオタマを襲っていた


なんとか縁のところまでは泳いできたのだが……そのまま動かない

2013/05/13


翌朝見に行くとやはり死んでいた。すでに大きくなったオタマに食われ始めている


今日は朝から霧が深い。すぐそばのゴルフ場


ここ、昔は素晴らしい雑木林だったのだろうなあ



霧の中で子孫たちに食われているアカガエル……か。自然の摂理


マツモムシに捕まりそうなシュレのオタマ


シュレのオタマを池に放す


マルバノキを登っていくアマガエル


池の縁に集まっているシュレのオタマ。白っぽくて小さいやつがそう


ツチガエル
こんな小さな池でも、命を巡るいろんなドラマが毎日起きているのだなあ。
救出されなければ孵化することのなかった卵からオタマが孵化して、それも、オタマになれた卵子とそのままダメだった卵子があって、ダメだった卵子は先に生まれているオタマの餌になり、孵化したオタマもその直後にマツモムシや先輩オタマに食われてしまうのがいたりして生き残れるやつと脱落するやつがいて……。
何年も生き延びたカエルも、死ぬと水の中でオタマの餌になり……。
飽きもせず、毎日じ~~っと見ている。
じ~~っと見ていると、一瞬ひょろっとした魚がものすごいスピードでブロックの下から出てきてまたぴゅっと引っ込んだりする。池に入れたのはU字溝から掬い上げたドジョウ1匹とギバチ?の稚魚1匹だから、どっちか。大きさからするとドジョウだったと思うけれど、もしかするとギバチの稚魚が大きくなったのかな。
ニホンアカガエル数匹、トウキョウダルマガエル数匹、ツチガエル数匹は確実に棲みついているが、なかなか全員集合の図は見られない。
アマガエルは池には居着かず、庭の中を徘徊している。これは捕まえてきたわけじゃないけれど、何匹もいる。
あとはヒキガエルがいてほしいなあ。
シュレは今池で泳いでいる小さいオタマが成長していけば、来年は小さなシュレの姿がこの庭で見られるんじゃないだろうか。


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